2007年8月29日水曜日

軽井沢一泊二日の小旅行


8月23日(木)の夜に軽井沢大賀ホールで、私の好きなギタリスト、村治佳織のコンサートがあるためチケットを取ってありました。その後、6月のイタリア旅行でご一緒だったIご夫妻が軽井沢でペンションを経営されていたため、コンサートの後そのペンションに泊めていただくことになりました。

image from www.flickr.com              グリーン軽井沢 07.8.24

 8月23日(木)は午後、蓼科の山荘を車で出発し、1時間35分でIご夫妻経営の中軽井沢のペンションに到着しました。そこでIご夫妻と再会を果たしました。あの12日間のイタリア旅行から2ヶ月しか経っていないのに、たいへん懐かしい気持ちでした。学校を卒業して以来、家族以外の人と12日間も行動を共にするというのは、海外パケージ旅行くらいしかないと思います。これだけの期間を一緒に旅行すると、共有の体験があり、なにか連帯感のようなものを感じるのは私だけでしょうか?

image from www.flickr.com            軽井沢大賀ホール 07.8.23

夜、7時から軽井沢大賀ホール(http://www.ohgahall.com/)でのコンサート「武満徹のVoice」を家内と聴きに行きました。村治佳織(ギター)、藤原道三(尺八)、今井信子(ヴィオラ)、野平一郎(ピアノ)、林美智子(メゾソプラノ)が出演しました。村治佳織はギター・ソロで武満徹編曲の「ロンドンデリーの歌」、「サマータイム」、「オーバーザレインボー」を弾きました。村治佳織のコンサートは何度も聴いていましたので、だいたい期待どおりでした。林美智子が武満徹の歌曲「燃える秋」、「めぐり逢い」などを歌いましたが、これが大変良かったです。これらの歌にはシャンソンのような味がありました。ギター曲でもそうですが、武満徹の曲には旋律のきれいな曲が多いと思います。

  コンサートの後、Iご夫妻とゆっくり歓談することができました。

image from www.flickr.com             堀辰雄文学記念館門 07.8.24

翌日午前中はIさんからお勧めいただいた、軽井沢町追分宿郷土館、堀辰雄文学記念館、旧三笠ホテルを見て回りました。堀辰雄文学記念館は文学に詳しくない私でも楽しめました。

image from www.flickr.com            旧三笠ホテル07.8.24

お昼は、これもIさんからお勧めいただいた軽井沢銀座の「わかどり」(http://gourmet.yahoo.co.jp/0006720001/M0020001155/)に行って昼食をとりました。たいへん人気の店で、30分位並んで待ちました。しかし、待った価値は十分ありました。鳥の「むしり」を食べましたが、独特の秘伝のタレで美味しかったです。


image from www.flickr.com             わかどり/軽井沢銀座 07.8.24

午後は家内の希望で万平ホテルに行き、ステンドグラスを見ました。その後、聖パウロカトリック教会を見て、軽井沢プリンスショッピングプラザに寄って、夜7時頃に蓼科の山荘に戻りました。


充実した軽井沢での二日間でした。Iさんご夫妻にはたいへんお世話になり、ありがとうございました。

2007年8月18日土曜日

真夏の蓼科


普段は静かな蓼科の別荘地も8月のお盆休みの頃には、一気に賑やかになりました。8月11日(土)~15日(水)頃は私の家の周りの山荘は全て人が来ていました。別荘地内及びその周辺のレストラン、パン屋、スーパーの駐車場は車があふれ、停めるところもない状況でした。ビーナスラインを走れば、車はのろのろ運転です。
image from www.flickr.com          真夏の蓼科山を望む 07.8.17


もっとも、去年までは自分も、お盆休み、ゴールデンウィークや正月休みくらいしかまとまった日数は蓼科に来られませんでした。なんか、そういうことは、もう随分昔のことのような気がします。



蓼科が混雑している時には、山荘のベランダでゆっくりお茶でも飲んで、インターネットをし、周辺を散歩でもしているのが自分にとっては一番の過ごし方です。

image from www.flickr.com                   山荘ベランダ07.8.14

2007年8月9日木曜日

8月のクラスタ「とびいりフリーコンサート」


8月8日(水)晩は国分寺のライブハウス「クラスタ」(HP→http://www.classta.com/)の「とびいりフリーコンサート」に、7月に続いて懲りずにまた参加しました。
今回の参加者(演奏者)は9人でした。
私の番が回ってきて、1曲目はフェルナンド・ソル作曲「練習曲“月光”」を弾きました。この曲は技術的には易しく、家では暗譜できていました。しかし、弾き始めたら途中でど忘れしてしまい、戻って弾き直しました。緊張して、あがってしまう私の癖はまだ治っていません。2曲目はスタンリー・マイヤーズ作曲「カヴァティーナ」(映画『ディア・ハンター』のテーマ曲)を弾きました。この曲は細かいミスはいろいろありましたが、前回のようなひどいミスはなかったように思います。
休憩をはさんで、二順目が回ってきました。二順目はフランシスコ・タルレガ作曲(→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%AC)の「アデリータ」と「マリエッタ(マズルカ)」を弾き、最後に、技術的には易しい「ラグリマ(涙)」を弾き、お茶を濁すつもりでした。しかし、前の人が「ラグリマ」を引いてしまったため(上手でした)、やむを得ず、3曲目はまだ練習中ではありましたが、自分にとっては技術的に難しい、タルレガ作曲の「マリア(ガボット)」を弾きました。やはりこの曲はミスりまくりました。練習で完全に弾けない曲を、人前でうまく弾けるわけがありません。
ところで、いつもクラスタの「フリーコンサート」ではセミプロ級の人が何人か弾きます。この日私が抜きん出ていると思ったのは、千葉のKさんです(見たところ30歳前後)。Kさんは一巡目でフェルナンド・ソル作曲「マルボローの主題による変奏曲」を、二順目でJ.S.バッハ作曲「プレリュード、フーガ、アレグロ」と、いずれも大曲を弾きました。良い音を出し、演奏技術はすぐれ、音楽性もしっかりしていて、私は聴き惚れました。Kさんは19世紀に使われていたタイプという、一回り小さいギターを使っていました。私と同じテーブルの向かい側に座っていたので、休憩時間に「ギターは小さいのにいい音が出ますね。弾き方もいいのでしょうけど・・。」と言ったら、「弾いてみますか?」と言って、私にそのギターを弾かせてくれました。弾いてみると、味のある音が出て、ギタ-の質の高さが感じられました。
あとで分かったことですが、Kさんは昨年の「全日本アマチュアギターコンクール」の優勝者でした(HPはここ→http://awato.net/ajga/compe/07/comrep07.htm)。うまいわけです。私はその19世紀ギターに強い興味を感じたので、Kさんにギターの値段まで聞いてしまいました。今考えれば、私は図々しいオヤジで、冷や汗ものでした。

2007年8月6日月曜日

蓼科の夏のコンサート


蓼科での夏の私にとっての大きな楽しみはコンサートを聴くことです。
8月になると蓼科の別荘地内で毎日のようにどこかでコンサートが行われます(→http://www.tateshina-v.co.jp/event/)。良さそうなものを選んで聴きに行くことは夏の楽しみです。演奏者は別荘地内に山荘を持っている人か、山荘のオーナーの親戚や知人などの音楽家達です。場所は別荘地内のミニ音楽ホールか個人の別荘、あるいはペンションなど。聴衆は普通20人から40人程度で、サロンコンサートの味わい。目の前で演奏を見て、聴くことができ、迫力があります。
今年これまで聴いたのは斎藤輝彦コントラバスコンサート、イリーナ・メジューエワ/ピアノコンサートです。このあと予約してあるのは次の4つ。
  大津純子バイオリンコンサート、長谷部一郎チェロコンサート、
  池貝政俊トリオJAZZコンサート、稲垣稔&田口秀一ギタージョイントコンサート 
8月5日(日)に聴きに行ったイリーナ・メジューエワのピアノコンサートはあまり期待していなかったのですが、良かったです。演奏者のイリーナさんはここの別荘のオーナーの遠縁にあたるロシア人で、なかなかの美人でした。ほっそりとした清楚な感じで、そのままでモデルとして十分通用しそうです。HPはここ→http://www.arstokyo.co.jp/irina/irina_index.html
弾いた曲はベートーベン作曲ピアノソナタ第26番「告別」、ショパン作曲ノクターンハ短調、バラード第3番、ドビュッシー作曲ベルガマスク組曲などでした。一番前の席でしたので、ピアノと演奏者の真ん前、演奏する表情もよく見え、迫力ある生演奏でした。ショパンやドビュッシーなどは情感たっぷりの演奏で楽しめました。演奏後、イリーナさんのCD「ショパン:バラード(全4曲)&舟歌」を会場で購入して、ご本人にCDにサインをしてもらいました(この辺はミーハーに近いかも)。