2014年2月27日木曜日

日本経済新聞電子版

私は日本経済新聞を大学1年の時から購読していますから、もう殆ど半世紀、購読し続けています。しかし、3ヶ月ほど前に、これを配達による購読から電子版に切り替えました。
電子版に切り替えたきっかけは購読自体をやめようかと検討したことです。

私が学生の頃は、新聞は文字通り「新しく聞く」情報でした。私は学生の時に下宿していましたが、私も、私の友達でも下宿にテレビを持っている人間は誰もいませんでした。当時、白黒のブラウン管テレビは高くて、普通の学生には買えませんでした。下宿ではラジオを聴く程度でしたから、配達されてくる新聞の記事は「新しく聞く」情報でした。
しかし、今は配達されてくる新聞の記事は「遅く聞く」情報です。つまり、「新聞」ではなく、「遅聞」になっています。今はネットを通じて常に新しい情報をリアルタイムで見ていますし、また、テレビでもすぐに新しい画像、動画が放映されています。ですから、新聞の記事は情報の事後確認、あるいはまとめと言う感じです。
そこで、そろそろ日経新聞の購読をやめてしまおうか考えました。しかし、一方で、日経新聞の解説や評論、特集記事にはなお捨てがたいものがあります。そして、考えた結果、宅配の購読をやめ、電子版に切り替えました。

日経新聞電子版 2014年2月27日 by Poran111

約3か月間電子版を読んでみて、宅配による紙の新聞と比べての電子版のメリット、デメリットをまとめると、次のようになります。

<メリット>
(1)パソコン、タブレット、スマホなどのインターネットにつながる端末さえあれば、どこにいても、いつでも新聞が読める。
・・・・・去年の秋から事情が変わって、我が家は、蓼科から東京の家に時々帰らなければならなくなっていますので、どちらにいても新聞が読めると言うのは便利です。もちろん、旅行中でも海外にいてもネットにつながりさえすれば読めます。また、電車やバスなどで移動中でも読めます。
今月15日~16日の大雪の際には、蓼科周辺では2~3日間、新聞が配達されなかったようです。我が家は電子版なので、毎日リアルタイムで新聞が読めました。

(2)家族の何人かが各々端末を持っていれば、同時に新聞が読める。
・・・・・紙の新聞では、一人ずつ順番に読まなければなりません。

(3)配達を待たず、早い時間から紙の新聞と同じものを読める。また、「Web刊」、「速報」などの画面ではリアルタイムで記事を読めるので、「遅聞」ではなく、「新聞」として即座に情報を入手できる。

(4)一定の期間の過去の記事も読むことができる。検索機能を使えば、過去記事を探すのも容易である。

(5)読んだ新聞をストックしておくスペースが不要になるし、捨てる手間もなくなる。

<デメリット>
(1)紙の新聞のように、大きくがばっと広げて、紙面全体を見ることができない。
・・・・・紙の新聞に慣れている者にとってはこれが一番の不便です。電子版では、いちいちスクロールしたり、拡大、又は縮小したりして見なければなりません。ただ、字を大きくして読めるというのは利点ではあります。

購読料は宅配の朝・夕刊セット版が4,383円なのに対し、電子版は4,000円と、それほどは安くはありません。配達作業、紙代、印刷代が要らないことを考えれば、電子版はもっと安くてもよいだろうと思います。

全体として考えれば、今は宅配から電子版に切り替えて良かったと思っています。

2014年2月24日月曜日

久し振りのスキーと山肉料理

昨日、一昨日(22日~23日)の週末は次男家族が山荘に遊びに来ました。次男夫婦の生後7ヶ月になる長女は初めての蓼科来訪です。着いた日の22日(土)午後は、ジジ、ババが孫娘を預かってあげて、次男夫婦は二人でピラタス蓼科スノーリゾートにスノボー、スキーをしに行きました。

ピラタス蓼科スノーリゾートかもしかコース 2014年2月23日11:10 by Poran111

翌日、日曜日午前はお嫁さんはスキーは休んでゆっくりしたいと言うので、代わりに私が付き合って、次男と二人でスキーに行きました。

中央アルプス、木曾御嶽山、乗鞍岳@ピラタス蓼科 2014年2月23日11:02 by Poran111

私がスキーをするのはちょうど2年振りです。私は今は普段はスキーをしませんが、2年前の正月に、まだ独身だった次男が一人で山荘に来て、付き合って一緒にスキーをして以来です。

Poran@ピラタス蓼科スノーリゾート 2014年2月23日11:04 by Poran111

ピラタス蓼科スノーリゾートでは、ロープウェイで標高1,771mの山麓駅から2,237mの山頂駅まで一気に上り、4kmのダウンヒルを滑り降ります。この週末は二日とも快晴で風もあまりなく、素晴らしいスキー日和。ゲレンデからは八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、木曾御嶽山、乗鞍岳、北八ヶ岳がパノラマのように眺められました。

<次男のスノーボード@ピラタス蓼科スノーリゾートかもしかコース 2014年2月23日>

私としては久し振りのスキーでしたが、半日、ケガもなく無事に滑ることができました。

信州マタギ亭外観 2014年2月22日18:13 by Poran111

ところで、次男は土曜日に着くと、夕食は猪鍋を食べたいと言います。そこで、急遽、信州マタギ亭に電話して予約し、土曜日の晩はみんなで山肉料理を食べに行きました。私が信州マタギ亭に食べに行くのもちょうど2年振りでした。
マタギ亭は茅野市米沢北大塩の奥まった所にあります(電話:0266-73-9766)

猪鍋@信州マタギ亭 2014年2月22日18:32 by Poran111-

ここの猪鍋は、味噌味の汁に、自家製のたくさんの野菜と、店のご主人が自分で狩猟した猪肉がたっぷり入り、じっくり煮込んで、脂の乗った猪肉がとても美味しく食べられます。
この他に、鹿肉料理、イワタケ、蜂の子など、オーナーご夫妻がご自分で栽培あるいは狩猟、収穫した山の幸、珍味が10種類位出ます。
料理の内容については2012年2月21日付ブログ記事をご参照。→「信州マタギ亭

鹿と猪の剥製@信州マタギ亭 2014年2月22日 by Poran111

いつも食べきれない位のボリュームがあり、全員、満足、納得でした。

ちなみに、この店は去年11月21日のテレビ朝日の番組「いきなり!黄金伝説」で紹介され、放映されたそうです。

次男家族は日曜日の夕方、茅野駅から特急あずさに乗り、無事帰りました。

2014年2月18日火曜日

雪の壁の中のフリスビー

14日(金)~15日(土)の大雪の時に、すぐに雪掻きをして、道路から玄関までのアプローチに人一人が通れるだけの通路をとりあえず作りました。翌日の16日(日)にはアプローチのその通路を更に雪掻きして広げて、なんとか車が玄関先まで入られるようにしました。

雪の通路でのフリスビー 2014年2月18日09:21 by Poran111

雪掻きしたアプローチの両側は雪の壁になっていますが、ランディもそこでフリスビー遊びを再開しています。投げ手がコントロールに失敗するとフリスビーが深い雪の中に飛んで行ってしまうので、気をつけないといけません。

<雪の壁の中のフリスビー遊び 2014年2月18日09:20>

別荘地内では除雪作業が進んできていて、一部を除いて大体どの道も車1台がなんとか通られる程度の広さには除雪されました。しかし、今日時点では、車がすれ違いできる広さにまで除雪されているのは一部の主要道路に限られています。

除雪した雪の山 2014年2月18日09:53 by Poran111

我が家の近くの四つ角では除雪された雪が道路脇に高く積み上げられ、ミニ八ヶ岳連峰のようです。

2014年2月16日日曜日

パク・キュヒ(朴葵姫)ギターリサイタル

2月12日(水)晩は銀座ヤマハホールで行われた「パク・キュヒ(朴葵姫)ギター・リサイタル」を聴きに行きました。パク・キュヒさんの演奏はNHK・BSなどテレビでは見ていましたが、生の演奏を聴くのはこれが初めてです。

ヤマハ銀座ビル 2014年2月12日 by Poran111

会場のあるヤマハ銀座ビルは4年前に建て替えられたもので、新しいビルに行くのは初めてでした。旧「ヤマハ銀座ビル」には20代の頃には時々行っていました。私が初めてクラシックギターを買ったのもこのヤマハ銀座店でした。大学1年の時、当時所属していたギター部の先輩に頼んで一緒に行って見てもらい、買ったのが12,000円の「信濃」ギターでした。そのギターは今もありますが、ヒビが入ったりして、もう使えません。
ここはきれいなビルに生まれ変わりましたが、当時と比べるとクラシックギター関連の販売スペースが今はずいぶん小さくなっています。クラシックギターの置かれる状況の変化を示しているのだと思いますが、ちょっと寂しい気がします。

銀座ヤマハホール 2014年2月12日 by Poran111

ヤマハホールは客席数333で、アコースティック楽器用に作られ、音響が良く、クラシックギターの演奏にはぴったりです。

パク・キュヒ・リサイタル・チラシ一部 2014年2月12日 by Poran111

会場はほぼ満席。パク・キュヒさんは1985年韓国生まれ、3歳から横浜でギターを始め、数々の国際ギターコンクールに優勝している、今人気が上昇しているクラシックギタリストです。
この日の演奏曲目は下記の通りでした。
アルベニス、タレガ、バリオスなどの人気曲にA. ヒナステラの現代曲を混ぜるなど、楽しませる内容です。

パク・キュヒ・リサイタル演奏曲目 2014年2月12日 by Poran111
<アンコール>
菅野よう子(佐藤弘和編曲)   花は咲く
R.ディアンス            タンゴ・アン・スカイ

きれいなトレモロをはじめ技術は高く、どの曲も良かったですが、特に私にはアグスティン・バリオスの大聖堂と最後のトレモロが楽しめました。これらには彼女の豊かな表現力が良く表れていて、作曲者バリオスの意図が伝わってくるような気がしました。
最後に弾いたアルゼンチンの作曲家、アルベルト・ヒナステラ(1916年~1983年)のギターソナタ作品47は、右手で弦を叩きながら、指で弦をはじくなど特殊な技法を使い、オーソドックスなクラシック曲とは違う面白さがありました。
アンコールは菅野よう子作曲(佐藤弘和編曲)「花は咲く」とロラン・ディアンス作曲「タンゴ・アン・スカイ」の2曲。「花は咲く」は佐藤弘和氏の編曲が良く、良いギター曲に仕上がっています。

全体にとても楽しめ、銀座まで出掛けて行った価値は十分ありました。

2014年2月15日土曜日

蓼科も記録的大雪

1月半ばから久し振りに約1ヶ月東京の家にいて、一昨日、木曜日の昼過ぎに蓼科に戻ってきました。着いた日は、とりあえず道路のそばに1台分のスペースの雪掻きをして車を停め、そこから荷物を歩いて家まで運び込みました。

着いた日は晴れていましたが、昨日の朝から雪が降り始め、今朝には既に積雪量は1メートルを超えています。

大雪のアプローチに作った通路 2014年2月15日09:23 by Poran111

このままでは身動きができないので、まだ雪は降っていましたが、とりあえず山荘の玄関から車を停めてある所まで、家内と二人で、アプローチを雪掻きして歩ける通路を作りました。そして、車の上の雪も落としました。これで、除雪車が家の前の道路の雪掻きをしてくれれば、必要があればいつでも車で出られます(上の写真)

一部雪掻きした庭とベランダ 2014年12月15日10: 24 by Poran111

そして、ランディが外に出られるように、ベランダにたっぷり積もった雪掻きをし、その前の庭も一部雪掻きをして、下りられるスペースを作りました。ちょっと雪掻きしただけなのに、どけた雪は人間の肩くらいの高さになりました(上の写真の左側)。

昼近くなってきたら、ほとんど雪はやんできました。もう大雪の峠は越えたようです。

2014年2月9日日曜日

東京の大雪

昨日朝から降っていた雪は今日の早朝まで降り続き、東京でも大雪となりました。都心でも 27cmの積雪で、45年振りとか。我が家のあたりでは、正確には測っていませんが、30cm位は積もっていたでしょう。

45年振りの大雪 2014年2月9日07:24 by Poran111

午後、気温が上がったのを見計らって、家の前の道路の雪掻きを家内としました。蓼科の軽いサラサラの粉雪と違って、東京の雪は水分をたっぷり含んで重たいので、疲れます。

雪の公園を散歩 2014年2月9日16:05 by Poran111

夕方、近くの公園にランディの散歩に行きましたが、まだたっぷり雪が残っていて、ランディにとっては、東京にいても蓼科のように雪の上の散歩ができました。

2014年2月6日木曜日

庭の梅の開花

今日、東京の我が家の庭の梅が2輪、初めて開花しました。
一昨日、火曜日に雪が降った後、昨日今日と寒い日が続いていますが、それでも梅の花は開きました。ふくらんだ沢山の蕾はこれから続々と花開いてくるでしょう。

庭の梅の開花 2014年2月6日0939 by Poran111

考えてみると、私が東京の家の梅の開花を見るのは5年振りです。この4年間は冬の間もずっと蓼科高原の山荘で過ごしていました。今回は久し振りに、1月半ばから約1ヶ月東京の家にいます。
しかし、そろそろ蓼科の真っ白な雪景色が恋しくなってきました。1週間後にはまた蓼科に戻る予定です。