<穂高交流学習センター「みらい」外観 2015年5月17日>
私はブラーボ(Leonardo Bravo)さんの生演奏はこれまで3回聴いたことがありますが、単独でのリサイタルを聴くのはこれが初めてでしたし、私の好きなギタリストの一人でもありますので、楽しみにしていました。
<レオナルド・ブラーボさんの演奏@みらい 2015年5月17日15:14>
この日の演奏曲目は次の通りでした。使用したギターは第1部がエルナンデス・イ・アグアド1966年製作で、第2部が、このコンサートの主催者でもあり、松本市在住のギター製作家、中野潤氏2008年製作のものでした。
<演奏曲目>
*1部
・カルロス・アギーレ作曲 風景組曲(Suite Paisajes)
プレリュード
チャカレラ
インテルメッツォ
ヴィダーラ
バイヨン
・フェデリコ・モンポウ作曲 コンポステラ組曲(Suite Compstelana)
プレリュード
コラール
クーナ
レスタティーヴォ
カンシオン
ムニェイラ
*2部
・マヌエル・ポンセ作曲 エストレリータ
・2つのブラジル作品
マルセリーノ作曲 ショーロ9番
エグベルト・ジスモンチ作曲 パリャーソ(Pallaco)
・2つのアルゼンチンタンゴ
アストル・ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの冬
〃 アディオス・ノニーノ
・2つのウルグアイのカンドンベ
キケ・シネーシ作曲 ショルグア(Yorugua)
〃 澄み切った空(Cielo abierto)
*アンコール
・ユパンキ作曲 ラ・ポーブレシータ
・カルロス・ガルデル作曲 想いの届く日
・ピアナ&カスティージョ作曲 口笛を吹きながら(Silbando)
<アンコールでの演奏@みらい 2015年5月17日15:57>
この日はタイトルのイベロアメリカの通り、スペイン及び中南米の作曲家の曲が揃えられましたが、タンゴや民族音楽など、快適なリズム感に溢れ、アルゼンチン出身のブラーボさんでなければ体現できない演奏だと感じられました。この日は2本のギターを使いましたが、いずれのギターにおいても彼の手により美しい音が引き出されて、それに乗り伝わってくる彼の魂が私の体に響きました。単独でのコンサートでしたので、彼の持ち味がたっぷりと伝わり、予想した通り、あるいはそれ以上の感動でした。
<打ち上げ会場「トラットリア・ピッコラーナ」 2015年5月17日17:22>
演奏後の5時半からの、ブラーボさんを囲んでの打ち上げ会にも参加しました。会場は近くのイタリア料理店「トラットリア・ピッコラーナ」。地元の伊藤正巳先生や、主催者・中野さん他、参加者の皆さんといろいろお話ができました。ブラーボさんからはギターの練習方法のお話から、アルゼンチンでの子供時代の逸話まで様々なお話をお聞きし、ブラーボさんの親しみやすい人柄もあり、とても有意義な、楽しい打ち上げ会でした。
<Astor Piazzolla "Adios Nonino" by Leonardo Bravo>
主催者の中野さんに感謝すると共に、ブラーボさんには是非また遠くない内に信州にいらして、コンサートをしていただければ良いなと思います。
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