これはギタリスト・尾尻雅弘先生の門下生及びその関係者が参加演奏する、2年に一度の発表会です。私は今回初めて参加しました。
<軽井沢大賀ホール正面入り口 2017年10月7日13:56>
蓼科の我が家からは軽井沢大賀ホールまでは、女神湖の横を抜け、県道44号を通って1時間50分程で、午前10時ちょっと過ぎに到着。
大賀ホールは、ソニーの経営者であり、声楽家・指揮者でもあった大賀典雄氏(1930年~2011年)が自身の退職慰労金、約16億円からの手取額すべてを軽井沢町に寄付して、建築されたものです。2005年4月29日に開館しました。ホール内のどの席へも音が均一に届くように建物の形状を五角形として設計されています。ホール(建築面積約726坪)は約1,966坪の大きな敷地の中に建っています。
<池越しに見る軽井沢大賀ホール 2017年10月7日13:59>
さて、私は控室で指慣らしの練習などをした後、午前中にステージに上がって、リハーサルの演奏を一回しました。ここのステージ上で弾くギターの音は自分に自然な感じで聞こえます。
午後1時から発表会は開始。2回の休憩を挟んでの3部構成で、第1部と第2部はソロが中心、第3部は二重奏から五重奏までの重奏のみ。全部で18組、31人の門下生が演奏しました。
<私の演奏@軽井沢大賀ホール 10月7日13:38>
私は第1部の7番目に出て、フランシスコ・タレガ作曲「前奏曲第11番」とアグスティン・バリオス作曲(鈴木大介編纂)「ワルツ第3番 ニ短調 作品8-3」の2曲を演奏しました。
大賀ホールは全784席あり、私が今まで弾いたホールの中では最も大きなホールです。ステージに上がって弾き始めると、私はホールの大きさに比例して緊張して、弾いていて指がもつれる所が何か所かあり、タッチミスも所々に出ました。しかし、後で尾尻先生や聴いていた人達にお聞きすると、幸い、ひどい目立つような破綻ではなく、なんとか最後まで弾いたようでした。
<大賀ホールでの演奏風景/yayoyayoさん演奏 10月7日14:46>
自分の演奏が終了した後は、私は客席に行って、他の人達の演奏を聴いていました。第2部はあえて最後列に座って聴きましたが、普通のアマチュアが弾くクラシックギターの音でも最後列でしっかり聞え、このホールの響きの良さが実感できました。やはり、素晴らしいホールです。
<尾尻先生とヴァイオリスト天野さんのデュオ 10月7日16:40>
門下生18組の演奏が終わった後、尾尻先生とヴァイオリニスト・天野(平泉)亮子さんのデュオでアストル・ピアソラ作曲『タンゴの歴史』より「ナイトクラブ1960」が演奏され、そして、アンコールでは同じくピアソラ作曲の「アヴェ・マリア」が演奏されました。
デュオによるピアソラの2曲は、尾尻先生のいつも通りの安定したテクニックのギター演奏に、天野さんの澄んだ、きれいな音色のヴァイオリンが加わり、素晴らしく、私にとっては感動的な演奏でした。
<打ち上げ会@演奏者ラウンジ 10月7日17:15>
全ての演奏は予定通り5時少し前に終わりました。次は、大賀ホール内の演奏者ラウンジで打ち上げ会です。料理やおつまみはケータリングサービスを使い、演奏者全員とそのご家族、関係者が集まりました。
初参加の私は初めてお目にかかるいろいろな人達とお話ができました。
こんな立派なホールで弾くのは貴重な楽しい経験になり、また、大勢の人達と交流ができ、私にとってはとても有意義な発表会となりました。
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