2025年6月20日金曜日

オルガンメディテーション@東京カテドラル聖マリア大聖堂


もう1週間経ってしまいましたが、東京都内の家に10日間ほど戻っていた時に、都内文京区の東京カテドラル聖マリア大聖堂に「オルガンメディテーション」を聴きに行きました。

オルガン・メディテーションは20年ほど前から毎月一回、原則として第2金曜日の午後7時からこの大聖堂で開催されており(入場無料)、私はちょうど1年前の6月に初めて聴きに行き、とても良かったので、また聴きに行きたいと思っていました。今回、タイミングが合い、ようやく二度目を聴きに行くことができました。

<東京カテドラル聖マリア大聖堂の外観/右側は鍾塔 6月13日18:38>

東京カテドラル聖マリア大聖堂(別名「カトリック関口教会」)は日本のカトリック教会の総本山のようなもので、日本では一番大きな教会です。
この大聖堂の建物は著名な建築家、丹下健三氏の設計により1964年に竣工し、建物の高さ39.4m、延べ床面積は3,650平米(1,106坪)の大きさです。

<東京カテドラル聖マリア大聖堂の祭壇 2025年6月13日18:42>

現在のパイプオルガン(下の写真)は2代目で、2004年に完成したイタリア製の『マショーニ・オルガン Op. 1165』。教会のオルガンとしては日本で最大です。

<パイプオルガン@東京カテドラル聖マリア大聖堂 6月13日19:43>

「メディテーション」なので、祭壇上の司祭の簡単なお話し、聖書朗読、祈りの間に挟まれてパイプオルガンが演奏されていきます。

この日の演奏曲目は下のプログラムP.3の通りです。

マリア大聖堂の内壁はコンクリート打放しで、この教会特有の豊かな残響を生み出します。ここの残響は7秒に達し、石造りなどの典型的な中世ヨーロッパの大聖堂よりも長く、ヨーロッパの大聖堂のそれに似た音響特性は日本では珍しいと言われています。現代的なコンサートホールでは味わうことができない教会特有の響きです。

豊かな残響により聖堂内に充満するパイプオルガンの響きは、聴いている私の心に染みわたり、普段聴く音楽ホールでのコンサートとは大きく違う、異次元のものです。

特にJ.S.バッハの曲の演奏を聴いていると、当時バッハが神への祈りのために書いた音楽はこのような響き、音の世界を求めていたのではないかと私には感じられます。

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<オルガンメディテーション/阿部翠・プログラムP.1~表紙>


<オルガンメディテーション/プログラムP.2 ~メディテーションと演奏の順序>


<オルガンメディテーション/プログラムP.3~演奏曲目>


<オルガンメディテーション/プログラムP.4~演奏者プロフィール>

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