2013年3月23日土曜日

藤元&小暮・春のスペシャルコンサート

3月20日(水・祭)は須坂市の小音楽堂「夢奏庵」で「藤元&小暮・春のスペシャルコンサート」があったので、聴きに行きました。
夢奏庵まで我が家からは、白樺湖の横を抜け、大門街道を通って、上田菅平ICから須坂長野東ICまで高速に乗って、走行時間約2時間です。

夢奏庵とフォルティア 2013年3月20日13:40 by Poran111

約40人収容の小音楽堂「夢奏庵」は今回も満席でした。
藤元高輝さんと小暮浩史さんは一昨年12月の第54回東京国際ギターコンクールで藤元さんが優勝、小暮さんが3位という間柄。藤元さん(20歳)と小暮さん(24歳)は仲が良いようで、よく二人でデュオを演奏しており、この夢奏庵での二人のコンサートもこれが3回目です。

ヒロシ&コーキの語り 2013年3月20日14:17 by Poran111

まず、F.カルリ作曲「セレナーデ」の二重奏を弾いた後、ステージの上で二人のトークとなりました。去年の東京国際ギターコンクールにまつわる話から、ギターを弾く爪の手入れ、メンテナンスの話など、なかなか興味深いお話でした。
そして、富山詩曜作曲「Let It Be Scattered」を演奏。この曲はビートルズの「Let It Be」をテーマにした一種の変奏曲。楽しい曲です。

<藤元&小暮デュオ・演奏曲目>
*セレナーデ(F.カルり)
*Let It Be Scattered(富山詩曜)

調弦中の小暮浩史 2013年3月20日14:28 by Poran111

次に、小暮浩史さんのソロで、次の2曲を演奏。情感豊かなすばらしい演奏は今回も楽しませてくれました。

<小暮浩史ソロ>
*郷愁のショーロ(A.バリオス)
*サンバースト(A.ヨーク)

演奏前の藤元高輝 2013年3月20日14:43 by Poran111

続く、藤元高輝さんのソロは「悪魔の奇想曲」。私はアンドレス・セゴビアが弾く「悪魔の奇想曲」が好きなのですが、彼の演奏はセゴビアの演奏よりもテンポが速く、その技術の高さは圧巻でした。

<藤元高輝ソロ>
*悪魔の奇想曲(M.カステルヌオーヴォ=テデスコ

鼎談 2013年3月20日15:18 by Poran111

そして、休憩タイムとなり、焼き菓子とコーヒーなどをいただきました。その後、「夢奏庵」オーナーのYさんが入って、小暮さん、藤元さんとステージの上で鼎談。お客さんからの質問コーナーもあり、アットホームな雰囲気。こじんまりとした「夢奏庵」だからこそできる企画です。

ヒロシ&コーキの二重奏 2013年3月20日15:35 by Poran111

そのまま第2部<二重奏>となり次の曲が演奏されました。お二人のデュオを聴くのはこれが3回目ですが、ますます息が合ってきている感じです。

<藤元&小暮デュオ>
*夜空ノムコウ(スガシカオ/川村結花) ・・・お客全員で合唱しました。
*アラベスク第2番(C.ドビュッシー)
*フール・オン・ザ・ヒル(ビートルズ/レオ・ブローウェル編曲)
*ヒロシマという名の少年(武満徹)
*不良少年(武満徹)
*トナディーリャ(J.ロドリーゴ)
~アンコール~
*紫陽花(リ・サフォン<松居孝行>

ついでながら、音楽とは関係のない話ですが、小暮さんの風貌は1年前から変わりませんが、藤元さんの風貌は毎回変わっています。1年前の第1回目の時は、髭も眼鏡もない、普通の青年と言った感じでしたが(→この写真①)、去年の夏の2回目は口髭、あご髭に黒縁眼鏡と、一気にふけた感じ<失礼!>(→この写真②)、今回は髭はなくなりましたが、長髪、黒縁眼鏡でした。次回は9月に又ここに弾きに来てくれるそうですが、どんな風貌になるのでしょうか?

いずれにしましても、日本の将来のクラシックギター界を支えて行くことになると思われるこのお二人が、これからどのように成長し、発展していくのか、次回のコンサートを聴くのが楽しみです。

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