このコンサートは、府中市出身のジャズ・ピアニスト、黒田京子氏(ORTMusic主宰)が地元で企画し、始めたコンサート・シリーズ『耳のごちそう』の第5回目だそうです。
<演奏前のトーク~鬼怒無月氏と鈴木大介氏 2020年1月18日>
今回の『The DUO』は、アコースティック・ギターからエレキ・ギターまでを弾きこなし、前衛からポップスまで幅広く活動する鬼怒無月(Kido Natsuki)氏と、日本を代表する、人気クラシック・ギタリスト、鈴木大介氏という、異色の組み合わせのギター・デュオです。2007年に結成され、既に『カフェ・ギター』(2010年)など何枚ものCDをリリースしています。
<演奏する鬼怒無月氏と鈴木大介氏 2020年1月18日>
コンサートは午後3時に開演し、1時間にわたって下記の曲など10曲近くを演奏しました。お二人とも作編曲をし、演奏曲の半分以上は鈴木大介氏または鬼怒無月氏の自作曲でした。
♫♫ 演奏曲目 ♫♫
・太陽の呼ぶ声 /鬼怒無月
・イザベルの花 /鈴木大介
・メラネシアンサンズ /鈴木大介
・おいしい水 /アントニオ・カルロス・ジョビン
・黄昏のビギン /中村八大
他
高い演奏技術と優れた音楽センスを持つお二人が、出身ジャンルが違うが故に却って独自の味わい、雰囲気を導き出し、このお二人でなければ作りだせないと思えるような音の世界でした。普段クラシックを聴くことが多い私にとっては興味深く、惹き込まれました。
終演後休憩時間を挟んで、演奏者お二人と観客との交流会が質疑応答形式で30分程行われました。
鬼怒さんがこの日使われたギターはホセ・ラミレス製作のクラシックギターだそうです。鬼怒さんはそれを主にピックで、時にピックを置いて直接生指で弾いていました。その他にも興味深い話、自分にとってはヒントになるお話も聞けました。
交流会の間も演奏の曲間もお二人ともトークは軽妙洒脱で、この点も楽しませていただきました。
コンサートは素晴らしく、その後の交流会もアットホームで、とても良い企画でした。
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