8月26日(金)はセイジ・オザワ 松本フェスティバルのオーケストラ・コンサートを聴きに行きました。
この音楽フェスティバルは1992年にサイトウ・キネン・フェスティバル松本として始まり、1995年にセイジ・オザワ 松本フェスティバルと名前を変えて続けられています。
去年と一昨年はコロナのため中止となり、3年振りの開催でした。
私は長野県に15年以上も住んでいるのに一度もこのフェスティバルを聴きに行ったことがありませんでした。
今年こそは聴きに行こうと思い、チケット発売開始の日に直ぐにネットで申し込んだら、まずまずの良い席が取れました。
<キッセイ文化ホール入口前 2022年8月26日18:19>
余裕を持って出掛け、5時頃には会場のキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)に到着しました。
近くのカフェレストラン「ガレージ」でゆっくり夕食をとりました。
<開演前@キッセイ文化ホール 2022年8月26日18:37>
18:30開場、19:00開演。
この日のプログラムは下の通りです。
一曲目の武満徹作曲「セレモニアル – An Autumn Ode -」は1992年に、指揮者小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラからの委嘱によって作曲され、同年9月のサイトウ・キネン・フェスティバル松本でのオープニング・コンサートにて、今回と同じ笙の演奏家・宮田まゆみ、小澤征爾指揮のサイトウ・キネン・オーケストラによって初演されたものです。今年はこのフェスティバル始まって30年目を記念して、この「セレモニアル」が再び演奏されました。
笙のソロによって静かに始まるこの曲は神秘的な味、日本独自の雅な雰囲気を見事に醸し出していました。
そして、休憩をはさんで後半のストラビンスキー作曲「春の祭典」は105人からなる大編成のオーケストラで、且つ、粒の揃った音、打楽器を交えた迫力、オーケストラの醍醐味を十二分に味合わせてくれました。
<終演後のカーテンコール 2022年8月26日21:15>
この日の公演ではアンコールの演奏はありませんでしたが、カーテンコールに総監督の小澤征爾さん(86)が車椅子に乗って登場しました。小澤さんは会場内で演奏を聴いていたそうですが、聴衆の前に姿を現すのは3年振りとのこと。手をたたいて、奏者たちを称えていました。
<カーテンコールでステージに登場した小澤征爾さん 8月26日21:15>
スイス出身の世界的な指揮者シャルル・デュトワは85歳とは思えない、エネルギッシュな指揮ぶりでした。
がんばってチケットを取った甲斐がある、素晴らしい、満足のコンサートでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿