2023年11月29日水曜日

東京カテドラル聖マリア大聖堂・パイプオルガンコンサート


先週、11月21日(火)~27日(月)の1週間ほど東京に戻っていました。
この1週間の間に三つのコンサートを聴きに行きましたから、この週は私にとってコンサート・ウィークでした。

最初のコンサートは22日(水)夜に東京カテドラル聖マリア大聖堂で開催された『オルガンと歌によるコンサート』です。

<高さ61.7mの鐘塔と聖マリア大聖堂への入場待ちの人々 11月22日18:29

東京カテドラル聖マリア大聖堂(別名「カトリック関口教会」)は日本のカトリック教会の総本山のようなもので、日本で一番大きな教会です。
現在の大聖堂の建物は著名な建築家、丹下健三氏の設計により1964年に竣工したもので、建物の高さ39.4m、延べ床面積は3,650平米(1,106坪)の大きさです。

開場予定時間の午後6時半少し前にカテドラル聖マリア大聖堂に着くと既に入場待ちの人達で長い列ができていました(上の写真)。

東京カテドラル聖マリア大聖堂外観 2023年11月22日18:47>

聖マリア大聖堂に設置されている現在のパイプオルガンは2代目で、2004年に完成したイタリア製の『マショーニ・オルガン Op. 1165』、日本で最大のものです。

聖マリア大聖堂『オルガンと歌によるコンサート』チラシ>

大聖堂内に用意された数百席は満席です(この日の席数は公表されていないので分かりません)。

<聖マリア大聖堂の祭壇~この日のコンサートのステージ 11月22日>

午後7時に開演となりました。
プログラムは下の通りです。



パイプオルガンのソロ、パイプオルガンと歌、そしてシター、シターと歌、最後にパイプオルガンにフルートが加わり、晃華学園中学高校聖歌隊のコーラスでしめくくられました。

マリア大聖堂の内壁はコンクリート打放しで、床は化粧大理石が敷き詰められていて、この教会特有の豊かな残響を生み出します。
この大聖堂の残響は7秒(空席時)に達し、石造りなどの典型的な中世ヨーロッパの大聖堂よりも長いとのこと。

マリア大聖堂内のパイプオルガンによる数々の曲の響き、そしてパイプオルガンを背景とした女子中高生の聖歌隊の透き通るような澄んだ声は私の心に染みわたりました。
それは普段聴く音楽ホールでのコンサートとは大きく違う、音楽の範疇を突き抜けるような異次元のものに感じられました。

前から一度、このマリア大聖堂のパイプオルガンのコンサートを聴きたいと思っていましたが、今回それが叶い、期待を上回るものでした。

この日の演奏家プロフィールは下の通りです(ご参考までに)。





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