2025年9月12日金曜日

『麦草峠野草園~秋の花観察会』に参加


9月8日(月)は蓼科高原のビーナスライン沿いにあるカフェ「茅野茶和たてしな日和」の企画による、『麦草峠野草園~秋の花観察会』に参加しました。

この日の『秋の花観察会』の参加者は山野草ガイドのHさんを含めて全8人です。

<麦草峠公共駐車場 2025年9月8日08:34>

麦草峠公共駐車場(無料)に車を停めて、朝8時半頃に8人のグループは歩き始めました。

<麦草ヒュッテに向かう 2025年9月8日08:35>

公共駐車場から150mほど林の中を歩くと(上の写真)、直ぐに麦草峠の大きな標識のある、麦草ヒュッテ前に出ます。

<麦草峠の標識 2025年9月8日08:37>

標高2,127mの麦草峠標識のすぐ横に麦草峠「野草園」の入口があります。

<麦草峠の野草園入口 2025年9月8日08:55>

「野草園」維持管理協力金、一人100円を入口の箱に入れて、入園します。

鹿の食害対策のためにフェンスで囲まれた園内には、こんなにたくさんの種類の植物があるんだと驚くくらい、たくさんの花々が自生していました。

<カライトソウの花 2025年9月8日 08:58>

山野草ガイドのHさんは早速、たくさんの高山植物とその色とりどりの花々について説明してくれます(上の写真)。

<リンドウの花 2025年9月8日09:12>

この記事で写真をアップした花々はそれら高山植物の中のほんの一部に過ぎません。

<山野草ガイドの説明 2025年9月8日09:13>

参加者の人達は(私を含め)、山野草ガイドHさん(写真の一番左)の説明に熱心に耳を傾けます。

<麦草峠と麦草ヒュッテ 2025年9月8日09:22>

麦草峠は、秋らしく黄金色になった沢山の麦草に覆われています。

<イワノガリヤス(別名、麦草) 2025年9月8日09:33>

麦草峠にたくさん自生しているイワノガリヤス岩野刈安)はイネ科の多年草ですが、長野県の地元では「麦草」と呼ばれています。このため、ここが麦草峠と呼ばれるそうです。

しかし、麦草峠の麦草は増え過ぎた鹿たちによって食べられて、昔に比べると減ってきているそうです。
この「野草園」は鹿除けのフェンスで囲まれているため、上の写真のように、ここだけはたくさん麦草がまだ残っています。

<アキノキリンソウの花 2025年9月8日09:37>

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)は高さは70〜80cm程度となり、名前の通り、秋に総状の黄色い花を多数つけます。

<アメリカシモツケソウ 2025年9月8日09:41>

アメリカシモツケソウ(アメリカ下野草)はピンクのお洒落な姿で、たくさん自生していました。

<マツムシソウの花と蝶 2025年9月8日10:46>

マツムシソウ(松虫草)は山地の草原に生育する、日本の固有種だとのこと。

<麦草峠の標識と四阿 2025年9月8日10:56>

麦草峠からは南東に歩けば30分ほどで白駒池に到達し、北に歩いて行けば、五辻、縞枯山、坪庭に達します。
左奥に見えるのは四阿(あずまや)。

<エゾリンドウの花 2025年9月8日11:24>

エゾリンドウ蝦夷竜胆)は日本原産で山地の湿地帯に生えるそう。

<麦草峠から見る茶臼山と縞枯山@四阿 2025年9月8日11:01>

一通り散策した後、麦草峠の少し上側にある四阿(あずまや)でみんなで一服しました。そして、麦草峠公共駐車場に戻り、解散となりました。

<八ヶ岳連峰と南アルプス@日向木庭展望台 2025年9月8日11:49>

私は帰りに、麦草峠からちょっと下った、標高1,950mの所にある日向木庭(ひなたこば)展望台に寄りました。この展望台からは八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまでパノラマで眺められます。
ここで眺望を楽しんで、帰宅しました。

私は長年、蓼科高原で暮らしている割には木々や草花の名前には疎いです。あまり草花の名前には関心がなかったからでしょう。

しかし、今日の山野草ガイドのHさんは感心するくらい草花やその周辺知識に詳しいです。Hさんのお話を聞いていると飽きずに、興味が湧き、楽しい半日の『秋の花観察会』となりました。

これから我が家の周辺の高原を散歩する時でも、もうちょっと草花に関心を持って
歩けそうです。

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