一昨日、8日(土)は所沢市民文化センター「ミューズ」のマーキーホールで開催されたデイヴィッド・ラッセル クラシックギターリサイタルを聴きに行ってきました。
デイヴィッド・ラッセルは1953年生まれ、イギリス出身で、現在はスペインを拠点に活動しています。現代クラシックギター界の世界的巨匠であると多くの人々から見なされています。
私がD.ラッセルの生演奏を聴くのは、2010年11月10日(水)に都内トッパンホールで開催されたリサイタル以来で15年振り、2回目です。
この日の演奏曲目は下記の通りです。
♬♬ 演奏曲目 ♬♬
◆カルロス・ガルシア=トルサ作曲 Carlos Garcia Tolsa ( 1858-1905 )
ワルツ<君を想って> Tanda de Valses 'Pienso en ti
’
~序奏、4つのワルツ、コーダ
◆フェデリ
コ・モレノ=トローバ作曲 Federico Moreno Torroba ( 1891-1982 )
組曲《スペインの城》(全14曲) Castillos de
Espana
1 .アルカサル・デ・セゴビアく召集〉 2 .アルバ・テ・トルメスく吟遊詩人の歌〉 3 .サフラく幽霊〉 4 .モンテマヨールく静思・松のロマンス〉 5 .マンサナーレス・テル・レアル〈美しい乙女に〉 6 .シグエンサ〈王女は眠る〉 7 .トウレガノ〈山唄〉 8 .トリーハ〈悲歌〉 9 .シマンカスく放浪楽士の歌〉 10.カラトラーバく祭りの調べ〉 11.ハビエルく魂の呼びさまし〉 12.アルカニスく祭りの調べ〉 13.レターバ 14.オリテ |
~休憩~
◆ ベネデット・マルチェッロ作曲(D.ラッセル編曲)
Benedetto
Marcello (1686-1739)
ソナタO p 2ー1(全4楽章) Sonata, Op. 2 – 1
◆ レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ作曲
Regino Såinz de la Maza y Ruiz ( 1896-1981 )
<ロンデーニャ>"Rondena"、<イディリオ>"Idilio"、<サパテアード>"Zapateado"
◆ガブリエル・エスタレージャス作曲 Gabriel Estarellas ( 1952~)
《チャップリンへのオマージュ》より
Homenaje Charles Chaplin
2015年に書かれた《チャールズ・チャップリン賛歌》全2 0曲から次の6曲を抜粋して演奏。
第8曲く夢〉、第6曲くステッキ〉、第18曲く白と黒〉、第13曲く郷愁〉、第14曲くドタ靴〉、第16曲 く道具方〉。
◆アンコール
ラッセルの演奏は音量、音色、テクニック、曲想、音楽性、すべて完璧です。
かつて世界的巨匠と言われたギタリスト、ジュリアン・ブリーム(1933~2020)は69歳でコンサート活動から引退し、また、次の世界的巨匠のギタリスト、ジョン・ウィリアムス(1941~)は72歳で引退しています。
ラッセルは既に72歳になっていますが、一昨日の演奏からは衰える気配は全く感じられません。
人間の運動能力は歳をとることによって衰えることは誰にも避けられませんが、人間の感覚、感性は歳をとっても衰えることはなく、むしろ開発され、発展していく部分があるというのが私の持論です。
現代の巨匠、ラッセルが今後どのような演奏活動を展開していくのか、あるいは更に深化させて、どのような音楽世界を描いて行くのか? できたら、また聴いてみたいです(自分が生きていれば)。
人間の運動能力は歳をとることによって衰えることは誰にも避けられませんが、人間の感覚、感性は歳をとっても衰えることはなく、むしろ開発され、発展していく部分があるというのが私の持論です。
現代の巨匠、ラッセルが今後どのような演奏活動を展開していくのか、あるいは更に深化させて、どのような音楽世界を描いて行くのか? できたら、また聴いてみたいです(自分が生きていれば)。




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