2013年5月17日金曜日

東北旅行(2)/平泉~盛岡

Our trip to the northeastern area of Honshu, Japan <2> / Hiraizumi, Iwate Pref.

東北旅行2日目の4月20日(土)は朝8時少し過ぎに塩原温泉明賀屋本館を出発、東北自動車道を通って、岩手県の平泉町に向かいました。
予定通り、12時ちょっと前に平泉中尊寺に到着、中尊寺横の駐車場に車を停め、歩いて見物しました。

Leaving  Shiobara-machi, Tochigi Pref. at 8:00 on April 20, my wife and I drove to Hiraizumi-machi, Iwate Pref. We arrived at Hiraizumi-machi just before noon and firstly visited Chusonji Temple.  Chusonji Temple is a UNESCO World Heritage Site as a part of the "Historic Monuments and Sites of Hiraizumi". 
 For more details in English, please click these.→Chuson-ji Temple
                                                                         Chusonji/Wikipedia   

月見坂@中尊寺 2013年4月20日 by Poran111

まず、中尊寺の本堂や金色堂本堂へ続く月見坂を歩きます。伊達藩が植樹したと言う樹齢300~400年の老杉が生い茂っています。

IMG_5046◎弁慶堂@中尊寺 2013年4月20日 by Poran111

月見坂を少し上ると左側に、1826年に建立された弁慶堂があります。

IMG_5047-1◎弁慶と義経像@弁慶堂 2013年4月20日 by Poran111

弁慶堂の中には、なぎなたを持って仁王立ちする、等身大と言われる弁慶像と甲冑姿の義経像が安置されています。

IMG_5043◎中尊寺本堂 2013年4月20日 by Poran111

月見坂を上ったところに中尊寺の中心となる本堂があります。本堂は1909(明治42)年に再建されたもの。

新覆堂・金色堂@中尊寺 2013年4月20日 by Poran111

更にそこから上って行くと、峯薬師堂、讃衡蔵(さんこうぞう)などがあり、その先に平泉のハイライトと言える金色堂があります。
金色堂はそれを守るために建てられた新覆堂(しんおおいどう)の中にあります(上の写真)。

中尊寺金色堂 by Poran111

中尊寺は奥州藤原氏初代・清衡(きよひら)が1105年に造営に着手し、約20年の歳月をかけて完成させました。藤原氏滅亡後、度重なる火災によって多くの堂塔が焼失した中で金色堂だけが創建当初のまま残っており、その堂内には奥州藤原氏4代のご遺体が納置されています。

堂の内外すべてが金箔で装飾された金色堂は見事と言うしかなく、900年も前にこのようなものを創建した奥州藤原氏の財力と技術のすごさが察しられ、それが今も無傷で残っていることは驚異です。

経堂@中尊寺 2013年4月20日 by Poran111

金色堂のちょっと上には国宝の紺紙金銀字交書などが収められていた経蔵(きょうぞう)があります。

旧覆堂@中尊寺 2013年4月20日 by Poran111

更にその先には旧覆堂(きゅうおおいどう)。これは金色堂を風雪から守るため鎌倉時代に建てられたもの。1965年に現在の場所に移築されました。

能楽堂@中尊寺 2013年4月20日 by Poran111

中尊寺領の一番奥には北方鎮守の白山神社があり、その中の能舞台(上の写真)は1853年に伊達藩によって建てられたもの。

きゅうけい処民家@平泉町 2013年4月20日 by Poran111

中尊寺を一通り見終えると1時を過ぎていましたので、昼食を食べに行くことにしました。せっかく平泉に来たので、ここの郷土料理を食べることにして、ガイドブックに載っていた「きゅうけい処 民家」に行きました。

We had lunch at a local specialties restaurant in Hiraizumi-machi.

きゅうけい処民家の店内 2013年4月20日 by Poran111

農作業の合間などに食べられていたと言う「はっと汁」の中でも、平泉の黄金文化にちなんで金箔を入れた「黄金八斗汁」(おうごんはっとじる)を注文しました。すいとんと山梨県のほうとうの中間のような料理で、地元の野菜やキノコがたっぷり入っていて、ぬくもりの感じられる、おいしい汁でした。

黄金八斗汁@きゅうけい処民家 2013年4月20日 by Poran111

昼食の後は、同じく世界遺産の毛越寺(もうつうじ)を見に行きました。
毛越寺は850年に慈覚大師円仁が開山し、奥州藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に造営され、全盛期には堂塔40を数えたと言われますが、奥州藤原氏滅亡後、度重なる火災で往時の建物のほとんど全てが焼失しています。その中で、庭園だけは今も美しい姿を残しています。

毛越寺の浄土庭園 2013年4月20日 by Poran111
毛越寺の浄土庭園 2013年4月20日 the Pure Land Garden centered on Oizumi ga Ike Pond @Motsuji Temole in Hiraizumi

奥州藤原氏が描いた地上に広がる浄土世界と言われるこの浄土庭園には、東西180m、南北90mの「大泉が池」が中心にあり、州浜、築山、立石などいくつもの佳景が点在しています。

After the lunch, we visited Motsuji Temple, another UNESCO World Heritage Site as a part of the "Historic Monuments and Sites of Hiraizumi". 
 For more details in English, please click here.→Motsuji Temple

常行堂@毛越寺 2013年4月20日 by Poran111

毛越寺に残っている比較的古い建物として常行堂(じょうぎょうどう)があります。これは藤原三代の常行堂ではなく、1732年に伊達家によって再建されたお堂です。

毛越寺を見終えると3時を過ぎていたので、再び東北自動車に乗って、盛岡市に向かいました。盛岡南ICを降りて市内に入ると少し渋滞していましたが、4時半頃、予約してあったホテルニューカリーナに着きました。
その晩は盛岡市内の寿司店で親戚と夕食を食べました。この夕食会が今回の旅行の第一の目的です。

Leaving Hiraizumi-machi, we went on to Morioka-shi, Iwate Pref.  We had dinner with our relatives at a sushi restaurant in Morioka-shi. This is the primary purpose of our trip this time. Then, we stayed in a hotel in Morioka-shi on May 20.

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