この赤松は元々は途中からY字型になって、幹が二股に分かれていました。それが2年前の9月の台風の強風で南側の太いほうの幹が、分かれ目から折れて、倒れてしまいました(下の写真)。
今は北側の幹がひょろ高くそびえて、残っていますが、再び台風などで強風が吹いたら、倒れる危険があります。
この木を伐採するに当たっての問題点は、母屋、離れ、物置小屋に三方を囲まれていて、切って、倒す方向が限られるということです。
<赤松に梯子を掛ける 2015年8月1日13:27>
ただ、この赤松の残っている幹は一番上の部分にしか枝葉が付いていないため、先日の唐松のように、横に伸びる枝葉を先に切り落とす作業は必要ありません。このため、伐採作業は午後からの半日で行われました。
伐採をする専門家のロディさんは赤松に梯子を掛けて登って行き、幹の高さ中央あたりにワイヤーを縛り付けました。
<高さ約25mの赤松 2015年8月1日13:55>
赤松を倒す方向の先にある木の根元に、ロディさんは滑車を縛り付けて、ワイヤーをL字型に張りました。
<L字型にワイヤーを張る 2015年8月1日14:10>
ワイヤーの先を別のカラマツの根元に縛り付けました。下の写真のバーを倒すとワイヤーが少しずつ巻き上げられて、引っ張られる仕組みです。
<ワイヤーを引く道具 2015年8月1日>
そして、赤松の前と後ろにチェーンソーで切り込みを入れます。
<幹に切れ込みを入れる 2015年8月1日14:57>
切り込みを入れた後、ロディさんはワイヤーの先に戻り、バーを繰り返し倒して、ワイヤーを引っ張り始めました。
<赤松を引き倒す 2015年8月1日15:00>
上の動画の通り、高さ約25mの赤松は引っ張られて、徐々に傾き、狙い通りの方向に見事に倒れました。
<切り倒された赤松 2015年8月1日15:04>
離れと物置の間の狭い間隔を使って、倒した方向は完璧でした。
倒した赤松は、幹の太い部分は長さ40cmに、上の幹の細くなった部分は長さ80cmにチェーンソーで切ってもらいました。
<赤松のスツール 2015年8月2日16:42>
長さ40cmの太い部分は庭にスツールとして並べました。これで、丸太スツールに座って、ランディと遊べます。夏休みに孫たちが来たら、遊び道具にもなりそうです。
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