「かやぶき倶楽部」は、伊那市富県の金鳳寺(きんぽうじ)を会場にして毎月原則第3土曜日にコンサートと歌声サークルを行っている音楽の集いです。
<金鳳寺本堂@伊那市 2017年12月9日13:27>
今回演奏する「ムージカ・エマセネポー」はクラシックギタリスト、斎藤明子さんなど信州で暮らすクラシック演奏家5人で編成された音楽ユニット。この日は、そのメンバーの中からクラシックギター・斎藤明子さん、クラリネットの小平真司さん、ピアノの中村敦子さんの3人で演奏されました。
プログラムは次の通りでした。
♬クラリネットとギターで
*ヴィ―トリオ・モンティ作曲 チャールダーシュ
*W. A. モーツァルト作曲 クラリネット協奏曲(k. 622)より第2楽章
♬ギターとピアノで
*ホアキン・ロドリーゴ作曲 アランフェス協奏曲 第2楽章
♬斎藤明子さんギター・ソロ
*クリスマス・ソング
♬全員で
*アストル・ピアソラ作曲 オブリビオン
♬ピアノとギターで
*アストル・ピアソラ作曲 ル・グラン・タンゴ
♬全員で
*アストル・ピアソラ作曲 リベルタンゴ
<アランフェス協奏曲第2楽章の演奏 12月9日14:23>
この日のプログラムの中でも、アランフェス協奏曲第2楽章については私はYouTubeでの斎藤明子さんの演奏(下)を何度も聴いて、参考にしていましたので、是非生演奏を聴きたいと思っていました。今回ようやく実現しました。生演奏では矢張り正確なテクニックで、また、カデンツァでは情熱的に、そして、情感豊かに、心に響いてくる演奏でした。また、弦をはじく右手は時に早く、激しくも、常に正確で、その指さばきは見惚れてしまうほどです。
<アランフェス協奏曲第2楽章/ギター斎藤明子&関西フィルハーモニー>
「ムージカ・エマセネポー」の3人のアンサンブルは流石に息が合っていて、特にピアソラの曲は洒脱に、「ピアソラ・タンゴ」の味を十分楽しませていただきました。
<「ムージカ・エマセネポー」メンバー3人でピアソラを演奏 12月9日>
コンサートの後は、お茶タイムの休憩を挟んで、第二部としてコーラスの時間でした。「ムージカ・エマセネポー」の3人の伴奏で、帰れソレント、昴やクリスマス・ソングを全員で大きな声で歌いました。健康に良さそうな、楽しい時間でした。
<金鳳寺から伊那市街方面を望む 2017年12月9日13:27>
「かやぶき倶楽部」では年間10回くらい名演奏家たちを招いてのコンサートをこの金鳳寺本堂で開催しています。地方自治体などの支援金の活用があるようで、当日会費1,000円と非常に安い料金で聴けますので、とても有り難い、貴重な場だと思います。
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