「レオナルド・ブラーボ&稲垣稔 ジョイントギターコンサート」を聴いた翌日、2月26日(土)午後、南新宿の「絃楽器のイグチ」に行って、稲垣稔氏のギター個人レッスンを受けました。
稲垣氏から個人レッスンを受けるのは、去年の8月、蓼科高原ギターサマースクールを受講した時以来ですから、ちょうど半年振りになります。
今回みていただいた曲はI.アルベニス作曲(A.セゴビア編曲)「グラナダ」です。この曲は去年の11月に楽譜を入手して練習し始めましたから、3ヶ月経っていますが、いまだにすらすら弾けません。左手の弦の押さえにきついところが多く、ハーモニックス、曲想の付け方も難しく、練習してみると思った以上に奥が深く、自分にとっては骨の折れる曲です。
セゴビアの編曲ではハーモニックスが多用されていますが、楽譜を見ても具体的な弾き方がよく分らない所が何箇所もありました。
今回のレッスンで、それらのハーモニックスの弾き方を具体的にご教示いただき、分からないところは全てクリアーになりました。また、この曲の出だしのメロディー、その後も繰り返し表れますが、は高音が伴奏で、低音が旋律ですが、高音の伴奏はグラナダにあるアルハンブラ宮殿の噴水の水の音を表現しているのだそうです。そう考えると、演奏する時の具体的なイメージが湧いてきそうな気がします。
この曲は美しい名曲ですが、1年間練習していても自分は弾けるようにならないのではないかという不安を感じていました。練習していれば、左手も(弦を)うまく押さえられるようになってきますよ、 と今回のレッスンで励まされましたので、気を取り直して、今年の自分の「課題曲」のつもりで練習して行こうという気に再びなりました。
<A.セゴビア演奏、アルベニス作曲「グラナダ」(セゴビア編曲)>
・・・・・セゴビアによる名演奏ですが、音質が悪いのがちょっと残念です。