2015年4月21日火曜日

高橋正樹さんありがとうLIVE(追悼演奏会)

18日(土)は立川市柏町のCafe & Music "Guimar"(ギマーラ)で開催された「高橋正樹さんありがとうLIVE(追悼演奏会)」に参加しました。
蓼科の家から中央高速を車を飛ばして、日帰りで行きました。

<松下ビル1階にあるCafe & Music「ギマーラ」 2015年4月18日>

マサキ(高橋正樹さんのニックネーム)さんは年間での人前演奏が毎年100回を超える、ギター大好きな、超ベテラン・アマチュア・ギタリストでした。胃がんを患い、闘病しながらもギター演奏を続けていましたが、去年11月に63歳の若さで亡くなりました。

私がマサキさんと初めてお会いしたのは8年以上前、私の還暦直前の頃です。私はその頃、約25年間離れていたギターを再び引っ張り出して、クラシックギターの練習を再開したばかりでした。そして、国分寺駅北口のライブハウス「クラスタ」で、アマチュアが自由に参加して、クラシックギターを弾く場があることを知り、覗いてみました。すぐに、私も思い切ってそこで人前演奏に参加し、大学時代学園祭のコンサートで弾いて以来、40年振りに人前でギターを弾きました。私にとって技術的に弾きやすい、タレガ作曲「ラグリマ」だったら大丈夫だろうと思って、最初にこれを弾いたところ、緊張して指が震え、右手の指は弦を空振りする始末。メタメタな演奏で、大きなショックを受けました。その時、マサキさんは常連のベテラン・アマチュアギタリストとしてそこにいました。マサキさんはプロのような演奏をする、すごい人だと私の眼には映りました。もう一度自分も人前でギターを弾けるようになりたい、そして、マサキさんのようになるのは無理としても、あのようなレベルに少しでも近づきたいと思い、それからギターの練習をしました。

<演奏するマサキさん@高橋正樹ギターコンサート/ギマーラ  2014年5月16日20:59>

その後、私は退職して生活の重点を次第に現在の蓼科高原に移し、マサキさんとも会う機会も減りました。最後に私がマサキさんにお会いしたのは、去年5月16日に「ギマーラ」で行われたマサキさんのソロ・コンサートでした。この年の1月に、マサキさんは医者から余命1年と宣告されていたそうですが、そんなことは微塵も感じさせない、エネルギッシュな、マサキさんの持ち味が十二分に発揮された、良いコンサートでした(上の写真)。

<「ギマーラ」店内に飾られたマサキさんの額縁  2015年4月18日>

さて、この日の演奏会は午後3時過ぎに開始されました。このビルで松下ギター教室を主宰される松下克先生を含めて6人が、各持ち時間20分で演奏しました。
私は3番目の演奏となり、次の4曲を演奏しました。

    ・フランシスコ・タレガ作曲                              ラグリマ
    ・          〃                                                     マリエッタ(マズルカ)
    ・ヘンリー・マンシーニ作曲(江部賢一編曲)    ひまわり(映画『ひまわり』のテーマ曲)
    ・菅野よう子作曲(佐藤弘和編曲)                  花は咲く

<Poranの演奏@ギマーラ 2015年4月18日>

ベテラン・アマチュアギタリストで、マサキさんとは私以上に付き合いの長いMad-Guitar K さんも10弦ギターで演奏されました(下の写真)。

<Mad-Guitar K さんの演奏  2015年4月18日>

マサキさんの奥様もいらっしゃり、亡くなる前のマサキさんの事などをお聞きし、いろいろお話することができました。
また、演奏後のお食事会では、シェフ・MINOLさんオリジナルの、オーガニック野菜などを使った、おいしい料理がいろいろ出ました(写真を撮り忘れました)。マサキさんは胃を摘出していましたが、ここの料理ならおいしく食べられると言って、亡くなる前はこの店に来ることが多かったそうです。

<参加者全員写真@ギマーラ 2015年4月18日17:42>

私は遠方からだったため、8時半頃に先に失礼し、車で戻りましたが、夜で道路がすいていたため、夜11時には蓼科の家に帰りました。

マサキさんの奥様ともお会いし、お話しでき、また、自分がギターを弾いている時も、人の演奏を聴いている時も、今でもマサキさんがいるような、そんな雰囲気でした。皆さんのお陰、また、マサキさんの人徳のお陰で、良いコンサートに参加することができました。

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