2010年3月31日水曜日

スカイプで面談



先日、東京の家で暮らす長男から電話があり、パソコンにWEBカメラを後付けして、Skypeを使えるようにしたとの事。


家内用のDELLのパソコンには元々WEBカメラが内蔵されていたので、こちらも早速Skypeをインストールして使えるようにしました。直ぐに長男家族とのSkypeを通じての“テレビ電話”(ビデオ通信)が始まりました。


スカイプで孫と面談 2010年3月31日 by Poran111


うれしいことは、生後7カ月になる初孫の声を離れていても聴けて、動作や様子をリアルタイムに見られることです。蓼科高原の山の中にいて、東京にいる孫の笑ったり、表情豊かな様子が何時でもタダで見られます。これから孫が片言でも言葉をしゃべるようになったら、ビデオ通話はもっと楽しくなりそうです。


インターネットのお陰で便利になりました。

2010年3月30日火曜日

冬に逆戻り

3月中旬までは4月~5月の暖かさでしたが、お彼岸を過ぎたら冬の寒さに逆戻りしてしまいました。
今朝は、降っていた雪がやんで晴れ上がりましたが、真冬の様な寒さ。朝7時の山荘ベランダの気温は氷点下12度でした。


春の積雪/後ろ左は蓼科山、右は北横岳 2010.3.30 by Poran111


午前中ランディと春の積雪の別荘地内を散歩しました。空は青く、深く澄んで、遠くの山やアルプスが綺麗に見えました。 
ランディもガードレールに足を乗っけて、西方に見える木曾御嶽山や乗鞍岳などを眺めていました(下の写真)。 


2010年3月24日水曜日

ランディの「成人」

今日、3月24日はでランディはちょうど1歳半になりました。
人間に当てはめた場合の犬の年齢は犬種によって違うそうですが、Dog Age Calculatorによると、ボーダーコリーの場合、1歳6カ月は人間の20歳だそうです。ですから、ランディは今日で「成人」ということになります。

「成人」のランディ 2010年3月24日午前 by Poran111

今日、ランディの体重を測ったら、13.2kgでした。最近はこの位の体重で安定しています。ボーダー・コリー の体重は普通15~20kgですから、 ランディはボーダーとしてはかなり小柄です。

ランディも成人となり、最近はかなり落ち着いてきました。1歳未満の頃は家の中で暴走することが時々ありましたが、最近はそういうことはなくなり、絨毯の上でゆっくり寝ている時間が多くなりました。ボーダーはもともと運動量が多く、動きが活発なので、飼い主としては漸く少し楽になってきました。


ところで、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今月はお彼岸前は4月~5月の暖かさだったのに、お彼岸を過ぎたら冬のような寒さに戻ってしまいました。今日は山荘周辺は朝から一日中、雪。 しかし、気温は1度前後と、低くならないので湿った雪です。明日も雪の予報です。


2010年3月18日木曜日

cafe & bar 梅蔵

3月13日(土)晩は家内とイタリア料理「cafe & bar 梅蔵」に夕食を食べに行きました。

image from www.flickr.com

梅蔵」は茅野市豊平のA・コープ・ピアみどり店の東側近くにあります。

ここには1年程前にランチを食べに行きましたが、夕食を食べに行くのはこれが初めてです。
 ここは建物は古民家で、出す料理はイタリアンと言うことで、独特の雰囲気があります。

(下の写真は去年4月にランチを食べに行った時の写真)
image from www.flickr.com

我々は一人2,500円のコース料理(前菜3種/ピザ1種/パスタ2種/魚or 肉料理)をたのみました。


前菜はおまかせにしましたが、まず「豆腐の塩ネギサラダ」が出ました(左の写真)。豆腐に粗塩とネギのドレッシングがかかっています。

image from www.flickr.com

次に 「スタジオーネ」(葉野菜の山盛りサラダ)。
 image from www.flickr.com

3品目に「ポテトと4種のチーズのグラタン」。ポテトにチーズがたっぷり乗った、アツアツのグラタンです。

前菜はどれも味付けは良かったです。

image from www.flickr.com

ピザ、パスタ、メインはメニューの中から好きなものを選びます。

ピザは「クアトロ・フォルマッチオ」にしました。グルゴンゾーラ、モッツァレラ、カマンベール、グラナパダーノの4種類のチーズを使ったピザです。薄目に焼かれて、カリカリして、赤ワインと合いました。

image from www.flickr.com

パスタはまず「殻付きえびのトマトソース」です。カリッとした海老にピリ辛のトマトソースがからまり、コクのある美味しさでした。 
 image from www.flickr.com

次は「フジッリ木の子」、キノコとベーコンのクリームソース、ポルチーニ風味のパスタです。

image from www.flickr.com

メインはブイヤベースをたのみました。しっかりした味付けで良かったです。しかし、2年前にフランス旅行をした時にマルセーユで食べたブイヤベースと比べると(ここをご参照→「フランス旅行振り返り/マルセイユ&エクス・アン・プロヴァンス」)、甘辛の味が濃い目でした。これは日本人向けに味をアレンジされたブイヤベースでしょう。

また、値段が値段だから比較しても仕方がありませんが、マルセイユで食べたブイヤベースに入っていた魚、海老、貝類は種類、内容もずっと豊かでした。

上に掲載した写真は全て二人分のものですが、我々夫婦にとっては食べきれない位でした。

image from www.flickr.com

一流イタリアレストランのレベルを求めるのはもともと無理ですが、サラダからメインまでどれもまずまず美味しかったです。2,500円の値段を考えれば、十分満足のゆくものでした。

コストパーフォーマンスという点では、蓼科界隈のレストランの中ではかなり上の方でしょう。この店がいつも混んでいる理由が分かります。

2010年3月17日水曜日

村治佳織ギター・リサイタル


3月13日(土)午後、家内と茅野市民館に「村治佳織ギター・リサイタル/ゲスト:古川展生(チェロ)」を聴きに行きました。

茅野市民館は2005年完成で、中央線茅野駅とはスロープでつながっており、音楽・演劇などに利用できるマルチホール、室内楽向きのコンサートホール、美術館、図書室があります。ガラスが多用された洒落た建物で、2007年に日本建築学会賞を受賞しています。

image from www.flickr.com                       茅野市民館 2010年3月13日(土)

第1部は村治佳織のギターソロ、第2部は古川展生のチェロとの二重奏です。演奏曲目は下記の通りでした。

 <第1部 ギターソロ>
●ディアンス:タンゴ・アン・スカイ
●坂本龍一(佐藤弘和編):エナジー・フロー
●武満徹編曲:≪ギターのための12の歌≫より 失われた恋、サマータイム
●谷川公子(渡辺香津美編):一億の祈り ~映画『火垂るの墓』実写版
●レニャーニ:36のカプリス Op.20 より
第13番 ニ短調 アレグロ・モデラート、
第5番 二長調 アレグロ・モルト、
第22番 ハ短調 アダージョ、
第7番 イ長調 プレスティシモ
●メルツ:ハンガリー幻想曲 Op.65-1


<第2部 チェロ&ギター>
●ボッケリーニ:チェロ・ソナタ イ長調
●フォーレ:夢のあとに Op.7-1
●チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6
●ファリャ:スペイン舞曲 第1番 ~歌劇『はかなき人生』
●ボグダノヴィッチ:4つの内なる小品
●ジナタリ:チェロとギターのためのソナタ

<アンコール>
サンサーンス:白鳥 (チェロ&ギター) 
 image from www.flickr.com                     村治佳織ギターリサイタル/プログラム 2010年3月13日

私は村治佳織 のコンサートを聴くのはこれが5回目でしたが、毎回彼女は完璧な演奏テクニックを見せてくれます。クラシックギターはむずかしい楽器だと私は思いますが、プロでも一日のリサイタルをノーミスで弾くのは簡単ではないようです。しかし、彼女は毎回ほとんどノーミスで弾き、そのテクニックには余裕をもった完璧さを私は感じます。

今回は前から2列目の左側の席に座りましたので、村治さんの指の動きまでよく見ることができました。彼女の弦を押さえる左手の4本の指は独立した人格を持っているかのように柔らかく自在に動きます。女性の指は普通男性よりも長くはありませんが、彼女は指と指の間が大きく開きますから、弦を楽に押さえられます。これは彼女が3歳頃からギターの練習を始めたからできるという面はあるでしょう。しかし、彼女の指の動きは無駄がなく、理にかなっていますから、私のように60歳を過ぎて練習している者にとっても、それは参考になり、ヒントになります。

翌日から、それを参考にして左手の指と指とを大きく開くように心がけて弾いて、練習しました。前より少し左手の動きがスムーズになったような気がします。

image from www.flickr.com                 茅野市民館コンサートホール/第2部の始まる前
(左側がギター席でその前にマイクが、後ろに黒いボックスのスピーカーが設置されている)

第2部のチェロとの二重奏では村治さんはマイクとPAスピーカーを使いました。このホールは300席の、そんなに大きくはないホールなので、第1部のギターソロでは彼女はスピーカーを使いません。彼女は生音で最後列まで音を届けられるだけの十分な音量を出します。 
しかし、二重奏ではチェロの音量にクラシックギターは負けてしまいます。それでPAスピーカーを使用しています。

また、私が興味深く思ったのは第2部ではギターに電子チューナーを付けたまま弾いていたことです。私は今までプロギタリストがコンサートで電子チューナーを付けたまま弾くのをほとんど見たことがありません。
image from www.flickr.com                                       チューナー KORG AW-1

村治さんは、観客席から見えにくいうようにチューナーをギターのネックの裏側に付けて弾いていました。それは私が持っているのと同じKORG AW-1に見えました(上の写真)。ただし、彼女は第2部の間、調弦は自分の耳でやっており、実際にチューナーを使うことは一度もありませんでした。また、第1部のソロ演奏の間もこのチューナーを椅子の上の自分のお尻の後ろに置いていました。我々の席は前の方の左側だったので、これが見えました。しかし、第1部の間もこのチューナーは一度も使わず、自分の耳で調弦していました。

チューナーは一度も使うことがなかったのに、どうして彼女は演奏の間、自分のそばにチューナーを置いていたのか、私には不思議で、疑問に思いました。万一耳での調弦に自信がなくなった時にでも、使うためだったのでしょうか? できることなら、本人に聞いてみたいです。


MURAJI KAORI 村治佳織 タンゴアンスカイ
(第1曲目で弾いた「タンゴアンスカイ」です。村治さんはソロ・リサイタルの時にはこの曲をアンコールで弾くことが多いです。)

2010年3月15日月曜日

ランディとのスキンシップ

ランディは人間とのスキンシップが好きです。胸、お腹、顎などを撫でてもらうと嬉しそうです。特に顎の下を撫でてもらうと目を細めて、幸せそうです。
撫でるのをやめると、前足の片方を上げて、私に押しつけて、「もっと続けて」と言わんばかりに催促します。 

離れのソファのランディ 2010年3月13日夜 by Poran111

2010年3月8日月曜日

しばらく振りの雪化粧


このところ4月のような暖かい気温が続いていて、一昨日までに山荘の屋根に積もった雪も、道路の雪もほとんどが溶けていました。
しかし、昨日は朝から夜まで雪が降り続いていました。今朝はやんで、しばらく振りの雪化粧となりました。


3月の積雪/山荘前の道路 3月8日朝 by Poran111

もう3月なので、1月や2月のような低い気温にはならず、今朝はここでは氷点下3度程度でした。
ですから、積もっている雪は蓼科らしい粉雪ではなく、湿った雪です。

2010年3月6日土曜日

映画「アバター」


3月2日(火)~4日(木)に用事があって東京に戻った時に、むさし野ミューに行って、映画「アバター」を見てきました。
この映画は第67回ゴールデングローブ賞の「作品賞」と「監督賞」を受賞し、第82回アカデミー賞では作品賞、監督賞、美術賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響効果賞、録音賞、視覚効果賞の計9部門にノミネートされています。アカデミー賞は現地時間3月7日(日本時間では明後日)には発表される予定になっています。


映画「アバター」 by Poran111
映画「アバター」, a photo by Poran111 on Flickr.

「アバター」は確かに面白く、迫力がありました。しかし、ストーリーは陳腐で、次の展開が大体予想できるようなものです。ストーリーそのものは賞を取れるようなレベルとは思えません。 
しかし、3Dを使った映像は迫力があり、リアルで、なるほどと納得します。 映画は過去半世紀にわたって、白黒映画→カラー映画→70ミリ映画→シネマスコープ→デジタル・サラウンド音響と進歩してきました。ここしばらくは目立った進歩はなかったように思います。しかし、この映画は今までとは全く違った映画でした。向上した3D技術によって、映画は新しい段階に入ったのではないか、と感じました。



ジェームズ・キャメロン監督はこれからはもう3Dでしか映画は作らない、と言っているそうですが、それも頷けます。


映画館に入る時に3D用メガネ(上写真)をくれて、それをかけました。元々メガネをかけていない人は良いのですが、私はメガネをかけているので、その上にこれを二重にかけました。さすがに3時間も二重にメガネをかけて見ていると、ちょっと鬱陶しくなってきました。


通常私は洋画は字幕で見ますが、この映画は吹き替えで見ました。映画を既に見た人のブログに吹き替えの方が良いと書いてあったので、そうしたのですが、これは正解でした。3Dですと字幕は読みにくく、吹き替えの方が画像に集中できる感じがしました。

トータルで考えれば、見ておく価値は十分ある映画だと思いました。

<3月8日(月)追記>
3月7日発表の第82回アカデミー賞で、「アバター」は視覚効果、美術、撮影の3冠にとどまりました。順当な結果と言えるでしょう。

2010年3月1日月曜日

ヴィラ=ロボス作曲「前奏曲第3番」 Prelude No.3


ヴィラ=ロボス作曲の「前奏曲第3番」を新しく練習し始めました。

エイトル・ヴィラ=ロボス (Heitor Villa-Lobos;1887年3月5日~1959年11月17日)はブラジルの作曲家で、独学で作曲を勉強し、クラシックの技法にブラジル独自の音楽を取り込んだ作風で知られているそうです。管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、映画音楽など、1,000曲近くに及ぶ膨大な作品を遺しています。

ギター曲としては5つの前奏曲(1940年)、12の練習曲(1928年)などの作品がありますが、彼の膨大な作品数を考えれば、ギター曲はそのほんの一部に過ぎません。しかしながら、ヴィラ=ロボスは少年時代からギターに親しみ、ギターの性能、特性を熟知していたそうです。従って、クラシック・ギタリストの間でヴィラ=ロボスのこれらの曲がよく演奏され、その多くがギターの名曲となっていることは必然と言えます。

しかし、私はヴィラ=ロボスの曲は今まで1曲も弾いたことがありませんでした。

村治佳織 ライア&ソネット by Poran111

私の持っている村治佳織さんのCD「ライア&ソネット」にはヴィラ=ロボスの5つの前奏曲が収められています。その中でも、村治さんは前奏曲第3番イ単調をとても綺麗に弾いています。この曲を繰り返し聴いているうちに、自分もこの曲を練習してみたくなりました。
Villa=Lobos Prelude No.3 by Andres Segovia

ところで、ヴィラ=ロボスは5つの前奏曲に自分でニックネームを付けて呼んでいたそうです。コンサートなどで弾かれることが最も多い第1番は「抒情のメロディ」、この第3番は「バッハへの賛歌」です。 


この第3番を練習するために、YouTubeで検索して調べてみたところ、色々な人の演奏がアップされていました。私の好きなアンドレス・セゴビアの演奏もアップされています(上に添付)。この曲は演奏者によってテンポや曲想の付け方がずいぶん違っています。いろんなプロギタリストの演奏をYouTubeで聴くことができるので、自分が練習する上で大変参考になります。


この曲については、アップされている演奏の中では私はジョン・ウィリアムズの演奏が最も気に入っています(下に添付)。


今練習中ですが、この曲をどう組み立てて、曲想を全体としてどうまとめるかが難しそうです。
John Williams : Heitor Villa-Lobos - Prelude No.3

ところで、私が最近苦労することは、新しい曲に取り組んで練習し始め、それを一通り弾けるようになり、暗譜するまでに大変時間がかかることです。自分が学生の頃のことを思い出してみると、今は新しい曲をおぼえるのに、若い頃の10倍位の時間と練習量が必要な感じがします。