2019年11月26日火曜日

今年は「時々蓼科田舎暮らし~晴楽雨楽」

10年以上にわたって真冬も蓼科高原に滞在していた我が家ですが、去年の暮れに山荘の水抜きをして山荘を閉鎖し、山を下り、先の冬は東京で暮らしました。
今年4月半ばに蓼科高原に戻ってきましたが、年初の予定では、暖かくなってからは再び蓼科の山荘を主たる住居として暮らす考えでした。

<すっかり落葉した散歩道のランディ 2019年11月18日09:15>

しかし、結局、今年は家庭の事情により、春・夏・秋も半分以上は東京で暮らすことになりました。

<山荘前の道路と、向こうに蓼科山 11月18日09:29>

また、今年の春~秋にどの程度の期間、蓼科に滞在できるか見通せなかったため、私の退職以来12年間続けてきた蓼科で畑を借りての野菜作りも今年はお休みにしました。

このブログのタイトルは『蓼科田舎暮らし~晴耕雨楽~』です。しかし、今年は『時々蓼科田舎暮らし~晴楽雨楽』と表記するのが正しいような暮らしとなりました。
「晴耕雨楽」とは晴れた日は畑仕事をし、雨の日はクラシックギターを弾いて、音"楽”を"楽”しむの意ですが、今年は畑仕事はせずに、晴れの日も雨の日も音"楽”を"楽”しみましたから、「晴楽雨楽」が正しいです。(^^♪

<ベランダのベンチの上のランディ 2019年11月18日09:32>

そんな風に過ぎた1年でした。

11月下旬になり、山荘周辺の紅葉は終わり、すっかり落葉してしまいました。
18日(月)に山荘の水抜きをし、山荘を閉鎖して、山を下りました。

<山荘のアプローチにて 2019年11月18日09:33>

冬は東京で暮らし、次に蓼科に行くのは来年の4月になる予定です。
ゼロ歳から蓼科高原で育ち、ここで長年暮らしたランディも蓼科が名残惜しそうです。

2019年11月23日土曜日

第10回安曇野ギターコンサートに参加

11月17日(日)は安曇野市穂高交流学習センター「みらい」で開催された第10回安曇野ギターコンサートに参加、演奏しました。

この安曇野ギターコンサートは安曇野市のM女史が主催し、毎年アマチュア・クラシックギター愛好者有志が集まって、ソロや重奏を演奏します。これまでは12月に開催されていましたが、今年は予約の関係で、初めて11月の開催となりました。私は3年振り、6回目の参加です。

<安曇野の田園地帯と北アルプス 2019年11月17日09:13>

朝、車で会場の「みらい」に近づくと、安曇野の田園地帯の向こうに望む北アルプスの山々がきれいでした。

<安曇野市穂高交流学習センター「みらい」外観 11月17日10:39>

コンサートは13時に開演で、第10回目のプログラムは下の通りです。

<第10回安曇野ギターコンサート・プログラム>

このギターコンサートは長野県内のアマチュアのクラシックギター・コンサートとしては比較的大勢のお客様が毎年集まっています。これは、主催者Mさんが地元新聞やミニコミ誌にコンサート案内を掲載するなど情宣活動をされていることと、長年の実績で、地域に定着してきていることが大きいと私には思えます。

<一番目の演奏、フルートとギターの二重奏 11月17日13:10>

私は3番目の出番で次の2曲を演奏しました。
 ☆アグスティン・バリオス作曲   「ビダリータ(悲恋歌)
 ☆さだまさし作曲(蓮見昭夫編曲) 「秋桜

1曲目は大きな傷は無く弾けたと思いますが、2曲目は途中止まって、弾きなおすという大怪我がありました。これは、その前10日間ほど風邪をひいていたための弾き込み不足が露呈したものだと思います。コンサートでは言い訳はできませんので、これは反省点です。

<私のソロ演奏 2019年11月17日13:24>

参加者の皆さんはそれぞれ熱のこもった、持ち味あふれる演奏でしたが、やはり、この日の圧巻はゲストのyasupochi(渡邊泰敏)さんでした。
演奏された、アグスティン・バリオスの「大聖堂」全楽章とイサーク・アルベニスの「アストリアス」は、今話題の映画『マチネの終りに』の中で演奏され、効果的に使われている曲で、タイムリーでした。
3曲目のデ・ラ・マーサの「ロンディーニャ」、そして、アンコールとして演奏された曲の中島みゆき(yasupochi編)の「糸」も含め、yasupochiさんの高い技術に加えて、歌わせる力が十分伝わってきて、とても楽しめました。

<ゲスト、yasupochiさんのソロ演奏 11月17日15:28>

コンサート終了後は、近くの「デニーズ」あずみの店に移って、打ち上げ会が行われました。

私は治りきらない風邪をおしての参加でしたが、皆さんの演奏を聴き、交流し、楽しい、価値のある一日でした。

このコンサートを10年間にわたって企画、運営されてきたMさんには敬服します。私が事務局として運営する「弾き回し練習会」とは違って、きちんとしたコンサートの実行は準備、手配、当日の運営すべてが大変です。あらためてお礼申し上げます。

2019年11月2日土曜日

志野文音ギターライブ@国立ハーバーライト

10月30日(水)晩は国立市のジャズ&バー「ハーバーライト」で行われた志野文音ギターライブを聴きに行きました。
志野文音さんは東京芸大大学院博士課程を卒業し、現在、国立音楽大学の講師などをしながら幅広い演奏活動を行う、まだ20代の若手クラシックギタリストです。

<演奏前のトーク/志野文音さん 2019年10月30日19:37>

私のギター仲間からFacebookなどで彼女の評判を聞いていましたので、一度、生演奏を聴いてみたいと思っていました。中央線国立駅近くのジャズ・バーでソロ・ライブがあって、その機会を得ました。

ライブは第1部が午後7時半から開始。1時間ぶっ続けで、トークを交えながら次の曲を演奏されました。

♬チック・コリア作曲     スペイン
♬横尾幸弘作曲        さくらの主題による変奏曲
♬S.マイヤーズ作曲(J.ウィリアムズ編) カヴァティーナ
♬H.マンシーニ作曲(江部賢一編) ひまわり
♬フレディ・マーキュリー作曲  ボヘミアン・ラプソディー
♬F.タレガ作曲       アラビア風奇想曲
♬バーデン・パウエル作曲   ベリンバウ
♬コンスエロ・ベラスケス作曲 ベサメ・ムーチョ
♬椎名林檎作曲        りんごのうた
♬ロラン・ディアンス作曲   タンゴアンスカイ


<ヘンリーマンシーニ作曲「ひまわり」~ by 志野文音>

そして、30分の休憩の後、第2部が始まり、さらに1時間にわたって次の曲を演奏されました。

♬ジョセフ・コズマ作曲   枯葉
♬J.ガーシュウィン作曲  サマータイム
♬志野文音オリジナル   (曲名を聴き洩らしました)
♬レオ・ブローウェル作曲  11月のある日
♬古賀政男作曲       悲しい酒
♬A.C.ジョビン作曲   フェリシダージ
♬F.ショパン作曲     ノクターン
♬J.S.バッハ作曲    無伴奏チェロ組曲より
♬志野文音オリジナル   (曲名を聴き洩らしました)
♬   〃         碧い月
♬A.ルビーラ作曲     禁じられた遊び
♬F.タレガ作曲      アルハンブラの想い出
♬アストル・ピアソラ作曲  リベルタンゴ
<アンコール>
♬志野文音オリジナル    陽だまり

<志野文音さん~ライブ終了後 10月30日22:07>

この日の志野さんのライブは、前もって演奏プログラムを用意するクラシック・リサイタルのスタイルとは違い、事前のプログラムはなく、思いつくままに曲を弾いていくというジャズ・ライブのスタイルです。

一曲目は、アランフェス協奏曲のテーマを使った、チック・コリアのジャズの名曲「スペイン」で始まり、バロック曲から、クラシックギター・オリジナル曲、ボサノバ、ジャズ、古賀政男の演歌、自作曲までと、とても広いジャンルです。
ギター・オリジナル曲以外は大半は志野さん自身の編曲です。所々にアドリブをいれ、時にはアドリブで曲と曲をつないで演奏したりもしました。

<バーデン・パウエル作曲「ベリンバウ」 by 志野文音>

作曲、編曲、アドリブと自在にこなす、多彩な才能、また、情熱的な演奏表現、そして、合計2時間にわたって20数曲を一人で弾き切る力量に魅了され、堪能しました。

若い、大きな可能性を感じられる才能を見ることは私にとって楽しいことです。