2012年3月25日日曜日

いつまでも終わらない冬

今朝起きると雪がパラパラ降っていました。朝7時のベランダにおいてある温度計はマイナス6度でした。午前中は雪が降ったりやんだりして、2cm程また積りました。
昼間の最高気温はマイナス2度までしか上がらず、今日は真冬日です。

3月末の雪とランディ 2012年3月25日11:32 by Poran111


お彼岸が過ぎたと言うのに、これだけ冬のような気温の日が続くことは珍しいです。
しかし、気温が低いとは言っても、マイナス15度超の厳寒期を経験してきた体にとってはどうということはありません。

2012年3月23日金曜日

『宇宙の地図』 観山正見・小久保英一郎共著


しばらく前の日本経済新聞に、 宇宙の地図観山正見 ・小久保英一郎共著(朝日新聞出版刊)の書評が載っていて面白そうだったので、茅野市図書館から借りてきて、読みました。


この本は、NASA、国立天文台、JAXAなどの最新の天文学の成果を結集し、コンピューター・シミュレーションも活用し、地球から宇宙の果てまでを見渡せるように製作された「宇宙の地図」です。 
文章には全てルビが振られ、子供から大人までが読みやすいように書かれています。

「宇宙の地図」表紙 by Poran111
「宇宙の地図」表紙, a photo by Poran111 on Flickr.

「宇宙の地図」は東京都三鷹市の国立天文台からスタートし、だんだん地球から遠ざかって行きますが、10mの乗数での距離の画像が表示されます。下の写真は3枚目、10mの2乗=100mの距離からの画像です。

「宇宙の地図」10#2m by Poran111

22枚目の下の写真は10mの21乗、つまり地球から10万光年の距離です。銀河系全体が見えています。私達は銀河系を飛び出すことはできないそうです。この画像は想像図ですが、様々な科学的根拠を基に描かれています。 

「宇宙の地図」10#21m by Poran111

26枚目の下の写真は10mの25乗、つまり地球から10億光年の距離です。
この画像は日本も参加したSloan Digital Sky Survey Project で明らかになった宇宙の広い部分の構造との事です。一つの点は銀河で、点が全くないところは観測がまだ実施されていないところです。この全体構造を宇宙の大規模構造と言い、宇宙の一番大きな階層です。宇宙は、大規模構造、銀河団、銀河という三層構造になっているとの事です。

「宇宙の地図」10#25m by Poran111

最後の28枚目の写真(下)は10mの27乗、つまり地球から1,000億光年の距離です。


「宇宙の果ては137億光年と言われています。これは宇宙が137億光年前に誕生したことに由来します。現在見えている100億光年先の宇宙は、その100億光年前の姿を見ていることになります。137億光年前には宇宙は生まれていませんので、見ることができません。つまり、私たちから見える最大限ということで「宇宙の果て」です。
宇宙の果ては宇宙の大きさではありません。宇宙はもっと大きいと考えられています。」
         ・・・・・ 『宇宙の地図』 P.106より

「宇宙の地図」10#27m by Poran111

この本の画像を見ていると、宇宙のとてつもない大きさ、時間の途方もない長さを感じることができます。そして、科学が進んで色々なことが分かってきたと言っても、宇宙の観測さえされていない部分はまだたくさんあり、分かっていることはほんのわずか、ほんの一部分にしか過ぎません。

宇宙の途方もない大きさや、気の遠くなるような時間の長さを考えれば、この小さな地球上での人間の争いや、日々の生活で思い煩うことなど大したことはないという気になってきます。

10mの27乗(=1,000億光年)の最後の画像まで見て、理系に弱い文系人間の私は次のような疑問を持ちます。
・・・・・・
*宇宙の果ては137億光年と言うが、それは私達が見ることができるのが137億光年までと言うことで、実際には宇宙はもっと大きいとの事。そうすると宇宙の本当の果てはあるのかないのか? 果てがあるとすれば、何なのか? どのくらいの距離か? そして、距離とは何なのか?
*宇宙は137億光年前に誕生したとの事だが、137億光年より前は何なのか? どうなっていたのか? 時間はどこまで遡るのか? そして、時間とは何なのか?

この本に描かれている10mの27乗より先、その更に向こうについての疑問は、哲学上、あるいは形而上学、あるいは宗教上の問いになってくるのでしょう。

2012年3月11日日曜日

早春の雪化粧

昨日昼頃まで二日間雪が降っていましたが、今日は朝からきれいに晴れました。
午前中、快晴の中、ランディといつもの散歩に出掛けました。

雪化粧の散歩道 2012年3月11日10:06 by Poran111

晴れると3月の日差しは強く、散歩ではサングラスをかけました。

早春の雪/唐松林 2012年3月11日10:05 by Poran111

カラマツやモミの木の枝の上には二日間の間降った湿った雪が乗って、再びきれいな雪化粧となりました。
しかし、この時期の雪化粧は短い時間で終わってしまいます。日が差して気温が上がれば融け、風が吹けば落ちてしまいます。

唐松の雪 2012年3月11日 10:05 by Poran111

今日のこの深い、きれいな青空は午前中だけでした。午後には曇ってきて、夜には雪がぱらつき始めました。

2012年3月10日土曜日

早春の大雪

一昨日の夜から降り始めた雪はずっと降り続き、今日の昼になって漸くやみました。結局、二日間で42cm積り、今年最大の積雪となりました。

庭の積雪/3月の大雪 2012年3月10日8:29 by Poran111

実は昨夜遅く、次男と彼の友達二人が中央高速バスの最終便に乗って、スノーボードをしに山荘にやって来ました。
それで、今朝は彼らがアプローチの雪掻きをしてくれました。私を含めて4人でやったため、手際よく雪掻きができ、彼らは私の四輪駆動車エクストレイルに乗って、ピラタス蓼科スキー場に出掛けて行きました。
42cmの湿った重い積雪を私一人で雪掻きしたら、腰でも痛くなってしまうところでしたが、タイミング良く若者3人が来てくれていたので、大いに助かりました。


アプローチの雪掻き 2012年3月10日8:30 by Poran111


雪掻きの間、ランディのリードをはずしてあげたら、ランディは我々の周りを走り回ったり、雪掻き作業を見物したりしていました。

2012年3月9日金曜日

早春の雪

ここ数日、4月のような暖かい日が続いていたのですが、昨晩から気温が少し下がって雪が降り始め、今朝からずっと、そして今も弱い雪が降り続いています。今日は昼間の気温が0度と、冬の時期ほどは下がっていないため、湿った雪です。

弱い雪の降るアプローチ 2012年3月9日16:07 by Poran111

既に10cm位積もっていますが、天気予報だと明日朝まで降り続くようですから、また20cm位は新しく積るかもしれません。

雪降る庭のランディ 2012年3月9日16:05 by Poran111

雪なのでランディは一日中家の中にいましたが、夕方雪の降る庭に出してあげたら、喜んで少し遊びました。

2012年3月5日月曜日

映画『禁じられた遊び』

映画『禁じられた遊び』のDVDをレンタルショップから借りてきて、見ました。
この映画はルネ・クレマン監督の1952年公開のフランス映画で、アカデミー賞外国映画賞やヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞などを受賞した、言わずと知れた名画です。

「禁じられた遊び」DVD by Poran111

私がこの映画を前回見たのはもう半世紀近くも前でしょう。私の年代で若い時にギターを弾いた人達は、この映画の中で流れるナルシソ・イエペス演奏の名曲「愛のロマンス」に魅せられ、自分でも弾いてみたくなって、ギターを習い始めた人が多かったはずです。私もその一人です。

<映画『禁じられた遊び』:Jeux interdits>

今、再びこの映画を見ると、イエペスの演奏するギター曲の数々は哀愁を帯び、映画の雰囲気を深めています。また、イエペスの演奏するギター音楽もこの映画によって生かされています。
映画を見たら、自分でもギターで弾きたくなって、久し振りに「愛のロマンス」を弾きました。


聖子氏宅でくつろぐナルシソ・イエペス by Poran111

ところで、私は去年から、ギタリスト・小原聖子先生が蓼科にいらした時に、仲間と一緒に聖子先生から時々レッスンを受けられるようになりました。聖子先生は、ナルシソ・イエペス(1927年~1997年)が来日した際にその才能を認められ、17歳の時に一緒にスペインに渡り、イエペスから直接指導を受けられた、謂わば、イエペスの愛弟子です。レッスンの中で聖子先生は時々イエペスの演奏技術の話もして下さいます。
そうすると、聖子先生から今レッスンを受けている私はイエペスの「孫弟子」と言えるのでしょうか?もっとも、私の演奏レベルでは、そう言っても、誰もまともに話を聞いてくれないとは思いますが・・・。

2012年3月3日土曜日

第5回「クラシックギター弾き回し練習会」(女神湖畔宿泊)のご案内

第5回『クラシックギター・弾き回し練習会』を5月26日(土)~27日(日)に信州白樺高原、女神湖畔のペンション「優しい時間」で泊まり込みにて開催しますので、ご案内します。

詳細は「クラシックギター弾き回し練習会のブログ」に記載してありますので、ご参照ください。
 http://hikimawashi.blogspot.com/2012/03/blog-post.html