2011年12月25日日曜日

今年もまたホワイト・クリスマス

クリスマス・イブの昨夜遅くから、山荘周辺では雪がパラパラ降り始めました。
今朝起きて、雨戸を開けると、雪が1~2cm降り積もって、庭は真っ白になっていました。やはり今年もホワイト・クリスマスになりました。

ランディ/我が家のアプローチで 2011年12月25日9:28 by Poran111

ランディはいつも散歩に出掛ける前に、山荘のアプローチでしばらくフリスビー遊びをします。今朝は白い雪の上でのフリスビー遊びとなりました。

<ランディのフリスビー遊び/山荘の庭で 2011年12月25日9:26>

今日は午前中は一時晴れていましたが、午後になったら又雪が降り出し、夕方まで本格的に降りました。更に5cm位は降り積もりました。

2011年12月24日土曜日

雪の少ないクリスマス・イブ

今日、朝7時にベランダに置いてある温度計はマイナス14度、昼間の最高気温もマイナス5度で、この冬一番の寒さでした。しかし、今年は雪が少ないです。自分のブログ記事を見ると、去年のクリスマス・イブは雪が降って、ホワイト・クリスマスでした。今年は我が家の庭は部分的に白くなっている程度です。

クリスマス・イブのランディ 2011年12月24日 by Poran111

それでも、クリスマスにはクリスマス・ソングを聴きます。クリスマス・ソングには良い歌がたくさんありますが、その内のお気に入りの一つ、Charlotte Churchが歌う「Oh Holy Night」をアップします。


最初Charlotte Churchという名前を聞いた時、これはどこかの教会の名前かと思いましたが、Charlotte Maria Churchという氏名でChurchは名字でした。シャルロット・チャーチ(1986年生れのイギリス人)の歌声は素晴らしいと思います。

2011年12月23日金曜日

諏訪清陵古典ギター部「クリスマス・コンサート」

今日(23日)は午後2時から諏訪郡富士見町にある三位一体ベネディクト修道院で行われた「クリスマス・コンサート」を家内と聴きに行きました。演奏は県立諏訪清陵高校古典ギター部の皆さん13人です。
三位一体ベネディクト修道院は12年前に建設されましたが、静かな林の中の煉瓦造りの建物はとても良い雰囲気でした。


我々は開演の2時直前に修道院に着いたら、会場の聖堂はもう満員に近かったです。
この日の演奏曲目は下記の通りでした。
このギター・アンサンブルでは大、中、小、次のような様々な大きさのギターを使います。
Alto1、Alto2(いずれもちょっと小振りで、少し高音を出す)、Cembaro(更に小型で、指に金属の爪を付けて弾き、チェンバロのような音が出る)、Prime(私が弾いているのと同じ、通常のクラシックギター)、それにGuitarron(チェロのような形をしていて、立てて弾く)。

<演奏曲目>
1.オー・シャンゼリゼ         Wilshaw & Deignan作曲 橋本道範編曲
2.ガボット               G.P.Hendel作曲 新堀寛己編曲
3.アルキーナ組曲          G.P.Hendel作曲 新堀寛己編曲
4.スパニッシュ・コーヒー       F.Mills作曲
5.諸人こぞりて            早川正昭作曲 新堀寛己編曲
6.主よ、人の望みの喜びを     J.S.Bach作曲 NE編曲
~休憩~
7.乾杯                 長渕剛作曲 唐澤正紀編曲
8.Help!               John Lennon & Paul McCartney作曲 唐澤正紀編曲
9.花祭り                アンデス民謡 唐澤正紀編曲
10.クラベリトス~おまえのカーネーションをおくれよ~   橋本道範作曲
11.わらべうたの主題に夜プレリュードとフーガ       早川正昭作曲
12.クリスマスキャロル        F.Graber作曲 NE編曲
~アンコール~            
スパニッシュ・コーヒー         F.Mills作曲


高校のギター・サークルの演奏ですし、正直言って私はあまり最初期待していませんでした。しかし、聴くと、音は綺麗で、曲想も良く付けられていて、大いに楽しめました。高校からギターを始めた人なら、練習してまだ1年か2年未満ですが、それにもかかわらずアンサンブルとして良く弾けているな、と感心しました。
高校生の人達はどんどん上達するでしょうから、これから大いに楽しみだと思います。

三位一体ベネディクト修道院聖堂 by Poran111

この修道院の聖堂(上の写真)は木造で天井が高くて音の響きが良く、クラシックギターの演奏にはぴったりでした。
諏訪清陵古典ギター部の皆様、楽しませていただき、ありがとうございました。

2011年12月18日日曜日

小原安正著 「ギタリストの余韻」


今年の夏頃から、ギタリスト小原聖子先生が蓼科にいらした時に、縁があって時々私は聖子先生のギター・レッスンを受けています。
蓼科で聖子先生のレッスンを一緒に受けているYさんが先日、聖子先生の父上である小原安正氏の著作「ギタリストの余韻」(音楽之友社1988年刊)を貸してくれました。


小原氏の自伝ですが、読み出したら面白くて、遅読の私でも一気に読んでしまいました。
「ギタリストの余韻」表紙 by Poran111

小原安正氏(1914~1990)は日本でのギター音楽がまだ確立されていない時代にプロ・ギタリストとしての道を歩み始め、日本のギタリストの草分けであり、日本のクラシックギター発展の道を拓いた人と言って過言ではないでしょう。

小原安正氏写真1970年頃/「ギタリストの余韻」より by Poran111
その小原氏がギターを習い始めた時の事から、ギタリストとして、また指導者として歩き始めた過程と苦労話が生々しく語られています。


ギタリストとなった後、1954年に40歳で初めてスペインに留学し、約1年半にわたってスペインに滞在しました。その間、マドリード国立音楽院でサイエンス・デ・ラ・マーサ(1903~1982)教授による授業を受けたこと、バルセロナに出向いてのエミリオ・プジョール(1886~1980)から受けた1ヶ月の指導、1995年夏にはイタリアのシェナに行き、1ヶ月間キジ音楽アカデミー・夏季セミナーで不世出の天才・アンドレス・セゴビア(1893~1987)から直接指導を受けたことが語られています。今から見れば伝説的な巨匠達から受けたレッスンの具体的内容は大変興味深いです。


アンドレス・セゴビアのクラス/小原安正氏 1955年夏 by Poran111

その後、アンドレス・セゴビアの2回目の来日(1959年)、ナルシソ・イエペス(1927~1997)の初来日(1960年)と続き、そのいずれもに小原氏が滞日中のアテンドをし、又そこに語られる裏話も面白いです。

聖子氏宅でくつろぐナルシソ・イエペス by Poran111

私のような団塊の世代前後の人間にとっては、当時有名だった国外、国内のギタリストや当時の出来事と重ね合わせ、なるほどそうだったのかと思うことも色々あり、興味深く、貴重な読み物でした。
ただ、この本が今は絶版になっているらしいことはちょっと残念です。

2011年12月12日月曜日

蓼科湖と北八ヶ岳

先週の金曜日まで3日間続いて雪が降ったりやんだりして、北八ヶ岳も蓼科高原の標高の高い地域も白く雪を冠りました。私の山荘では一昨日、土曜日朝には氷点下12度まで気温が下がりましたが、その後は寒さは少しずつゆるんできました。

蓼科湖、北八ヶ岳、蓼科山 2011年12月12日14:27 by Poran111

今日昼過ぎ、用事があって車でビーナスラインを通ったら、ビーナスライン沿い、標高1,230mの所にある蓼科湖には白くなった北八ヶ岳と蓼科山が湖面にきれいに映っていました。
今週は平年並みかそれより少し暖かい気温に戻りそうです。



2011年12月9日金曜日

初の雪道の散歩

一昨日から降ったりやんだりしていた雪は今朝まで降り、3日続いて降りました。
今日午前には10cm近くにまで降り積もりました。気温も下がり、朝8時の庭の温度計はマイナス7度。
周辺の道路も林もたっぷり雪をかぶり、完全な雪景色です。
午前中は今シーズン初めてのランディとの、全面雪に覆われた雪道散歩となりました。

フリスビーを持ってくるランディ 2011年12月9日0930 by Poran111

散歩に出掛ける前に、いつもランディは家のアプローチでフリスビー遊びをします。今日は初めての雪上フリスビーでした。フリスビーを追って、ランディは雪の上を勢いよく走っていました(上の写真)。

雪道を散歩するランディ 2011年12月9日9:45 by Poran111

今日は昼間の最高気温がマイナス3度。夕方5時にはマイナス8度まで気温が下がりました。一日中氷点下だったのも今シーズン初めて。一日中氷点下だと冬になったな、という感じがします。
この具合ですと、明朝の最低気温はマイナス10度を下回りそうです。

2011年12月7日水曜日

今年初の積雪

昨日夕方6時頃から急に雪が降り始めました。ずっと降り続いてはいなかったようですが、今朝雨戸を開けてみると、地面も木々も真っ白になっていました。2cm位の積雪です。
全面積雪したのは今シーズン初めてです。

山荘前道路の積雪 2011年12月7日8:36 by Poran111

私のブログの過去の記事を調べてみると、去年の最初の積雪は11月15日でした。
それ以前は、2009年は11月2日2008年は11月18日、2007年も11月18日でした。ですから、今年の12月7日の初積雪は例年よりも3週間位遅いことになります。

山荘アプローチの積雪 2011年12月7日8:35 by Poran111

しかし、午後には気温が5度位まで上がりましたので、夕方までには道路上の雪は大方解けてしましました。暖かいということは、標高の高い所に住んでいる我々にとっては体が楽で良いのですが、スキー場などスノー・スポーツをする施設などは困ることでしょう。

ベランダのベンチに立つランディ 2011年12月7日8:39 by Poran111

ランディは雪など全然苦にしません。ランディには雪景色が似合っている感じがします。

尾尻雅弘クラシカル・ギター・コンサート

3日(土)に小原聖子ギタースタジオ柿生教室でのマルコ・デル・グレコ・ギターリサイタルと忘年会に参加し、翌日、4日(日)は朝一番で東京の家から蓼科の山荘に戻ってきました。
4日(日)午後に諏訪市の音ギャラリー「風我」で「尾尻雅弘クラシカル・ギター・コンサート」があったからです。
尾尻雅弘さんは軽井沢在住で、第28回パリ国際ギターコンクール第3位、1988年アンドレス・セゴビア賞受賞の実力派ギタリストです。
音ギャラリー「風我」は去年オープンした、クラシックギターの演奏にはぴったりのホールですが、ここで本格的なプロギタリストによる演奏会が行われるのはこれが初めてでしたので、私は楽しみにしていました。

尾尻雅弘ギターコンサート@風我 2011年12月4日 by Poran111

築100年の古民家を改造した、こじんまりしたホールで2時から演奏は始まりました。この日の演奏曲目は下記の通り。バロックの曲目がずらっと並べられ、クラシックギターの真髄を楽しむことができました。
尾尻さんの高度なテクニックを間近で聴き、見ることができ、特にギター演奏としては大曲で、難曲であるバッハの「シャコンヌ」は聴きごたえがありました。



<演奏曲目>
*ジョン・ダウランド作曲   アルメイン、カエルのガリヤルド、
   (1563~1626)        涙のパヴァーヌ(流れよ、わが涙)、ファンシー「かすかな望み」
*ヘンリー・パーセル作曲  ハープシコードの為の「4つの小品」(J.ブリーム編曲)
  (1659~1695)          ~ エアー、メヌエット、ホーンパイプ、ロンド
*G. P. テレマン作曲     無伴奏フルートの為の「12の幻想曲」第1番イ長調
  (1681~1767)       無伴奏ヴァイオリンの為の「12の幻想曲」第1番変ロ長調
*S. L. ヴァイス作曲      組曲第16番ニ短調
  (1687~1750)         ~ 前奏曲、ウン・ボコ・アンダンテ、ラ・パディナージュ、
                       ル・シシリエス、メヌエット、ジーグ
   ~ 休憩 ~
*J. S. バッハ作曲      無題の曲 BWV510
  (1685~1750)        無伴奏ヴァイオリンの為の「パルティータ第2番」ニ短調
                                        BWV1004 ~シャコンヌ
                   目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ BWV140/645
                   ゴールドベルク変奏曲 BWV988 ~アリア
                   主よ、人の望みの喜びよ BWV147
   ~ アンコール ~
*J. S. バッハ作曲                「アンナ・マグダレーナの音楽帳」より、メヌエット
*   〃                     チェロ組曲第6番 サラバンド
*カタロニア民謡(マヌエル・ポンセ編曲)  聖母の御子

コンサートの後は近くのレストランで、尾尻先生を囲んで打ち上げ会があり、私も参加しました。ギターの好きな人達ばかりなので、夕方5時から夜9時まで延々とギター談議に花を咲かせました。私は車なのでお酒は飲めませんでしたが、尾尻先生とも話しができ、楽しく、中身がたっぷりありました。

3日(土)、4日(日)と、コンサートと打ち上げ会が続き、私としては大いに充実した週末でした。

2011年12月6日火曜日

マルコ・デル・グレコ・ギターリサイタル&忘年会

12月3日(土)は朝、蓼科の山荘を車で発ち、東京の家に車を置き、電車で小田急線柿生駅近くの小原聖子ギタースタジオに行きました。そこでの3時からのマルコ・デル・グレコのギターリサイタルを聴き、その後同じ場所で行われる小原聖子ギタースタジオの忘年会に参加するためです。マルコ・デル・グレコ(Marco Del Greco)は昨年の第53回東京国際ギターコンクールの優勝者で、優勝者は翌年のコンクールの時期に招待されて日本国内でコンサート・ツアーを行うことになっていて、この日のリサイタルはその一環です。

マルコ・デル・グレコ氏と@小原ギタースタジオ 2011年12月3日 by Poran111

小原ギタースタジオの居間でリサイタルは行われ、居間にびっしり人が座って、一番前の人は演奏者から1メートルの距離もありません。間近に演奏を聴き、見ることができました。アットホームな演奏会です。
この日の演奏曲目は次の通りでした。

<演奏曲目>
*ハンス・ウェルナー・ヘンツェ(1926~)作曲         1958年作の室内楽曲から3つのティエント
*ヨハン・カスパル・メルツ(1806~1856)作曲        エレジー
*カステルヌオーボ=テデスコ(1895~1968)作曲  ゴヤによる24のカプリチョ
                                  13.どちらの方が夢中なの
                                  15.多分弟子の方が物知りなのだ
                                  18.理性的な眠りは怪物を生む
  ~休憩~
*吉松隆(1953~)作曲                 風色ベクトル
                                       Ⅰ.風下へ   Ⅱ.凪   Ⅲ.風上へ
*マリオ・ガンギ(1923~2010)作曲          ソナチナ
*ミゲル・リョベート(1878~1938)作曲         F.ソルの主題による変奏曲
 ~アンコール~
*武満徹(1930~1966)作曲              シークレット・ラブ (「ギターのための12の歌」より)
*フランシスコ・タレガ(1852~1909)作曲       アルハンブラの想い出

マルコ・デル・グレコの演奏は音がきれいで、強弱のメリハリはあり、正確で高度なテクニックで、さすが東京国際の優勝者と思わせるもので、楽しめ、納得しました。


MarcoのギターLodi 2011年12月3日 by Poran111

演奏が終わって、忘年会の準備ができるまでの時間、2階の控室でマルコさん本人と話しができました。私のギター仲間で、茅野から駆けつけたarareさんと一緒に記念写真を撮りました(一番上の写真)。彼は29歳の独身で、気さくな青年と言う感じでした。
マルコさんに誰の製作のギターを使っているのか聞いたところ、イタリアのLodiだとことで、ケースから取り出して、見せてくれました。更に「弾いていいですよ」と言うので、遠慮せず弾かせてもらいました。
明るい美しい音色で、音量も十分あり、とても良いギターだと思いました。2009年製ですから、製作されて2年としては良く鳴りました(下のラベルの写真参照)。
日本ではまだあまり知られていなくても、世界には良いギター製作家がいろいろ出てきているのだろうと思われました。
Marco Del GrecoのギターLodi 2011年12月3日 by Poran111

同じ場所で、マルコさんも入って引き続き忘年会に移りました。小原聖子ギタースタジオの生徒、受講生や小原門下のギタリストや関連のあるギタリストの先生方も大勢いらっしゃって、盛況でした。蓼科高原ギターサマースクールで私が面識のある方なども何人かいらして、久し振りにお話しができました。小原聖子先生のお人柄もあるのでしょうが、とてもアットホームな雰囲気で、いろいろな方々とお話しができ、私にとっては実りのある会でした。