2010年9月30日木曜日

うなぎの館「天龍」@岡谷市



安曇野ちひろ美術館で9月28日(火)まで行われている「赤羽末吉展 ~絵本は舞台だ!~」を家内が見たいと言っていたので、27日(月)に見に行くことにしました。


この機会に、ネットの口コミ情報でのうなぎが美味しいと聞いていた、岡谷市諏訪湖畔の「天龍」に途中寄ってお昼を食べることにしました


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 <釜石水門から見た諏訪湖 2010年9月27日> 


我が家からは車で諏訪湖を南周りに走って、西岸の天龍町まで1時間10分で着きました。


諏訪湖西岸には釜石水門があり、そこを源流として天竜川が流れ始めます。天竜川は途中愛知県の一部をかすめ、静岡県の浜松市と磐田市の境で太平洋に流れ出る大きな川です。


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 <天竜川の源流になる、諏訪湖の釜石水門 2010年9月27日>


昭和30年頃までは諏訪湖と、そこから流れ出る天竜川でのうなぎの漁獲量は非常に多く、消費量も高かったそうです。 ですから、釜石水門近くの天龍町には今でもうなぎ屋がたくさんあります。 
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「うなぎの館・天龍」は外観はどうということもない店です(上の写真)。


口コミ情報では、いろいろある鰻メニューの中で「得得重」(2,500円)がお薦めだと書いてあったので、私も家内もこれを注文しました。
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注文を受けてからうなぎが焼き上がるまでに時間がかかりますが、待っている間にサービスで鰻骨のカレー味揚げ(上の写真)を出してくれました。



しばらくして出てきた「得得重」は鰻が2枚乗っていて、厚みで重箱の蓋が浮き上がっていました(下の写真)。
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 <「得得重」@鰻の館・天龍 2010年9月27日> 


焼かれた鰻は肉厚で、「天龍」秘伝のたれが使われています。味は甘口ですが、甘口が好きな私には合っていました。肝吸いが付いて、これだけのボリュームの美味しい鰻を食べて、満足でした。


この日は月曜日で、天気もあまり良くなかったので、店はすいていましたが、休日はお客が並んで待っているようです。「得得重」は数が限定のため、休日は売り切れになってしまうことが多いそうです。
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 <鰻の骨(左)と尻尾(右)の揚げ物 @うなぎの館・天龍>


サービスで出してくれた鰻骨のカレー味揚げも美味しかったので、それを1箱と鰻の尻尾の唐揚を一箱(各600円)を買って帰りました(上の写真)。

家に帰って食べましたが、お酒のつまみにも、ご飯のおかずにも合いました。しっかりした量が入っていて、夫婦二人では食べでがあります。

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上の写真は地元の画家が描いたという「天龍」の案内葉書です。

2010年9月28日火曜日

ジコボウ



昨夜から雨が降り始め、今日午前中は一時やみましたが、午後3時頃までしとしと降り続きました。 
この秋雨で元気がついたように、我が家の庭のカラマツの幹の周りにジコボウがふき出していました。
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  <我が家の庭に生えていたジコボウ(直径約4cm) 2010年9月28日>


ジコボウと言うのはイグチ科のキノコの総称で、いろいろな種類があるそうです。 我が家の庭で採れたジコボウは正式名はハナイグチで、カラマツリコボウとも呼ばれます。

このジコボウ(ハナイグチ)は傘の色が濃い赤茶色で、柄が黄色くつばもはっきりしていて、代表的なジコボウの一種です。


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 <我が家の庭に生えていたジコボウ(直径3~4cm) 2010年9月28日>


ハナイグチはカラマツの根と共生していて、カラマツの根から養分をもらい、お返しに土から水やリンなどを吸ってカラマツに与えているそうです。又カラマツの根に対して、土の中にいる病原菌からの攻撃を防いでいるとのことです。


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 <我が家の庭に生えていたジコボウ(直径約12cm) 2010年9月28日>


今日は、ちょうど食べごろの直径3.5cm~4cmのものを5本採りましたが、直径12cmにもなった大きいものも1本採れました。しかし、ここまで大きくなると味は今一つのようです。

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 <庭で採ったジコボウ 2010年9月28日>


ジコボウは一晩おくと傷んでしまうそうなので、すぐに夕方さっと水洗いして、茹でこぼしました。ネットで調べたら、キノコの中の虫を外に出すため水から茹でるのが良いと書いてあったので、そうしました。


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  <ジコボウの味噌汁 2010年9月28日>


夕食の味噌汁にジコボウを入れて、きのこ汁にしました。味はナメコのようなぬるっとした食感で、おいしくいただきました。


ジコボウは大量生産ができないようで、日持ちもせず、採れる期間も限られているため、地元の野菜店でもわりと高い値段が付いています。珍味の一つと言えるのでしょう

2010年9月27日月曜日

村井将チェロ演奏会



昨日、26日(日)午後2時から、我が家の近くのペンション「ベルクハウスG-CLEF」で村井将(ゆき)チェロ演奏会があったので、聴きに行きました。


チェロの村井さんは1991年東京芸大卒、現在はNHK交響楽団のメンバーです。ピアノ伴奏は山田洋子さん、武蔵野音大ピアノ科卒で、地元岡谷市出身です。


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  <9月26日。写真は携帯電話で撮ったので画質が悪い上に、ぶれています。>


客数は30人弱、ペンションのこじんまりしたホールでのサロン・コンサートです。

村井さんのチェロを聴くのは私は初めてでしたが、重厚な音から甘い音まで曲想に応じて弾き分け、また、バッハ、ショパン、ショスタコービッチと年代とタイプの違う3人の作曲家の曲をそれぞれ見事に弾き、楽しませていただきました。

ペンションの広くはない部屋でのコンサートでしたので、チェロの音の厚み、広がりが自分の体に響いて来る感じで、堪能しました。これはサロン・コンサートの良さだと思います。 

<演奏曲目>
*バッハ          無伴奏チェロ組曲第5番 全曲
*ショパン         序奏と華麗なるポロネーズ
*ショスタコービッチ   チェロ・ソナタ op.40
(アンコール)
*ショパン         チェロ・ソナタ 第3楽章
*ヨハン・シュトラウス  ロマンス
*ヘンデル         涙の流れるままに 

2010年9月24日金曜日

ランディの2歳の誕生日



今日、9月24日はランディの誕生日です。2歳になりました。


image from www.flickr.com<ベランダのベンチに立つランディ 2010年9月24日>

Dog Age Calculatorによれば、人間で言えば25歳ですから、もう立派な成人です。ひところに比べれば、むやみに物を噛むこともなくなり、少しは落ち着いてきました。


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  <ベランダにて 2010年9月24日>


誕生日のプレゼントはお祝いの言葉と骨形ガム一つ、とささやかでした

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  <ベランダのベンチで寝そべる 2010年9月24日>


ところで、今日は、テレビのニュースを見ると全国的に寒かったようですが、蓼科でも冷えました。昼間でも山荘室内の気温は10度でした。夜はこの秋初めて暖房を付けました。

2010年9月22日水曜日

秋の色

このところ蓼科高原は秋の空気になってきて、山荘周辺の木々はところどころ黄ばみ始めました。

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我が家の前の道路脇の木の葉っぱに黄色くなるものが出てきました(上の写真)。


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庭にも赤くなり始めた木が一本ありました(上の写真)。


あと2週間もすれば、高原の紅葉が始まるでしょう。

2010年9月17日金曜日

キクイモの花



私の畑に2本植えたキクイモ(菊芋)が今きれいな花を咲かせています(下の写真)。


キクイモ(菊芋)は実は芋類ではなく、北米原産のキク科の多年草です。地下部に生姜に似たイモ状の塊根をつけ、このキクイモ塊根を食べます

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去年、私の畑の隣で農園を営むポニーハウスのSさんからキクイモの塊根をいただいて初めて食べました。味はジャガイモに似たような舌触りですが、イヌリンという多糖成分を世界の植物の中で一番多く含んでいるそうです。イヌリンはインスリンの分泌を抑える効果が大きく、血糖値を上昇させない由。その他にも、ビタミン類、ポリフェノールを多く含み、健康に大変良いとのことです。


5月末に植えたキクイモはすくすく育って、もう私の背を超えました。11月頃になったら収穫できそうです。

初秋の空



今年の夏は蓼科高原でも平年よりも気温が高く、また気温が高い日が長く続きました。一番暑い時で我が家の室内の最高気温は24度位ですが、これでも平年よりは暑く感じました。


今週になって、蓼科高原は急に秋の空気になってきました。空にも秋の雲です。


image from www.flickr.com    <蓼科高原から見た車山高原 2010年9月17日午前>

昨日は朝から夜まで一日雨が降っていましたので、ランディは散歩に出掛けられませんでした。今朝は一転して、きれいに晴れ上がりました。

ランディとの朝の散歩で通った道からは、蓼科山、車山高原、遠くに乗鞍岳などが、澄んだ空と秋の雲の中にくっきりと眺められました。

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 蓼科高原から見た蓼科山(右)と八子ヶ峰(左) 2010年9月17日午前>

2010年9月11日土曜日

大萩康司ギター・リサイタル in しなの家

9月4日(土)晩に、女神湖近くのペンション「しなの家」(下の写真)で若手人気ギタリスト、大萩 康司さんのギター・リサイタルがあったので、4日(土)~5日(日)一泊で行ってきました。
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6:00pmから「しなの家」の畳敷きの食堂でリサイタルが始まりました。お客さん約40人が車座になって座りましたが、あまり広くはない食堂は一杯でした。

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配布された演奏プログラムがなかったので、演奏曲目全部を覚えていませんが、記憶しているものを下に記載します。


<演奏曲目>            (使用ギターはロベール・ブーシェ)

☆11月のある日         L. ブローウェル
☆12月の太陽          N. ロハス
☆そのあくる日           レイ・ゲーラ
☆コンポステラ組曲       F. モンポウ
☆大聖堂             バリオス
☆母に捧げるグアヒーラ    N. ロハス

私は大萩さんの正面のわずか2メートル位の所に座って聴きましたが、右手の指の動きも、左手の指の動きも細かいところまで見ることができ、また、息づかいまでもが聞こえました。素晴らしいテクニックと、やわらかい音から強い音まで、様々な音色で弾き分ける演奏を楽しむことができました
大萩さんの演奏を間近で見ていて印象に残ったことは、特に右手の指使いが柔らかく、繊細で、精確だということです。だから、あのような幅広い音の表現ができるのだろうと思います。


演奏会が終わると、「しなの家」リサイタルでのもう一つの楽しみである夕食懇親会が、同じ場所で始まりました。
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この日の料理も、しなの家・オーナーの山宮さんがご自分で釣ってきたヤマメなどの山魚、近くで採った山菜など、山の幸がたっぷりの料理でした(上の写真)。 


そして、食事が終わって、お酒も程良くまわってきた頃、懇親会の余興として大萩さんとオーナー山宮さんのギター二重奏が始まりました。 「アランフェス・コンチェルト」の第二楽章を編曲した二重奏から始まり、二つのギター、ベッサメムーチョ、コーヒールンバなど数曲を弾いてくれました。前日の夜、お二人でちょこっと合わせただけだそうですが、ほとんど即興で、お酒を飲みながら、これだけの演奏は流石で、お客さんは大いに喜び、懇親会はますます盛り上がって行きました。



6月のここでの福田進一さんのリサイタルに続いて、今回もスズムシさん、それにクラシックギター製作家佐久間悟さんも参加されました。そして、1年前に私が千曲市にお伺いした時にお会いして一緒にお酒を飲んだスズムシさんのギター仲間のIさんもいらっしゃいました。(下の写真、大萩さんの左が上田市のクラシックギター製作家佐久間さん。)


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お開きになったのは夜中の1時半でしたが、大萩さんともお酒を飲みながら直接いろいろお話をし、参考になる話も聞くことができました。


大萩さんは私の息子と同じ位の年代ですが、誰ともざっくばらんに、率直にお話をされていて、皆さん夜が更けるまで大いに楽しんでいたと思います。


(この日のリサイタルで大萩さんが弾かれた「そのあくる日」がYouTubeにアップされていましたので、下に添付します。)


2010年9月4日土曜日

畑のランディ



昨日、3日(金)朝、家内と畑に野菜を採りに行く時に、久し振りにランディを畑に連れて行きました。

私の畑の周辺で作業をしている人は他に一人しかいませんでしたので、初めてランディのリードをはずして、自由に遊ばせてみました。


幸い、ランディは勝手に遠くに行ってしまうことはなく、また、我々の畑作業の邪魔をすることもなく、近くで自分で遊んでいました。

ランディも今月24日には満2歳になりますから、少しは落ち着いてきたようです。




家内が収穫したミニトマトにランディは興味を示していました(上の写真)。


暫く遊ぶと、ランディは畑の日陰を見つけて、休憩していました(下の写真)。


我が家の畑は標高1,100mの所にありますが、それでも日中に直射日光が当たるとかなり暑いのです。

2010年9月2日木曜日

「ハーモニーの家」でのコンサート


蓼科高原三井の森別荘地内に「ハーモニーの家」と言う施設があります。「ハーモニーの家」は指揮者の故渡邉暁雄氏(1919~1990)の別荘地だった所に建てられたもので、「渡邉暁雄メモリアルホール」と言う音楽ホールと宿泊施設から成ります。


渡邉暁雄メモリアルホールは席数100席でこじんまりしていて、総木造で高原らしい木のぬくもりがあります(下の写真)。

毎年夏に、ここで「高原芸術祭」と称して、プロやアマチュアのコンサートがたくさん行われています(2010年 第24回プログラムをご参照)。


8月28日(土)晩は「サックス倶楽部アクシェ・サマーナイトコンサート」が行われたので、家内と聴きに行ってみました。

「サックス倶楽部アクシェ(ACCOUCHER)」はサックスのみのアンサンブルで、サックスはソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種類があります。私はサックスのみのアンサンブルを聴くのは初めてでした。

この日は「アクシェ」のメンバーの内10人が出演しましたが、出演者の中で男性は1人だけで、あと全員が女性です。サックスは男性が吹くと言うイメージ(あるいは先入観)が私にはあったので、これはちょっと驚きでした。


演奏曲目は下記のとおりで、ポピュラーな曲は思ったより少なかったのですが、サックスのアンサンブルは、意外と聴いていて面白くて、楽しめました。

<演奏曲目>
*ホーギー・カーマイケル  :スターダスト
*ジャン・フランセ      :小四重奏曲(四重奏)
*エイトール・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第5番(五重奏)
*ミハイル・イヴァーノヴィッチ・グリンカ:悲愴三重奏曲(三重奏/ソプラノ・バリトン・ピアノ)
*高橋伸哉          :パッション(三重奏)
*松本修一          :「月の夢」~古代旋律とアイリッシュ的舞曲の饗演(六重奏)
*鈴木英二          :フォスター・ラプソディー(五重奏)
*ヴィットーリオ・モンティ  :チャルダッシュ(十重奏・全員アンサンブル)
*バート・ハワード       :Fly me to the moon(五重奏・全員アンサンブル)
(アンコール)
*ビリー・ストレイホーン: A列車で行こう