2008年9月30日火曜日

「スペイン音楽の夕べ」坪川真理子ギターリサイタル


9月27日(土)晩は私のギターの先生である坪川真理子さんのギターリサイタル「スペイン音楽の夕べ」を雑司が谷音楽堂に聴きに行きました。雑司が谷音楽堂は住宅街の中にある、席数約60の、小さいですが、新しい、こぎれいなホールでした。
演奏曲目は下記の通り、スペインの作曲家の曲を集めています。坪川さんはスペインに留学し、約6年間滞在され、その音楽にはスペインの情熱、味わいのようなものが私には感じられました(そう言う私はまだスペインに行ったことがないのですが)。
最前列で聴いていましたが、演奏テクニックや音の出し方など、私にとっては勉強になり、また、楽しませていただきました。
<プログラム>
トナディーリャ         (アンヘル・バリオス)
序奏とファンダンゴ     (D.アグアド)
アルハンブラの思い出   (F.タレガ)
カスティーリャの唄と踊り  (R.S.デ・ラ・マーサ)
ロンデーニャ         (R.S.デ・ラ・マーサ)
「タロット」より 皇帝、力、世界 (T.マルコ)
小麦畑で            (J.ロドリーゴ)
「5つのエボカシオン」より Ⅱギターは夢を泣かせる (G.アブリル)
ゴヤの美女           (E.グラナドス)
椿姫幻想曲          (J.アルカス)

2008年9月29日月曜日

埼玉ギターコンクールに挑戦の記


9月23日(火)秋分の日は埼玉ギター協会主催の第15回埼玉ギターコンクールに参加、演奏しました。埼玉ギターコンクールに参加したのは去年に続いて2回目です。
会場はさいたま市民会館うらわ8階コンサート室。61人が参加エントリーし(実際には5人くらいが当日欠席)、私はその中の一人として、午後に課題曲と自由曲を1曲ずつ演奏しました。 朝10時から夜8時頃まで60人近くが延々と演奏するのですから、一日中それを聴いている審査員の先生方(約10名)は大変だと思います。
私の演奏はと言えば、順番が来て、ホールの壇上に入り、椅子に座り、足台をセットして、課題曲を弾き始めたら、3小節くらいでど忘れし、頭の中は真白、最初から弾き直しました。「ああ、もうこれで駄目だ!」と思い、次の自由曲の演奏に入ったら、逆に開き直ったのか、こちらはそれ程緊張しないで弾けました。
自分の演奏と控室での練習の時間を除いては、参加者も観客席で聞くことができますので、私も半分位の人達の演奏を聴くことができました。
夜8時頃ようやく全員の演奏が終わると、去年の優勝者、 小林荘友さんの演奏が20分間位ありました。まだ20歳代と思われる小林さんは流石優勝者だけあって、凄いテクニックでした。
その後、優勝者と第2位、第3位の発表と表彰がありました。優勝者と第3位は40歳代と30歳代の男性、第2位は11歳のかわいい女の子。このお嬢さんはF.ソル作曲の「グラン・ソロ」を弾きましたが、この大曲を堂々たる演奏でした。
表彰式が終わると近くのイタリアン・レストランに移り、審査員を含む埼玉ギター協会の会員先生方とコンクール参加者とで、打ち上げ懇親パーティーが行われました。コンクールでの上位10数位くらいまでの演奏者の詳しい評点は、2、3週間後には郵便で参加者全員に送られてくるはずです。しかし、各人の評点は、この懇親パーティーの時に審査員の先生に直接聞けば、個別に教えてくれることになっています。そこで、自分も審査員の先生のところに行って、聞きました。
私の演奏の評点は次の通りでした。
「課題曲78点、自由曲78点、総合78点。
コメント:よく弾けているが、リズムが不安定。アクセント・パルスに気を付けること。個性・性格の現れ方が弱い。」
私はかなり個性を出して弾いているつもりでしたので、“個性・性格の現れ方が弱い”というのはちょっと意外でした。先生のお話では--このホールは音響が悪くて、大きいため、(審査員が)後ろで聞いていると音が平板に聞こえる。従って、こういうホールでは、音が後ろまで届くような弦の弾き方が必要であり、又、かなりメリハリを付けて演奏する必要がある--とのことでした。自宅や小さなホールで弾くのとは違う、大きなホールでの演奏の仕方を身に付けなければいけないということですが、私はまだそこまでのレベルにはなっていないのです。
評点については80点は合格点で、入賞してもおかしくないレベルとのことです。先生の評点を記載したノートを見ると、78点の人はゴロゴロいました。私の78点は全体の中では並みか、それになんとか近いレベルかなぁ、と思いました。
ただ、私が去年このコンクールに最初に参加した時の評点は76点でしたから、1年間で一応向上したことは確かです(この辺の1点、2点の差は大きいのです)。 この歳になると練習しても、10代、20代の時と比べると上達するスピードは5分の1か10分の1くらいの気がします。しかし、60歳を過ぎてもまだまだ上達できることが裏付けられましたので、これは私にとっては励みになります。
私はこの日、全体の約半分、30人くらいの人達の演奏を客席から聴きました。セミプロ並みのレベルの演奏をたくさん聞くことができ、たいへん勉強になった一日でした。

2008年9月16日火曜日

初秋の蓼科




9月も半ばになると、蓼科高原には夏の避暑客はいなくなり、今別荘地にいるのは定住者や長期滞在者が中心です。昼間でも長袖シャツを着ていますが、まだ暖房するほど寒くはなく、9月は静かな、落ち着いた時期です。


image from www.flickr.com          横谷峡の王滝神社 2008.9.16

今日午後は晴れたので、メルヘン街道(国道299号)沿いの横谷観音入口の駐車場に車を停め、そこから遊歩道を歩いて、王滝神社を経由して、横谷観音展望台まで散歩しました。横谷観音展望台からは横谷渓谷と王滝が見下ろせます。 


 この辺の本格的な紅葉は例年10月半ばからですが、もう森の中には黄ばんだ葉が所々に見られるようになってきました。

image from www.flickr.com               竜脳菊@横谷観音散策コース

森の中の遊歩道にはヤマトリカブトやリュウノウギク(竜脳菊)などの野草が小さな綺麗な花を咲かせていました。


往復約40分の散策でした。

2008年9月14日日曜日

ライブハウス「クラスタ」の飛び入りフリーコンサート



9月10日(水)晩は久し振りに国分寺のライブハウス「クラスタ」に行って、「飛び入りフリーコンサート」でギター・ソロを弾いてきました。


この日の演奏者は私を含めて15名でした。、「飛び入りフリーコンサート」では来場順に一人10分ずつソロを弾きます。私は10番目に弾きました。もう「クラスタ」のフリーコンサートでは何回か弾いているので、自分自身そろそろ慣れてきてもいいのではないかと思うのですが、「クラスタ」で弾くのは4ヶ月振りということもあるのか、前に出て弾き始めると、弦を弾く右手の指は少し震え、弦を押さえる左手の指は強張ってしまいました。これでは滑らかな演奏ができる訳はありません。


一人10分ずつの演奏が一巡すると、休憩を挟んで2順目に入りました。しかし、もう10時を過ぎていたので、半分以上の人がそこで帰ってしまい、2順目に残っていたのは私を含めて7人でした。観客が少ないと、さすがに私でも気合いが入りません。かえってこれが幸いしたのか、2順目の演奏ではあまり力まず、もうちょっと普段に近い状態で演奏することができました。しかし、観客が多いとビビッてうまく演奏できないというのは、なんとも情けない話です。しかし、これが今の私の実力だと認識しました。


19世紀型ギター by Poran111


この日は常連で、正統派クラシックギターの名手で、プロに転向したという噂もあるSさんが19世紀型ギターを手に入れたと言って、それを持ってきて演奏されました。19世紀型ギターはちょっと小型のギターです。Sさんは相変わらず高度な演奏技術としっかりした表現力で見事な演奏でした。


そのあとIさんが18世紀型ギターを持って登場し、演奏されました。18世紀型ギターは更に小型で、ウクレレを一回り大きくした程度です。 Iさんはこの18世紀型ギターでまずS.J.バッハを演奏し、次に武満徹編曲のオーバー・ザ・レインボウを演奏しました。古典ギターで現代曲を演奏するというのも面白いですが、Iさんは武満の難局を綺麗に、しっかりと演奏されました。


「クラスタ」のフリーコンサートに行くと、ギターの本当に好きな人が大勢いるなぁ、と思います。ギターの好きな大勢の人たちを見ていると、私もなんとなく楽しい気分になります。

2008年9月12日金曜日

フランス旅行振り返り/ロンドン→帰国 (最終)



7月20日(日)はいよいよ成田に向けロンドンを発つ日です。しかし、フライトは午後遅い時間のため、朝ホテルをチェックアウトし、荷物をホテルに預けてから、午前中はロンドン中心部の観光に行きました。 


地下鉄をVictoria駅で降りて、まずウェストミンスター大聖堂(カトリック教会)に行きました。ウェストミンスター大聖堂ではちょうど日曜日のミサをやっているところでした。


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 バッキンガム宮殿の近衛兵の交替式


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  バッキンガム宮殿の婦人騎馬警察官

そのあと、歩いてバッキンガム宮殿に行きました。前日、ロンドン市内午前半日観光バスツアーでバッキンガム宮殿に行った時には、直前に雨が降ったため近衛兵の交替式は中止になっていました。しかし、この日は雨も降らず交替式を見ることができました。前日に続いて、この日も宮殿の前は大変な人出。行進する近衛兵は、まるで絵本の中のおもちゃの兵隊が歩いているようでした。


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 ロンドン・ヒースロー空港のターミナル5

それから、ホテルに寄り、預けてあった荷物を受取って、地下鉄に乗って、ヒースロー空港に昼過ぎに着きました。


空港で昼食を食べて、15:35発のBritish Airwaysに搭乗しました。


成田には7月21日(月)に、予定通り11:10頃無事到着しました。



<おわりに>
 今回の旅行は6月28日(土)に成田を発ち、7月21日(月)に成田に戻る、24日間の旅でした。
 この旅行の第一の目的は6月30日(月)にThe American Church in Parisで行われた息子の結婚式に親として参列することでした。息子たち二人は息子の誕生月の2月に入籍し、彼女の誕生月の6月に式を挙げるという計画でした。今年の2月に二人は入籍し、その少し前に息子から「6月30日にパリの教会で結婚式をする、予約も済んだ」と連絡がありました。
 それから、我々もパリへの旅行の計画を立て始めました。私はすでにリタイアし、時間はたっぷりあるし、フランスは初めてなので、結婚式のあと、フランスを夫婦で旅行して回ることにしました。 ガイドブックなどを読んで計画を組んでいたら、結局24日間の日程になってしまいました。
 私自身、出発前には若干健康上の問題を抱えていましたので、出発の2日位前には“いい歳をして、こんな長期間の個人旅行の計画を立ててしまって無謀だったかなぁ”と心配にもなりました。
 しかし、大きな事故もなく(小さなトラブルはいくつかありました)無事帰って来て、振り返ると、おもしろい、思い出たっぷりの旅行ができたと思います。

2008年9月9日火曜日

フランス旅行振り返り/ロンドン


7月18日(金)午後、飛行機は予定よりも遅れてニース空港を発ち、午後3時過ぎにロンドン・ヒースロー空港に到着しました。
今回はフランスを旅行するのが目的でしたが、予約したフライトがBritish Airwaysで、往復ともロンドン経由でした。そこで、イギリスにはまだ行ったことがなかったので、ロンドンに2泊して、見物することにしたものです

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イギリスの入国審査は厳しいと聞いていましたが、カウンターの前は長蛇の列。1時間位並びました。空港からは地下鉄Piccadilly Lineに乗り、Earl's Court駅で降りて、駅から歩いて2、3分のMayflower Hotelに着きました。地下鉄も途中遅れて、ホテルにチェックインしたのは夕方6時頃でした。


ホテルのあるTrebovir Roadは地下鉄駅のすぐそばでしたが、アパートと小さなホテルの並んだ閑静な区域でした。



ホテルのレセプションの女性に、夕食のためにこの近くの手頃なレストランを尋ねたところ、駅前のEarl's Court Roadに行けば、いろんなレストランがあり、どこもまず問題ない、とのことでした。
Earl's Court Roadに行き、駅近くの「Courtfield」に入ってみました(上の写真)。ここは1階がPubで2階がDining。我々は2階に上がりました

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 「Courtfield」で食べたビーフ・ステーキ 7月18日


ビーフステーキはイギリスの代表的な料理だと聞いていたので、私も家内も ビーフステーキを注文しました。
イギリスの料理はあまり美味しくないとよく言われますが、ここのステーキはまずまず美味しかったです。




7月19日(土)はマイバス社のロンドン市内午前半日観光バスツアーに参加しました。前日夕方にホテルの部屋からマイバス社に電話して、二人分申し込みしてあました。


ロンドン三越玄関前に集合し、セントポール寺院、タワーブリッジ、ロンドン塔、バッキンガム宮殿などを約3時間で実に効率良く連れて回ってくれました。 


今回の旅行で参加した観光ツアーは、これまですべて英語のガイドでしたが、ロンドンに来て初めて日本語ガイドのツアーに参加しました。日本語ですと説明が100%理解できますので、まるで自分の頭が明晰になったかのような気分でした。


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タワー・ブリッジ゙と下を通る帆船


午後はテムズ川を走る、Circular Cruiseのリバーボートに乗りました。 ウェストミンスター桟橋を出発し、タワー・ブリッジの先まで行き、約40分かけてまた戻ってきました。


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テムズ川で乗船したCircular Cruise

タワー・ブリッジは最近は多くても週に3回位しか橋が上がらないそうですが、我々の船が通った時に、ちょうど大きな帆船が通過するために橋が上がって、また下がり(上の写真)、我々の船も幸運にもその下を通ることができました。

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テムズ川を走るCity Cruise

テムズ川には我々の乗ったCircular Cruiseの他に、City Cruise(上の写真)など数社のリバーボートが運行されています。


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 Circular Cruiseのリバーボートから見たロンドン・アイ

2000年にできたロンドンの新しい名所、高さ135mの観覧車、ロンドン・アイがテムズ川沿いに巨大な姿を見せていました(上の写真)。


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 トラファルガー広場に向かうバス

ロンドンの乗り物は特徴のあるものが多いです。
有名な真っ赤なダブルデッカー(2階建てバス)、それに2003年に登場したという2車両バス「Bendy」が走っていました。

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ピカデリー・サーカス近くを走るタクシー

 ロンドンのタクシーはみなクラシックな感じのこの(上)デザインです。


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夕食を食べたホテル近くのパブThe Prince of Teck

19日(土)の夕食には、昨夜と同じEarl's Court Roadの、別のパブ「The Prince of Teck」に入ってみました。
やはり1階がパブで2階がダイニングです。我々は2階に上がりました。

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 The Prince of Teckのダイニング(2階)

ここはもうちょっと庶民的で、日本で言えば大衆食堂のような感じでしょうか。地元の人と思われる家族連れや若者のグループが飲み食いに来ていました。

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 The Prince of Teckのフィッシュ&チップス

イギリス庶民の代表料理だという、フィッシュ&チップス(Fish&Chips)を注文しました。フィッシュは普通タラを使った切り身魚のフライで、チップスはジャガイモを細長く切って揚げたもの、日本のフライドポテトに近いです。
黒ビールを飲みながら食べた、揚げたての料理はパリッとして、なかなか良かったです。

2008年9月7日日曜日

蓼科のレストラン「レ・ポム」


9月3日(水)は蓼科のフレンチ・レストラン「レ・ポム」に、家内と夕食を食べに行きました。 レ・ポムはビーナスラインを白樺湖方面に入った大門街道沿いにあります。

image from www.flickr.com                                           フレンチレストラン「レ・ポム」のメニュー

レ・ポム」には去年の7月にランチを食べに行きましたが、ここでディナーを食べるのは初めてです。Aコース(一人3,700円)を二人分注文しました。


まず、最初にアミューズが出ました。
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次に、オードブルには、家内は「八ヶ岳の清流で育った虹鱒のスモークマリネ」を、私は「小海老とジャガイモのガレット」をたのみました。

image from www.flickr.com                                                         八ヶ岳の清流で育った虹鱒のスモークマリネ

「小海老とジャガイモのガレット」はカリッとした感じで、小海老とジャガイモの風味がほど良く混じっていました。「虹鱒のスモークマリネ」も美味しかったと言っていました。

image from www.flickr.com                                                                       小海老とジャガイモのガレット

スープには家内はカボチャのポタージュを、私はヴィシソワーズ(ジャガイモの冷製スープ)をたのみました。どちらも味は良かったです。

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メインには家内は「牛スネ肉の赤ワイン煮込み」を、私は「鴨のロースト・青胡椒風味」を注文しました。牛スネ肉はとても柔らかく煮込まれていました。

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牛スネも鴨も美味しかったですが、味は濃い目です。私はアルコールを飲むので、味は濃い目がちょうど良いのですが、家内はお酒を飲まないので、もう少し薄味の方が良いようです。

image from www.flickr.com                                                                       鴨のロースト・青胡椒風味

デザートは、チーズケーキ、クレームブリュレ、アイスクリーム、フルーツの盛り合わせで、いろんな味を楽しめました。
image from www.flickr.com                                                          デザート盛り合わせ

ここのパンは自家製で、野菜は自分の畑で栽培したものだそうです。この値段で、これだけの内容、味であれば、納得でした。

フランス旅行振り返り/ニース、ヴァンス、サン・ポール



7月17日(木)は路線バスに乗って、ニースからヴァンス、サン・ポールに行きました。バスの乗り方は、前日にニース海岸沿いにあるOffice du Tourisme(観光案内所)に行って、聞いてありました。泊っていたホテル近くのバス停から定期路線バスに乗り、終点ヴァンスまでは約1時間でした。途中、地元の人たちが乗ったり降りたりして、ずっと混み合っていました。物価高のフランスとしては驚くことに、1時間も乗っても、料金はたったの1ユーロでした。ここのバスは地元の人たちの日常生活の足となっているため、政策的に安くしているのだろうと思います。


バスを降りて、最初に、家内が見たいと言っていた、町はずれにあるロザリオ礼拝堂Chapelle du Rosaireに歩いて行きました。ここは画家マティスがステンドクラスなどの内装と装飾を手掛けたもので、マティスの教会とも呼ばれています。(詳しくはこちらをご参照。)


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 ヴァンスの旧市街

そのあと、歩いてヴァンスVenceの旧市街に行きました。ヴァンスも「鷲の巣村」ですが、ここはなだらかな丘の上にあり、また、エズほど観光地化されていません。もともとは15世紀に市場町として建設されたそうですが、落ち着いた、綺麗な街でした。 


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 ヴァンス旧市街内のクレマンソー広場

旧市街中心部のクレマンソー広場で昼食を食べた後、再び路線バスに約5分間、一駅乗って、隣のサン・ポールSt.-Paul de Venceに行きました。

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 「鷲の巣村」サン・ポール

サン・ポールも丘の上に街が乗っかった典型的な「鷲の巣村」。 迷路のような細い道の両脇には16世紀の家々が軒を並べています。我々はここはついでに寄ってみたのですが、エズよりもスケールは大きく、意外と良く、寄った価値がありました。 


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 サン・ポールの城壁内の通り

バスに乗って、夕方ニースに戻りました。その日の夕食は、前日食べたレストランの筋向いにあったLe Pub Halevy に入ってみました。


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 夕食を食べたニースのホテル近くのLe Pub Halevy

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 ニースのLe Pub Halevyの夕食での魚介類スープ

魚介類スープをそれぞれ飲んだ後、二人でパエリアを食べました。


パエリアは味はやや濃い目でしたが、ムール貝など具がたっぷり入って、白ワインを飲みながら食べて、美味しかったです。

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 Le Pub Halevyでのパエリア

泊っていたHotel Solaraでは、朝食は毎日部屋に運んできてくれて、部屋のバルコニーで食べました(下の写真)。海岸通り・プロムナード・デザングレから一本内側の通りにホテルはあるため、バルコニーから海は見えませんでしたが、地中海の明るい青空の下で食べる朝食は気持ちが良かったです。


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 ニースのHotel Solaraの朝食 7月18日


7月18日(金)には、いよいよ21日間滞在したフランスをあとにすることになりました。
朝、ホテル近くのバス停から路線バスに乗ってニース空港に着きました。


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 ニース空港 2008年7月18日

ニース空港13:35発のBritish Airwaysに搭乗し、ロンドンに向かいました。


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  ニースからロンドンに向けて乗る飛行機

2008年9月1日月曜日

フランス旅行振り返り/ニース、エズ、モナコ


7月15日(火)に在来線鉄道terに乗り、8:37にマルセイユ・サン・シャルル駅を出発し、11:09にニース・ヴィル駅に到着しました。駅に着くと、すぐ横にあったOffice de Tourisme(観光案内所)に行き、エズ、モナコ、モンテカルロを見て回る、その日の午後のmed-tour社のミニバス半日観光ツアーを予約しました。


駅からは、2007年に開通したばかりのTramway(路面電車)を2駅乗り、ニース海岸近くの歩行者天国地区にあるホテル・ソラーラSolaraにチェックインしました。

午後は予約した半日ツアーのミニバスに乗りました。7人の乗客の内、日本人は我々夫婦だけでした。


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「鷲の巣村」エズと地中海 2008.7.15

まず、高い丘の頂上に城壁を巡らした「鷲の巣村」エズに行きました。狭い城壁の中に密集した村、エズとそこから眺める真っ青な地中海が綺麗でした。


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モナコの町 2008.7.15

その後、モナコとモンテカルロに行きました。どちらも小さなきれいな町でしたが、いかにも観光地という感じでした

泊まったHotel Solaraはニース海岸近くの歩行者天国地区であるRue de France(フランス通り)にありますが、ここはカフェやレストランがたくさん並んでいて、夜まで賑わっています。


その日の夕食には、ホテル近くのRue HalevyにあったレストランLe Lodgeに入ってみました。


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 ニースのカフェLe Lodgeでの夕食、バス

 ニースはシーフードが豊富なので、私はバスを食べました。立派な大きさのバスで美味しかったです。


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ニースのカフェLe Lodgeのリゾット


家内はリゾットを食べました。リゾットは具がたっぷり入っていて、味もとても良かったと言っていました。
ニースはイタリアに近いせいか、イタリア料理のメニューが含まれているレストラン、カフェが多かったです。 



7月16日(水)は、家内が見たいと言うマチス美術館シャガール美術館に行きました。マチス美術館は中心からはずれた郊外にあるため、オープンデッキ型循環観光バスLe Grand Tourに乗りました。 これは一人€20と料金は高かったですが、一日乗り降り自由で、日本語のイヤホンガイドが付いていました。

シャガール美術館で昼過ぎになりましたので、美術館の庭のカフェで昼食を食べました。 


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 シャガール美術館のカフェでの昼食のsalade nicoise

カフェで私はニース風サラダSalade Nicoiseを食べまた。 これは、ツナ、トマト、キュウリ、ラディッシュ、オリーブなどが入ったニースを代表する料理です。美術館の中のカフェなので味は期待していませんでしたが、新鮮な野菜がたっぷりで、予想外に美味しかったです


美術館を見学した後は、オープンデッキ観光バスを降りて、歩いてニース旧市街を見ました。


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城跡の丘から見たニースの旧市街と海岸線

そのあと、その先の城跡Le Chateauのある丘に登りました。丘の上からはニースの町と海岸線がきれいに見渡せました(上の写真)

前日に食べたHalevy通りのレストランLe Lodgeがおいしかったので、この日、16日(水)も同じ店に行きました。


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 カフェLe LOdgeでの夕食・シーフードサラダ

Le Lodgeでは家内はシーフード・サラダを私はホタテ貝を食べました。
この店のシーフードはこの日も美味しかったです。


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カフェLe Lodgeでの夕食・ホタテ貝