2011年12月25日日曜日

今年もまたホワイト・クリスマス

クリスマス・イブの昨夜遅くから、山荘周辺では雪がパラパラ降り始めました。
今朝起きて、雨戸を開けると、雪が1~2cm降り積もって、庭は真っ白になっていました。やはり今年もホワイト・クリスマスになりました。

ランディ/我が家のアプローチで 2011年12月25日9:28 by Poran111

ランディはいつも散歩に出掛ける前に、山荘のアプローチでしばらくフリスビー遊びをします。今朝は白い雪の上でのフリスビー遊びとなりました。

<ランディのフリスビー遊び/山荘の庭で 2011年12月25日9:26>

今日は午前中は一時晴れていましたが、午後になったら又雪が降り出し、夕方まで本格的に降りました。更に5cm位は降り積もりました。

2011年12月24日土曜日

雪の少ないクリスマス・イブ

今日、朝7時にベランダに置いてある温度計はマイナス14度、昼間の最高気温もマイナス5度で、この冬一番の寒さでした。しかし、今年は雪が少ないです。自分のブログ記事を見ると、去年のクリスマス・イブは雪が降って、ホワイト・クリスマスでした。今年は我が家の庭は部分的に白くなっている程度です。

クリスマス・イブのランディ 2011年12月24日 by Poran111

それでも、クリスマスにはクリスマス・ソングを聴きます。クリスマス・ソングには良い歌がたくさんありますが、その内のお気に入りの一つ、Charlotte Churchが歌う「Oh Holy Night」をアップします。


最初Charlotte Churchという名前を聞いた時、これはどこかの教会の名前かと思いましたが、Charlotte Maria Churchという氏名でChurchは名字でした。シャルロット・チャーチ(1986年生れのイギリス人)の歌声は素晴らしいと思います。

2011年12月23日金曜日

諏訪清陵古典ギター部「クリスマス・コンサート」

今日(23日)は午後2時から諏訪郡富士見町にある三位一体ベネディクト修道院で行われた「クリスマス・コンサート」を家内と聴きに行きました。演奏は県立諏訪清陵高校古典ギター部の皆さん13人です。
三位一体ベネディクト修道院は12年前に建設されましたが、静かな林の中の煉瓦造りの建物はとても良い雰囲気でした。


我々は開演の2時直前に修道院に着いたら、会場の聖堂はもう満員に近かったです。
この日の演奏曲目は下記の通りでした。
このギター・アンサンブルでは大、中、小、次のような様々な大きさのギターを使います。
Alto1、Alto2(いずれもちょっと小振りで、少し高音を出す)、Cembaro(更に小型で、指に金属の爪を付けて弾き、チェンバロのような音が出る)、Prime(私が弾いているのと同じ、通常のクラシックギター)、それにGuitarron(チェロのような形をしていて、立てて弾く)。

<演奏曲目>
1.オー・シャンゼリゼ         Wilshaw & Deignan作曲 橋本道範編曲
2.ガボット               G.P.Hendel作曲 新堀寛己編曲
3.アルキーナ組曲          G.P.Hendel作曲 新堀寛己編曲
4.スパニッシュ・コーヒー       F.Mills作曲
5.諸人こぞりて            早川正昭作曲 新堀寛己編曲
6.主よ、人の望みの喜びを     J.S.Bach作曲 NE編曲
~休憩~
7.乾杯                 長渕剛作曲 唐澤正紀編曲
8.Help!               John Lennon & Paul McCartney作曲 唐澤正紀編曲
9.花祭り                アンデス民謡 唐澤正紀編曲
10.クラベリトス~おまえのカーネーションをおくれよ~   橋本道範作曲
11.わらべうたの主題に夜プレリュードとフーガ       早川正昭作曲
12.クリスマスキャロル        F.Graber作曲 NE編曲
~アンコール~            
スパニッシュ・コーヒー         F.Mills作曲


高校のギター・サークルの演奏ですし、正直言って私はあまり最初期待していませんでした。しかし、聴くと、音は綺麗で、曲想も良く付けられていて、大いに楽しめました。高校からギターを始めた人なら、練習してまだ1年か2年未満ですが、それにもかかわらずアンサンブルとして良く弾けているな、と感心しました。
高校生の人達はどんどん上達するでしょうから、これから大いに楽しみだと思います。

三位一体ベネディクト修道院聖堂 by Poran111

この修道院の聖堂(上の写真)は木造で天井が高くて音の響きが良く、クラシックギターの演奏にはぴったりでした。
諏訪清陵古典ギター部の皆様、楽しませていただき、ありがとうございました。

2011年12月18日日曜日

小原安正著 「ギタリストの余韻」


今年の夏頃から、ギタリスト小原聖子先生が蓼科にいらした時に、縁があって時々私は聖子先生のギター・レッスンを受けています。
蓼科で聖子先生のレッスンを一緒に受けているYさんが先日、聖子先生の父上である小原安正氏の著作「ギタリストの余韻」(音楽之友社1988年刊)を貸してくれました。


小原氏の自伝ですが、読み出したら面白くて、遅読の私でも一気に読んでしまいました。
「ギタリストの余韻」表紙 by Poran111

小原安正氏(1914~1990)は日本でのギター音楽がまだ確立されていない時代にプロ・ギタリストとしての道を歩み始め、日本のギタリストの草分けであり、日本のクラシックギター発展の道を拓いた人と言って過言ではないでしょう。

小原安正氏写真1970年頃/「ギタリストの余韻」より by Poran111
その小原氏がギターを習い始めた時の事から、ギタリストとして、また指導者として歩き始めた過程と苦労話が生々しく語られています。


ギタリストとなった後、1954年に40歳で初めてスペインに留学し、約1年半にわたってスペインに滞在しました。その間、マドリード国立音楽院でサイエンス・デ・ラ・マーサ(1903~1982)教授による授業を受けたこと、バルセロナに出向いてのエミリオ・プジョール(1886~1980)から受けた1ヶ月の指導、1995年夏にはイタリアのシェナに行き、1ヶ月間キジ音楽アカデミー・夏季セミナーで不世出の天才・アンドレス・セゴビア(1893~1987)から直接指導を受けたことが語られています。今から見れば伝説的な巨匠達から受けたレッスンの具体的内容は大変興味深いです。


アンドレス・セゴビアのクラス/小原安正氏 1955年夏 by Poran111

その後、アンドレス・セゴビアの2回目の来日(1959年)、ナルシソ・イエペス(1927~1997)の初来日(1960年)と続き、そのいずれもに小原氏が滞日中のアテンドをし、又そこに語られる裏話も面白いです。

聖子氏宅でくつろぐナルシソ・イエペス by Poran111

私のような団塊の世代前後の人間にとっては、当時有名だった国外、国内のギタリストや当時の出来事と重ね合わせ、なるほどそうだったのかと思うことも色々あり、興味深く、貴重な読み物でした。
ただ、この本が今は絶版になっているらしいことはちょっと残念です。

2011年12月12日月曜日

蓼科湖と北八ヶ岳

先週の金曜日まで3日間続いて雪が降ったりやんだりして、北八ヶ岳も蓼科高原の標高の高い地域も白く雪を冠りました。私の山荘では一昨日、土曜日朝には氷点下12度まで気温が下がりましたが、その後は寒さは少しずつゆるんできました。

蓼科湖、北八ヶ岳、蓼科山 2011年12月12日14:27 by Poran111

今日昼過ぎ、用事があって車でビーナスラインを通ったら、ビーナスライン沿い、標高1,230mの所にある蓼科湖には白くなった北八ヶ岳と蓼科山が湖面にきれいに映っていました。
今週は平年並みかそれより少し暖かい気温に戻りそうです。



2011年12月9日金曜日

初の雪道の散歩

一昨日から降ったりやんだりしていた雪は今朝まで降り、3日続いて降りました。
今日午前には10cm近くにまで降り積もりました。気温も下がり、朝8時の庭の温度計はマイナス7度。
周辺の道路も林もたっぷり雪をかぶり、完全な雪景色です。
午前中は今シーズン初めてのランディとの、全面雪に覆われた雪道散歩となりました。

フリスビーを持ってくるランディ 2011年12月9日0930 by Poran111

散歩に出掛ける前に、いつもランディは家のアプローチでフリスビー遊びをします。今日は初めての雪上フリスビーでした。フリスビーを追って、ランディは雪の上を勢いよく走っていました(上の写真)。

雪道を散歩するランディ 2011年12月9日9:45 by Poran111

今日は昼間の最高気温がマイナス3度。夕方5時にはマイナス8度まで気温が下がりました。一日中氷点下だったのも今シーズン初めて。一日中氷点下だと冬になったな、という感じがします。
この具合ですと、明朝の最低気温はマイナス10度を下回りそうです。

2011年12月7日水曜日

今年初の積雪

昨日夕方6時頃から急に雪が降り始めました。ずっと降り続いてはいなかったようですが、今朝雨戸を開けてみると、地面も木々も真っ白になっていました。2cm位の積雪です。
全面積雪したのは今シーズン初めてです。

山荘前道路の積雪 2011年12月7日8:36 by Poran111

私のブログの過去の記事を調べてみると、去年の最初の積雪は11月15日でした。
それ以前は、2009年は11月2日2008年は11月18日、2007年も11月18日でした。ですから、今年の12月7日の初積雪は例年よりも3週間位遅いことになります。

山荘アプローチの積雪 2011年12月7日8:35 by Poran111

しかし、午後には気温が5度位まで上がりましたので、夕方までには道路上の雪は大方解けてしましました。暖かいということは、標高の高い所に住んでいる我々にとっては体が楽で良いのですが、スキー場などスノー・スポーツをする施設などは困ることでしょう。

ベランダのベンチに立つランディ 2011年12月7日8:39 by Poran111

ランディは雪など全然苦にしません。ランディには雪景色が似合っている感じがします。

尾尻雅弘クラシカル・ギター・コンサート

3日(土)に小原聖子ギタースタジオ柿生教室でのマルコ・デル・グレコ・ギターリサイタルと忘年会に参加し、翌日、4日(日)は朝一番で東京の家から蓼科の山荘に戻ってきました。
4日(日)午後に諏訪市の音ギャラリー「風我」で「尾尻雅弘クラシカル・ギター・コンサート」があったからです。
尾尻雅弘さんは軽井沢在住で、第28回パリ国際ギターコンクール第3位、1988年アンドレス・セゴビア賞受賞の実力派ギタリストです。
音ギャラリー「風我」は去年オープンした、クラシックギターの演奏にはぴったりのホールですが、ここで本格的なプロギタリストによる演奏会が行われるのはこれが初めてでしたので、私は楽しみにしていました。

尾尻雅弘ギターコンサート@風我 2011年12月4日 by Poran111

築100年の古民家を改造した、こじんまりしたホールで2時から演奏は始まりました。この日の演奏曲目は下記の通り。バロックの曲目がずらっと並べられ、クラシックギターの真髄を楽しむことができました。
尾尻さんの高度なテクニックを間近で聴き、見ることができ、特にギター演奏としては大曲で、難曲であるバッハの「シャコンヌ」は聴きごたえがありました。



<演奏曲目>
*ジョン・ダウランド作曲   アルメイン、カエルのガリヤルド、
   (1563~1626)        涙のパヴァーヌ(流れよ、わが涙)、ファンシー「かすかな望み」
*ヘンリー・パーセル作曲  ハープシコードの為の「4つの小品」(J.ブリーム編曲)
  (1659~1695)          ~ エアー、メヌエット、ホーンパイプ、ロンド
*G. P. テレマン作曲     無伴奏フルートの為の「12の幻想曲」第1番イ長調
  (1681~1767)       無伴奏ヴァイオリンの為の「12の幻想曲」第1番変ロ長調
*S. L. ヴァイス作曲      組曲第16番ニ短調
  (1687~1750)         ~ 前奏曲、ウン・ボコ・アンダンテ、ラ・パディナージュ、
                       ル・シシリエス、メヌエット、ジーグ
   ~ 休憩 ~
*J. S. バッハ作曲      無題の曲 BWV510
  (1685~1750)        無伴奏ヴァイオリンの為の「パルティータ第2番」ニ短調
                                        BWV1004 ~シャコンヌ
                   目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ BWV140/645
                   ゴールドベルク変奏曲 BWV988 ~アリア
                   主よ、人の望みの喜びよ BWV147
   ~ アンコール ~
*J. S. バッハ作曲                「アンナ・マグダレーナの音楽帳」より、メヌエット
*   〃                     チェロ組曲第6番 サラバンド
*カタロニア民謡(マヌエル・ポンセ編曲)  聖母の御子

コンサートの後は近くのレストランで、尾尻先生を囲んで打ち上げ会があり、私も参加しました。ギターの好きな人達ばかりなので、夕方5時から夜9時まで延々とギター談議に花を咲かせました。私は車なのでお酒は飲めませんでしたが、尾尻先生とも話しができ、楽しく、中身がたっぷりありました。

3日(土)、4日(日)と、コンサートと打ち上げ会が続き、私としては大いに充実した週末でした。

2011年12月6日火曜日

マルコ・デル・グレコ・ギターリサイタル&忘年会

12月3日(土)は朝、蓼科の山荘を車で発ち、東京の家に車を置き、電車で小田急線柿生駅近くの小原聖子ギタースタジオに行きました。そこでの3時からのマルコ・デル・グレコのギターリサイタルを聴き、その後同じ場所で行われる小原聖子ギタースタジオの忘年会に参加するためです。マルコ・デル・グレコ(Marco Del Greco)は昨年の第53回東京国際ギターコンクールの優勝者で、優勝者は翌年のコンクールの時期に招待されて日本国内でコンサート・ツアーを行うことになっていて、この日のリサイタルはその一環です。

マルコ・デル・グレコ氏と@小原ギタースタジオ 2011年12月3日 by Poran111

小原ギタースタジオの居間でリサイタルは行われ、居間にびっしり人が座って、一番前の人は演奏者から1メートルの距離もありません。間近に演奏を聴き、見ることができました。アットホームな演奏会です。
この日の演奏曲目は次の通りでした。

<演奏曲目>
*ハンス・ウェルナー・ヘンツェ(1926~)作曲         1958年作の室内楽曲から3つのティエント
*ヨハン・カスパル・メルツ(1806~1856)作曲        エレジー
*カステルヌオーボ=テデスコ(1895~1968)作曲  ゴヤによる24のカプリチョ
                                  13.どちらの方が夢中なの
                                  15.多分弟子の方が物知りなのだ
                                  18.理性的な眠りは怪物を生む
  ~休憩~
*吉松隆(1953~)作曲                 風色ベクトル
                                       Ⅰ.風下へ   Ⅱ.凪   Ⅲ.風上へ
*マリオ・ガンギ(1923~2010)作曲          ソナチナ
*ミゲル・リョベート(1878~1938)作曲         F.ソルの主題による変奏曲
 ~アンコール~
*武満徹(1930~1966)作曲              シークレット・ラブ (「ギターのための12の歌」より)
*フランシスコ・タレガ(1852~1909)作曲       アルハンブラの想い出

マルコ・デル・グレコの演奏は音がきれいで、強弱のメリハリはあり、正確で高度なテクニックで、さすが東京国際の優勝者と思わせるもので、楽しめ、納得しました。


MarcoのギターLodi 2011年12月3日 by Poran111

演奏が終わって、忘年会の準備ができるまでの時間、2階の控室でマルコさん本人と話しができました。私のギター仲間で、茅野から駆けつけたarareさんと一緒に記念写真を撮りました(一番上の写真)。彼は29歳の独身で、気さくな青年と言う感じでした。
マルコさんに誰の製作のギターを使っているのか聞いたところ、イタリアのLodiだとことで、ケースから取り出して、見せてくれました。更に「弾いていいですよ」と言うので、遠慮せず弾かせてもらいました。
明るい美しい音色で、音量も十分あり、とても良いギターだと思いました。2009年製ですから、製作されて2年としては良く鳴りました(下のラベルの写真参照)。
日本ではまだあまり知られていなくても、世界には良いギター製作家がいろいろ出てきているのだろうと思われました。
Marco Del GrecoのギターLodi 2011年12月3日 by Poran111

同じ場所で、マルコさんも入って引き続き忘年会に移りました。小原聖子ギタースタジオの生徒、受講生や小原門下のギタリストや関連のあるギタリストの先生方も大勢いらっしゃって、盛況でした。蓼科高原ギターサマースクールで私が面識のある方なども何人かいらして、久し振りにお話しができました。小原聖子先生のお人柄もあるのでしょうが、とてもアットホームな雰囲気で、いろいろな方々とお話しができ、私にとっては実りのある会でした。

2011年11月25日金曜日

畑作業の終了 ~ 今年の野菜のまとめ


今日午前、畑に行って、残っていたニンジン4本を引き抜き、マルチシートを取り除き、畑の道具や資材を全て撤去しました。これで今シーズンの畑作業は全て終了しました。

畑から見える八ヶ岳連峰は既に白く雪を冠っています(下の写真)。
作業の終了した畑 2011年11月25日11:24 by Poran111

今シーズン栽培して収穫できた野菜をまとめると、下の通り24種類です。私の野菜作りも5年目になり、この高原の畑に適している野菜もだいたい分かってきて、植える野菜が自然に絞られてきました。今年新しく植えて収穫したものは下に*印が付いている食用ほうずきとサンチュの2種類です。

<今年栽培して収穫した野菜>
[果菜類]キュウリ、ナス、ズッキーニ、トウモロコシ、枝豆、ピーマン、シシトウ、オクラ、トマト、カボチャ、バターナッツ、エンドウ、落花生、*食用ほうずき(14種類)
[根菜類]ジャガイモ、大根、ニンジン、ラディッシュ、(4種類)
[葉菜類]レタス、キャベツ、ブロッコリー、シソ、バジル(ハーブ)、*サンチュ、(6種類)

今年収穫した野菜の中で、特に良かったと思うものは次のものです。


食用ほうずき・・・ガク(袋)をとった身をそのまま食べても甘酸っぱく美味しいですが、冷蔵庫に入れて冷やしても良いし、冷凍するとシャーベットのように食べられます。生では食べきれない分はジャムにして保存食としました。ジャムが何瓶もできましたが、今残っているのはとうとうあと一瓶になりました。


◎落花生・・・採れたてを塩茹でし、ゆで落花生にするとビールのつまみには最高です。今年の落花生はどういう訳か去年よりも粒が大きく育ちました。生で食べきれない分は家内に落花生味噌にしてもらい、保存しました。落花生味噌もご飯のおかずにも、お酒のおつまみにも美味しく食べられます。


◎枝豆・・・枝豆は3年前から毎年植えていて、その日に引き抜いた枝豆を直ぐに茹でて食べれば、ビールのおつまみにぴったりで、毎年の夏の楽しみです。


◎ながちゃん(カボチャ)・・・今年は5種類のカボチャを植えましたが、その中で今年初めて植えた「ながちゃん」は1本の苗から6個の大きな楕円形のカボチャが採れ、味も今年の5種類の中では一番良かったです。


もうひとつ、今年の特記事項は漬け物容器「浅漬け名人」を買ったことです。野菜は採れたてを、できるだけ生で食べるのが一番おいしいのですが、夫婦二人では一度ではなかなか生で全部は食べられません。この「浅漬け名人」で漬ければ、塩漬けで冷蔵庫に保管して3~4日は美味しく食べられますし、お酢を使えばもっと長期保存が可能です。これにより採れた野菜を無駄なく美味しく食べられるようになりました。

2011年11月24日木曜日

「ミニ弾き回し練習会」の開催

昨日、23日(水・祭日)午後に我が家の離れで「ミニ弾き回し練習会」を行いました。
この「ミニ弾き回し練習会」は急に思い立って、その1週間前に私のギターの仲間、知り合いのギター愛好者などにメールで案内を送りました。3人の方が高原の我が家に集まって下さり、私を入れて4人でした。4人なので、「弾き回し練習会」と言うよりも「弾き放題の練習会」です。
この日の天気予報では夕方近くから雨となっていて、気温が低い場合にはここでの初雪になるのではないかと心配しましたが、皆さんがお帰りになる時までは雨は降り出さず、大丈夫でした。

ジャンケンで演奏順を決めたら私が一番になりました。4人が一巡して弾いた後、お茶を飲んで休憩して二順目をまた弾きました。それぞれの演奏曲目は下記の通りです(一順目、二順目をまとめて記載してあります)。

Poran/ミニ弾き回し練習会 2011年11月23日 by Poran111
Poranの演奏曲: フランシスコ.タレガ作曲                 「ラグリマ」
            ヘンリー・マンシーニ作曲(江部賢一編曲)     「ひまわり」
             (映画『ひまわり』のテーマ曲)
            スタンリー・マイヤーズ作曲(J.ウィリアムズ編曲) 「カヴァティーナ」
             (映画『ディア・ハンター』のテーマ曲)

arareさん/ミニ弾き回し練習会 2011年11月23日 by Poran111
arareさんの演奏曲: フェルナンド・ソル作曲 「練習曲 No.17(セゴビアNo.)、
                              No.1、6(セゴビアNo.)」

H.K.さん/ミニ弾き回し練習会 2011年11月23日 by Poran111
H.K.さんの演奏曲: 阿部保夫編曲       「ルッシアンメドレー」
             マウロ・ジュリアーニ作曲 「ラ・メランコニア」

スズムシさん/ミニ弾き回し練習会 2011年11月23日 by Poran111
スズムシさんの演奏: 高木東六作曲       「水色のワルツ」
               ホアキン・マラッツ作曲   「スペインセレナーデ」
               マヌエル・ポンセ作曲    「エストレリータ」
               フランシスコ・タレガ作曲  「アルハンブラの想い出」        
               S. L. ヴァイス作曲      「ファンタジー」

               コンスエロ・ベラスケス作曲 「ベサメムーチョ」

ギターに関わるお話も皆さんと色々できて、人数は「ミニ」でしたが、私にとっては中身はたっぷりありました。参加者の皆様には遠いところ、また寒い中、おいでいただき有り難うございました。

山荘の初雪

今日、24日(木)朝8時前から、山荘ではパラパラと雪が降り出しました。午前中、パラパラ程度に雪が降ったり止んだりしていました。今シーズンの山荘での初雪です。
朝はベランダは少し雪で白くなりましたが(下の写真)、この雪はお昼には解けてしまいました。

山荘の初雪 2011年11月24日8:53 by Poran111

自分のブログ記事を調べてみると、去年の初雪は11月9日でした。それ以前で、山荘でシーズン最初に雪が降った日は、
  2009年 11月 2日
  2008年 11月18日
  2007年 11月18日

ですから、ここ5年間では最も遅い初雪です。やはり今年はこれまで例年よりも暖かかったです。

2011年11月22日火曜日

第3回「クラシックギター弾きまわし練習会」の参加者募集終了について


11月2日付記事にて第3回「クラシックギター弾きまわし練習会」(来年1月8日(日)開催)の参加演奏者募集のご案内をしました。
 お陰様で、今回も皆様から順調に参加の申し込みをいただき、予定の演奏時間枠が満杯になり、参加者募集を終了しましたので、お知らせします。
しくは「クラシックギター弾き回し練習会のブログ」をご参照ください。

2011年11月21日月曜日

小布施と須坂(クラシックギター専門店・フォルティア)

11月18日(金)は小布施と須坂に家内と日帰り旅行に出掛けました。
朝8時40分頃家を出て、白樺湖を経由して大門街道を下り、上田市内を通って、上信越道上田菅平ICから高速に乗り、小布施スマートICまで休憩を入れて2時間で着きました。小布施スマートICを出ると、5分程で最初の目的地、岩松院に着きました。
曹洞宗・岩松院(がんしょういん)は葛飾北斎(1760~1849)最晩年の作とされる本堂の天井絵「八方睨み鳳凰図」で人気のある寺です。

岩松院 2011年11月18日 by Poran111

その後は、家内が見たいと言うおぶせミュージアム・中島千波館に行きました。ここは日本画家、中島千波(1945~)の作品を集めた美術館です。

おぶせミュージアム中島千波館 2011年11月18日 by Poran111

中島千波館を見たらお昼の時間になったので、桝一市村酒造場の一部を改装したという和食レストラン「蔵部」で昼食を食べました。ここは前もってネットで調べたところ、人気の高かった店です。

蔵部 2011年11月18日 by Poran111

オープンキッチンを囲むカウンター席で食べましたが、蔵のような独特の雰囲気で、料理もまずまずおいしかったです。
(岩松院、中島千波館、蔵部の詳細についてはcharanのブログをご参照ください。→記事小布施」)

桝一市村酒造場 2011年11月18日 by Poran111

お昼の料理に付いていた食前酒の純米酒「白金」が辛口でおいしかったので、隣の桝一市村酒造場本店にお酒を見に行きました。しかし、「白金」は1升瓶の値段が1万円もするので、やめにして、もち米純米酒「州」(しゅう)500ml瓶(1,365円)を自分の土産に買って帰りました。
家で晩酌に飲みましたが、これでも十分おいしいお酒でした。

桝一市村酒蔵「州」 2011年11月 by Poran111

そして、小布施を後にして須坂にある高級クラシックギター専門店「フォルティア」に向かいました。私のギター仲間のHagiさんから「フォルティア」のオーナー、Yさんを紹介され、3時にお伺いする約束をしていたのです。
Yさんは東京での仕事をちょっと早めにリタイアされ、郷里に戻り、高級クラシックギター販売・買取の店「フォルティア」を今年の6月にオープンされました。

フォルティア店舗と夢奏庵 2011年11月18日 by Poran111

「フォルティア」にはクラシックギター愛好者には垂涎の名器がたくさん揃えられていました。普通なら現物を見ることも難しいような名器、ホセ・ルイス・ロマニリョス 、エルナンデス・イ・アグアド、ヘルマン・ハウザーⅡ世(1958年製)をはじめ、高級輸入ギター、国産ギターをYさんの特別のご厚意により、いろいろ試奏させていただきました。
こんな素晴らしい名器を弾いていたら、朝から晩まで弾いていても飽きません。

一般的に高級と言われるクラシックギターでも、弾き手がいくら頑張ってもそれ以上出ないと云う音の限界がどこかにあるように思われます。しかし、ロマニニョス、アグアド、ハウザーのような名器は弾き手が頑張れば頑張るだけ、それに応えていくらでも良い音を出してくれる感じがしました。特にロマニニョスは、その楽器の癖をつかんで弾き込めば色んな音を出してくれそうな可能性があり、じっくり時間をかけて弾いて、その可能性を試してみたいと云う気がしました。しかし、それはこの楽器を買って、自分のものにしなければ叶わないことではあります。
いずれにしても、これだけの著名な名器の現物が並べて、揃えられているギター店は全国にもそうはないだろうと思います。

そのあと、店舗に隣接する小音楽堂「夢奏庵」を見せていただき、ステージに上がって試しにギターを弾いてみました。定員40名の木造の音楽堂は、雰囲気も造りもクラシックギターの演奏にはぴったりでした。

Yさんと色々なギター談議もし、「フォルティア」を辞したのは5時頃。須坂長野東ICから上田菅平ICまで高速に乗り、大門街道を経由して山荘に戻ったのは夜7時でした。

2011年11月16日水曜日

手打ちそば「くるまや」@安曇野

12日(土)午後2時から安曇野、すずの音ホールでのコンサート「スペイン!~ギターと絵画の交わるところ」を聴きに行きましたが、この日ちょっと早めに出て、安曇野市穂高にある手打ちそば「くるまや」に行って、昼食を食べました。

手打ちそば・くるまや外観 2011年11月12日 by Poran111

この店は、コンサートのチケットをネットで申し込みし、事務局の方とメールでやり取りをしている際に、その事務局の方が勧めてくれた店の一つです。山の麓の、有明山神社の山門の横にあります。
11時半頃店に着くと、もうお客が入口に並んで待っていました。私達も並びましたが10分位で席に着くことができました。

安曇野産新蕎麦ざる大盛 2011年11月12日 by Poran111

店の入り口に「安曇野産新蕎麦、1日限定30食、1人前650円」の紙がかかっていたので、私も家内もこれを注文しました。ここの麺は腰のあるタイプではありませんが、細くて、瑞々しい味わいでした。この店の普通のざるそばはブレンドで、こちらは1人前493円。蓼科高原など信州の観光地のざる蕎麦は800円前後するものが多いことを考えれば、コスト・パーフォーマンスは良いでしょう。

もつ煮@くるまや 2011年11月12日 by Poran111

一緒に「もつ煮」と「きのこ」皿をたのみましたが(どちらも388円)、もつ煮は軟らかく煮込まれていて、きのこも美味しかったです。

きのこ@くるまや 2011年11月12日 by Poran111

店には宇多田ヒカルや佐藤浩市など芸能人の色紙が店に貼ってありましたので、東京方面でも名の知れたお店のようです。

有明山神社の裕明門 2011年11月12日 by Poran111

お蕎麦を食べた後、隣の有明山神社を見てみました。有明山神社の創建年代は分かりませんが、市指定文化財になっており、由緒のある神社のようです。
入口にある裕明門(上の写真)は明治35年(1902年)に日光東照宮の陽明門に摸して建てられたものとの事。

有明山神社本殿 2011年11月12日 by Poran111

本殿の建立年代も分かりませんが由緒のありそうな雰囲気を持っていました。

2011年11月15日火曜日

コンサート「スペイン!~ギターと絵画の交わるところ」

11月12日(土)午後に北安曇郡松川村の「すずの音ホール」で『スペイン!~ギターと絵画の交わるところ~ in 安曇野』と題するコンサートが行われたので、家内と聴きに行きました。

スペイン~ギターと絵画の交わるところ/表紙 by Poran111

このコンサートは、近代スペイン美術史の専門家、川瀬祐介氏によるスペイン美術の解説とトークを挟んで、今注目のクラシック・ギタリスト、益田正洋氏がスペイン作曲家の曲目を演奏するというものです。

トーク1/スペイン 2011年11月12日 by Poran111

まず最初に益田氏によるI.アルベニス作曲「入江のざわめき」のソロ演奏があり、川瀬氏と益田氏によるトークとなりました。トーク1のテーマは「スペインの『発見』とアンダルシアの魅力」です。
次の演奏の準備のため益田氏が楽屋に下がると、スライドを使っての川瀬氏一人による解説です(下の写真)。

川瀬氏のトーク/スペイン 2011年11月12日 by Poran111

その後、演奏と解説・トークが次のように交互に行われました。

*益田氏による演奏: E.グラナドス作曲 「オリエンタル」
           F.タレガ作曲   「アラビア風奇想曲」
*トーク2:テーマ「イスラム文化の遺産」
*演奏: I.アルベニス作曲 「グラナダ」
     F.タレガ作曲   「アルハンブラ宮殿の想い出」
                 ・・・下の写真はこの曲を演奏する益田氏。

益田正洋氏の演奏/スペイン 2011年11月12日 by Poran111

~休憩~

*演奏: F.ソル作曲  「魔笛の主題による変奏曲」
*トーク3:テーマ「ソルとゴヤ~二人の同時代人」
*演奏: M.リョベート編曲 「カタルーニャ民謡集より ~哀歌、盗賊の歌、聖母の御子」
*トーク4:テーマ「国際的で地方的なカタルーニャ」
*演奏: E.グラナドス作曲 「詩的ワルツ集」全曲
*アンコール演奏: I.アルベニス作曲 「グラナダ」 (再演奏)

益田氏の演奏は力演で楽しめました。特に、E.グラナドスの「詩的ワルツ集」全曲を生で聴いたのは私は初めてで、聴きごたえがありました。また、川瀬氏と益田氏の二人の掛け合いのトークはなかなか軽妙で、良かったです(下の写真)。
川瀬氏と益田氏のトーク/スペイン 2011年11月12日 by Poran111

この日演奏された曲は、クラシックギターを趣味とする人にとっては聴きなれた人気曲が多く並べられています。しかし、その当時の社会・時代背景、フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828)などスペインを代表する画家やその絵の解説、そしてフェルナンド・ソル(1778~1839)、フランシスコ・タレガ(1852~1909)、イサーク・アルベニス(1860~1909)などのスペインの作曲家との関連を交えての解説、トークがあり、それらとからめてギター演奏を聴くと、興味は膨らみ、また掘り下げられました。普通のコンサートにはない面白さ、新しい楽しみ方になったと思います。

このような美術の解説を交えてのクラシックギター演奏の企画は是非今後も続けていただき、敷衍していただいたら面白いと思われます。

このコンサートに先立ち、月刊誌「現代ギター」10月号には、このお二人に音楽評論家・濱田滋郎氏を交えた鼎談記事、『絵画とギター ~ ゴヤと3人のギター作曲家』が巻頭特集として10頁にわたって掲載されています。この記事の内容はこの日のコンサートの解説・トークにほぼ沿っています。この特集記事の最初の2頁を参考までに下に添付します(3頁以降は「現代ギター」10月号をご覧ください)。

絵画とギター P.1/現代ギター by Poran111

絵画とギターP.2/現代ギター by Poran111

絵画とギターP.3の一部/現代ギター by Poran111