2016年4月29日金曜日

キム・ヨンテ温泉ギターコンサート@鹿教湯温泉

4月23日(土)は上田市鹿教湯(かけゆ)温泉の鹿乃屋旅館で行われた「キム・ヨンテ 温泉ギターコンサート」を聴きに行きました。
蓼科の我が家からは車で白樺湖横を抜けて、大門街道を下って、1時間10分で鹿乃屋(しかのや)旅館に着きました。

<鹿乃屋旅館外観 2016年4月23日>

午後3時から、”キム・ヨンテ(金庸太) with スペシャルゲスト・尾尻雅弘”によるギターコンサートが開始です。この日の宿泊参加者は満室の34名、コンサートのみ聴きに来られた人が16名で、鹿乃屋旅館の音楽ホールはほぼ満席でした。

コンサートの演奏曲は次の通りでした。

♪♪キム・ヨンテ・ソロ
 *プーナとカルージョ (G. カントール)
 *天使の死  (A. ピアソラ ~ L.ブローウェル編)
 *グランホタ  (F. タレガ)
 *組曲「内なる想い」 (V. アセンシオ)
    Ⅰ.落ち着き  Ⅱ.輝き  Ⅲ.安らぎ  IV.喜び  V.苛立ち

<キム・ヨンテ氏のソロ演奏 2016年4月23日15:28>

・・・休憩・・・

♪♪ゲスト、エチュード戦士ペロワちゃんZ・ソロ
 *エチュード・メドレー (E. ヴィラ=ロボス、他)
<エチュード戦士ペロワちゃんZのソロ 2016年4月23日16:11>

休憩後、ゲスト?の「エチュード戦士ペロワちゃんZ」が登場し、ヴィラ=ロボスとソルのエチュードを演奏しました。
この「エチュード戦士」は天才ギタリストと言われる、フランスのジュディカエル・ペロワ(Judicael Perroy;1973~)となんとなく似ています(下の動画)。



♪♪スペシャルゲスト、尾尻雅弘・ソロ
 *歌~歌と踊り 第6番  (F. モンポウ)
 *ワルツニ長調 作品8-4 (A. バリオス)

<尾尻雅弘氏のソロ 2016年4月23日16:19>

キム・ヨンテ氏の師である、ギタリスト、尾尻雅弘氏がスペシャルゲストとして演奏されました。

♪♪キム・ヨンテ&尾尻雅弘・デュオ
 *イタリア協奏曲  (J. S. バッハ ~ S. ロバート編)

<尾尻氏&キム氏の二重奏 2016年4月23日16:28>

尾尻氏とキム氏の師弟デュオは圧巻です。

♪♪キム・ヨンテ・ソロ
 *4つのフレンチシャンソン (R. ディアンス編)
  Ⅰ.パリとゲッティンゲン  Ⅱ.愛の讃歌  Ⅲ. ぼくの部屋に雨が降る  IV.群衆

♪♪アンコール
 *デュオ~ ダンサ・ブラジレイラ (ジョージ・モレル)
 * 〃     スペイン舞曲1番(オペラ『はかなき人生』より) (マヌエル・デ・ファリャ)
 *キム・ヨンテ・ソロ~ タンゴ・アン・スカイ (ロラン・ディアス

二人のトップ・ギタリストの卓越した演奏をたっぷりと堪能しました。
そして、夕食までに1時間程時間があったので、早速ゆったり温泉に浸かって、午後6時から大宴会です。

<宴会中@鹿乃屋旅館 2016年4月23日19:14>

宴会のあとは音楽ホールで二次会。まずは賑やかにビンゴ大会が行われました。

<ビンゴ・ゲーム@音楽ホール 2016年4月23日21:19>

二次会のホールには各地の銘酒、地酒、ワイン、焼酎などがたっぷり並んでいます。

<二次会用の日本酒、ワイン、焼酎、ウィスキーなど@音楽ホール 2016年4月23日>

ビンゴのあとは、アマチュア参加者による即席の初見での四重奏が始まりました。キム先生も心配そうに見ています(下の写真)。

<参加者による即席四重奏とキム先生 2016年4月23日22:16>

いろんな組み合わせで即席四重奏を試したあと、最後に尾尻先生、キム先生が入られました。両先生との栄えある四重奏に参加したのは、下の写真、右から兵庫県からのあるかんへるさんと新潟県からのYさんです。

<尾尻・キム両先生と参加者2名による四重奏 2016年4月23日22:36>

音楽ホールでの二次会のあとは隣のバーで三次会。バーのマスターはスズムシさん。ここでも飲み放題、弾き放題です。この時点で、もう午前様でした。

<ホテルのバーにて飲み放題・弾き放題 2016年4月24日00:19>

さて、翌日、24日(日)はアマチュア参加者有志によるプチ発表会です。
午前9時半から18組、17人(二重奏が2組)が演奏しました。

<Poranのソロ@アマチュア参加者によるプチ発表会 2016年4月24日09:41>

私は二番手で、F. タレガ作曲「メヌエット形式の練習曲」とヘンリー・マンシーニ作曲(江部賢一編曲)「ひまわり」(映画『ひまわり』のテーマ曲)の2曲を演奏しました。なにしろ、この日は関東、関西などからアマチュアの中でも名うての人たちが大勢集まっているのが分かっていましたから、私の緊張度は普段の3倍位になっていました。しかし、良い経験になりました。

長野県からは私の他にはスズムシさんとHagiさんが演奏されました(下の写真)。

スズムシさん(長野県)のソロ

Hagiさん(長野県)のソロ

私にとってうれしかったのは、関東からの参加者で久し振りにお会いできた人たちがいたことです。

みたぽんさん(千葉県)のソロ。
みたぽんさんとは去年6月の北海道ギターツアー以来の再会でした。

エマさん(東京都)のソロ。
エマさんとは2012年7月神奈川県麻生市民交流館での第5回誰でもコンサート以来でした。

てっちゃん(東京都)&M.H.さんの二重奏
てっちゃんとは2014年3月くにたち市民芸術小ホール(東京都)でのプチ発表会以来でした。

アマチュア参加者によるプチ発表会は12時頃に終了し、鹿乃屋旅館での一泊二日の大イベントは終了、解散となりました。

今回のイベントは上田市のクラシックギター製作家・佐久間悟さんとそのお仲間が発案し、スタートした企画ですが、盛り沢山で、何重にも、いろんな角度から楽しめた大コンサートだったと思います。準備は大変だっただろうと思います。また、両先生も素晴らしかったです。こんな企画は是非また実施してほしいなと願っています。その際には、私もできることがあれば、微力ながらご協力させていただきます。

2016年4月26日火曜日

桜咲く聖光寺と蓼科湖を散歩

今朝は快晴だったので、ビーナスライン沿い、標高1,230mの所にある聖光寺(しょうこうじ)と蓼科湖にランディを連れて、散歩に行きました。

<聖光寺参道の桜 2016年4月26日10:06>

聖光寺には約300本のソメイヨシノが植えられていますが、もう満開です。
例年ですと、ゴールデンウイーク後半の5月3日~5日頃が満開で、聖光寺ではこの時に桜祭りが行われます。しかし、今年は10日位早く満開になってしまったため、早々と一昨日、24日(日)に桜祭りが行われたそうです。

<聖光寺とランディ 2016年4月26日10:09>

ランディも満開の桜の下で気持ち良さそう。

<聖光寺境内の桜 2016年4月26日10:12>

その後は、聖光寺の向かいにある蓼科湖に行きました。

<蓼科高原芸術の森彫刻公園 2016年4月26日>

蓼科湖では、まず東岸にある蓼科高原芸術の森彫刻公園に入りました。
ここは芝生の広場や森など約3万7千平方メートルの敷地があります。

<彫刻公園の水仙 2016年4月26日10:26>

芝生広場を歩きましたが、水仙など春の花が色々咲いていました。

<蓼科湖南岸の桜 2016年4月26日10:31>

それから、蓼科湖岸を一周して歩きました

<蓼科湖東岸の水芭蕉 2016年4月26日10:34>

東岸の水芭蕉はずいぶん大きくなっています。まだ少しだけ咲き残っているものがありました。

<蓼科湖と蓼科山 2016年4月26日10:42>

蓼科湖の桜は数は多くはありませんが、水面に映り、背景の山々と調和して、目を楽しませてくれます。

<南岸の桜とランディ 2016年4月26日10:44>

ランディも湖の周りを楽しそうに歩いていました。

<蓼科湖と八ヶ岳連峰 2016年4月26日10:58>

今日はぽかぽかと温かく、気持ちの良い、お花見散歩でした。

2016年4月25日月曜日

畑仕事の開始

今日午前、今シーズン初の畑仕事に行きました。
まず、畑仕事に必要な道具、資材を車に積み込みました。
私の愛車、日産エクストレイルは今日から「農業用車両」になりました。

<マイカーに畑の道具、資材を積む 2016年4月25日09:40>

今年私が使用する畑は例年通り2区画分で、面積108㎡(32.7坪)です。
畑を計測して、畝の位置を決めるため紐を張りました。幅95cm程の畝を7本作ります。
今日のところはここまでで終了です。

<畝起しのための紐を張った畑 2016年4月25日11:35>

明日からは有機堆肥を畝に入れて、畝起しにかかります。これからちょっと忙しくなりそうです。

2016年4月21日木曜日

糸萱の「上の山公園」の桜

昨日、20日(水)に蓼科高原のレストラン「レ・スリズィエ」でランチを食べた後、メルヘン街道(国道299号)を少し下り、糸萱大橋を渡ったすぐ左にある、糸萱(いとかや)の「上の山公園」に寄ってみました。

いつもメルヘン街道を車で下って行って、渋川に架かる糸萱大橋にさしかかると、左の小高い所に何本かの大きな桜が見えるのですが、20年以上にわたって私はここを素通りしていました。昨日の長野日報WEB版に、”糸萱のこの小高い所は「上の山公園」で、今桜が満開だ”という記事が載っていましたので、初めて行ってみました。

<糸萱の「上の山公園」の桜 2016年4月20日13:43>

行くと、満開の桜の下で地元の方らしいグループが花見会をしていました(上の写真)。

この「上の山公園」の桜はタカトオコヒガンザクラで、約25本あるそうです。タカトオコヒガンザクラはソメイヨシノよりもピンク色が濃いのが特徴です。やはりここも例年より10日ほど満開が早いそうです。


<上の山公園から見る糸萱の村 2016年4月20日>

上の山公園の西側からは糸萱の村が見渡せます。

<上の山公園の桜と八ヶ岳連峰 2016年4月20日13:44>

ここのタカトオコヒガンザクラは、高遠藩の御殿女中だった人が糸萱に嫁ぎ、縁あってふるさとの桜を譲り受けたという言い伝えがあるそうです。公園内には糸萱区民会館があり、夜は午後10時までライトアップも行っているとの事です。

<上の山公園から見る八ヶ岳連峰 2016年4月20日13:47>

公園の東側には、畑の向こうに八ヶ岳連峰がぐるり眺められます。
初めて行きましたが、なかなか気持ちの良い公園です。

桜の咲くレストラン「レ・スリズィエ」でランチ

毎日のように車で通るメルヘン街道(国道299号)の標高1,100m位の桜が今、満開になってきました。
そこで、昨日はその辺りにあるフレンチ・ガレットのレストラン「レ・スリズィエ」に家内とランチを食べに行きました。

<桜の咲くレストラン「レ・スリズィエ」 2016年4月20日>

レ・スリズィエ(Les Cerisiers)とはフランス語で「桜の樹〈複数形〉」の意味だそうですから、桜の満開の時にここに食べに行かないわけにはいきません。

<「レ・スリズィエ」の店内から見る庭の桜 2016年4月20日12:28>

「レ・スリズィエ」の店内から満開の桜を愛でることができます。庭の中の桜の内、道路(メルヘン街道)沿いの数本はタカトオコヒガンザクラで、建物側のものはソメイヨシノだそうです。

<赤ワイン@レ・スリズィエ 2016年4月20日12:36>

花見酒はフレンチ・レストランでは日本酒というわけにはいきませんから、私は赤ワインを飲みました。

食事は家内も私も「スープランチセット」(1,800円)をたのみました。ガレット・小サイズに本日の野菜のスープ、飲み物が付いています。

ニンジンとネギのスープ

ほうれん草のスープ

スモークサーモンのガレット

ローストチキンのガレット

コーヒー

スープは、家内はニンジンとネギのスープ、私はほうれん草のスープ、そして、ガレットについては家内はスモークサーモンのマスタードクリームソース、私はローストチキンのマスタードクリームソースです。

<メルヘン街道から見る「レ・スリズィエ」と隣家の桜 2016年4月20日13:31>

ワインを飲んで、おいしいガレットを食べて、快適なお花見ランチを楽しめました。

標高1,150mのこの位置でもう桜が満開ですから、蓼科湖の向かい側にある、標高1,210mの桜の名所「聖光寺」(しょうこうじ)のソメイヨシノもあと4、5日もしたら今年は見頃になりそうです。

2016年4月20日水曜日

「めぐみファーム」の区画割り作業

私が野菜作りをしている会員制農園「めぐみファーム」は現在20人近い会員がいます。
畑全体を管理してくれているポニーハウスが毎年、晩秋の野菜作りが終わった後で「めぐみファーム」全体にトラクターを掛けてくれ、また、翌春の野菜作りが始まる前にももう一度全体にトラクターを掛けてくれます。

1区画54平米(9m×6m)を単位として、会員はニーズ、希望に応じて、原則1区画、1.5区画、2区画のいずれかを利用します。そこで、春のシーズン開始前に、「めぐみファーム」の敷地の中で、縦9m、横6mに計測して、角に杭を打ち、縄を張る、区画割りの作業を行います。

<区画割り作業中 2016年4月19日10:41>

昨日、19日(火)午前10時から、今年の区画割り作業を行いました。快晴の気持ちの良い天気の中、都合のつく会員の方々16人が参集しました。今年は各区画の間に幅1mの作業通路を新しく設けたため、計測が複雑になり、杭打ち、縄張りの作業量も去年に比べると増えました。しかし、去年の2倍近い会員が参加してくれたお蔭で、順調に作業が進み、例年通り12時前には完了することができました。

<区画割りが終了した「めぐみファーム」 2016年4月19日>

作業が終わった後はみんなでポニーハウスの建物に行って、お茶を飲んで、おやつをいただいて、歓談、一服しました。

<作業が終了し、ポニーハウスで一服 2016年4月19日12:09>

「めぐみファーム」では牛糞による優良な有機堆肥を全体としてまとめて購入して、使用しています。この有機堆肥は既にトラックで大量に敷地内に運び込まれていますので、もう畝起し、マルチシート張りの作業を始めることが可能になりました。私もぼちぼち始めようと思います。

<「めぐみファーム」ちょっと上の桜、左奥は蓼科山 2016年4月19日12:27>

ところで、「めぐみファーム」ちょっと上の、メルヘン街道(国道299号)の桜は昨日はもう満開、見頃になっています。今年は平年よりも10日位は早いようです。

2016年4月19日火曜日

柴田杏里・永島志基デュオコンサート@カフェ&スペインバル「アランフェス」

4月16日(土)晩に上田市のカフェ&スペインバル「アランフェス」で、リニューアル3周年記念『柴田杏里&永島志基デュオコンサート』が開催されましたので、聴きに行きました。

アランフェス」は上田市内で何十年にわたって喫茶店として営業していましたが、オーナーの息子さんがスペイン料理の修行をして帰ってきて、3年前にカフェ&スペインバルとしてリニューアル・オープンされました。この度、3周年を記念して、オーナーご家族とお付き合いの深い二人のクラシック・ギタリスト、柴田杏里氏と永島志基氏を迎えて、スペイン・コース料理付き、飲み放題付き、24席限定でのディナーコンサートが開催されたものです。

<柴田杏里&永島志基の二重奏 2016年4月16日>

午後6時からコンサートは下記のプログラムで開催されました。



コンサートの後は二人のギタリストも客席に入って、フルコースのスペイン料理を食べ、ビール、ワイン、ソフトドリンクを飲みながら、懇談し、にぎやかに楽しみました。

下の写真は出された料理の一部です。食べたり、会話に夢中になって、かなりの料理の写真を撮り忘れました。




 

ディナーの最中も柴田杏里さんと永島志基さんのお二人は気の向くままにステージに出て、今度はクラシックとは離れて、ベンチャーズの人気曲から、「浜辺の歌」など日本の懐かしの歌など、アドリブも含めて、幅広いジャンルの曲を演奏され、大いに楽しませていただきました。

<ディナー中の柴田杏里&永島志基デュオ 2016年4月16日21:12>

柴田さんも永島さんもたまたま隣の席に交替で座られて、お話もしましたが、お二人共とても気さくです。同じテーブルで同席した方達は皆初対面でしたが、皆さん良い方ばかりで、初めてでも話がはずみました。

結局、私が「アランフェス」を出たのは夜10時近かったです。美味しい料理がたっぷり出て、お二人の演奏を堪能し、雰囲気も盛り上がり、素晴らしい3周年記念コンサートでした。

これまで「アランフェス」では人気クラシック・ギタリストのコンサートが何回も開催されてきました。「アランフェス」は広くはありませんが、こじんまりとしている分、演奏者の息遣いも感じられるような濃密なコンサートが行われ、演奏者とのコミュニケーションも持てます。クラシックギター愛好者にとっては、今ではなくてはならないスポットだと思います。