2019年7月31日水曜日

ギタリストの爪補強にアロンアルファ「801」


クラシックギターはピックは使わず、生指で、指先の肉から爪にかけて弦に触れて、はじいて、音を出します。従って、ギターを弾いていると爪は消耗し、痛みます。私は10年来、指の爪の補強にはアロンアルファ「釣名人(低粘度・多用途)」を塗って、補強してきました。ギターを弾く爪の補強にはこの「釣名人」が良いと言われており、クラシックギタリストの間ではプロでもアマチュアでも「釣名人」を使っている人は多いはずです。

私の爪は年齢と共に更に弱くなり「釣名人」だけでは足りず、5年位前からは付け爪をつけ始め、右手の薬指と中指には付け爪をつけていました。

<アロンアルファ「801」 2019年4月>

しかし、4ヶ月ほど前から付け爪もアロンアルファ「釣名人」も私は使用をやめて、右手の人差し指、中指、薬指の3本の指にはアロンアルファ「801」を塗って補強しています。

<アロンアルファ「釣名人(低粘度・多用途)」>

アロンアルファ「801」は「釣名人」と比べて、強度、耐久性が良く、私の場合はこれを塗るだけで十分で、付け爪の必要もなくなりました、
「801」を爪に塗ると1週間近く強さが持ち、剥げてきたら、その部分に上塗りすれば済むのでメンテナンスは簡単です。「釣名人」は重ね塗りすると剥げやすくなりますが、「801」は特にそういうことはありません。

<アロンアルファ「801」を塗った私の右手の爪 2019年7月>

「801」は無色透明なので、塗っても、見た目はほとんど分かりません(上の写真)。
ただ、「801」は補強力が強い分、弾いた音色はやや硬めになります。しかし、そういう前提で練習していればよいので、この点は私にとっては特に問題とは感じられません。

<福田進一氏を囲んで夕食懇親会 2018年10月>

爪の補強には「釣名人」よりも「801」の方が良いということを私に教えてくれたのはクラシックギター界のマエストロ、福田進一氏です。
信州の某山荘で毎年一度、半ばクローズドの福田進一氏の宿泊コンサートが行われており、私は毎年参加しています。昨年秋、コンサート後の夕食懇親会の席上で、福田さんと爪の補強方法についての話題になった時に、「801」が良いということを教えていただきました。
宿泊コンサートでは、福田さんの素晴らしい演奏を少人数の観客で間近で聴いた後、懇親会では興味深い話、有用なお話をいろいろお聞きすることができるので、今年も楽しみです。

2019年7月26日金曜日

第41回「クラシックギター弾き回し練習会」の開催/レポート


7月20日(土)に飯山市文化交流館「なちゅら」小ホールにて第41回「クラシックギター弾き回し練習会」を開催しましたが、そのレポート記事を「クラシックギター弾き回し練習会のブログ」に掲載しました。

こちらをクリックしてご覧ください。→https://hikimawashi.blogspot.com/2019/07/blog-post.html?spref=tw

<会場の飯山市文化交流館「なちゅら」 2019年7月>

2019年7月15日月曜日

「金門プチ発表会」に初参加

12日(金)夜は地下鉄半蔵門駅から徒歩1分の麹町スタジオアイビーロードでの「金門プチ発表会」に初めて参加しました。
「金門プチ」とは曜の夜の半蔵でのクラシックギター・プチ発表会の略称で、毎月第2金曜日夜にここで開催されています。

「金門プチ発表会」の幹事のかみやんさんが、私が事務局として運営する「クラシックギター弾き回し練習会」にこれまで何回か参加してくれていたことで興味を持ち、私もチャンスがあればここに参加してみたいと前から思っていました。ようやく実現しました。

<プチ発表会最中にテレビ局クルーが突然取材に来訪 7月12日>

この会の特徴は、時間が食事タイムなのでみんなで飲食をしながら、順番に参加者がギターを弾き、また聴くということです。

この日の演奏参加者は15人、聴きに来られた人が1人で、午後6時開場、午後6時半から乾杯して飲食とギターの演奏が始まりました。

ついでながら、演奏中にハプニングで、東京MXテレビのクルーが突然取材に訪れました(上の写真)。いつも出前を頼んでいる中華料理屋さんへのテレビの密着取材によるものだそうです。しかし、我々への取材は結局は放映されず、ボツでした。

<私のソロ演奏 2019年7月12日>

さて、演奏の順番は会場への到着順で、私は15人中10番目の出番でした。遅めの出番でしたので、私はビールでほろ酔い状態でしたが、次の2曲を演奏しました。
 ①ニコロ・パガニーニ作曲   「大ソナタイ短調第2楽章ロマンス」
 ②アグスティン・バリオス作曲 「ビダリータ(悲恋歌)」

やはり初めての場所はかなり緊張します。自分のもつれる指と闘いながらの冷や汗演奏となりました。

<かみやんさん、EMIさん、Minさんの三重奏 2019年7月12日>

自分の記録を調べると、私が東京都内でのこのようなギターの公開練習会に参加するのは4年振りでした。
私にとって始めての会ではありましたが、かみやんさんの他にも、「クラシックギター弾き回し練習会」などで面識のあった、しのさん、プリンセスピンクさん、ケンタローさん、ギターのともさんも参加されていて、再会することができました。

初めての会に参加すると、いろいろな人たちの演奏をお聴きし、たくさんの刺激を受け、勉強になります。
また、ビールなどを飲みながらギターを弾き、聴けるというのは、お酒が嫌いではない私にとっては魅力的で、楽しい一夜となりました。

幹事のかみやんさんには大変お世話になり感謝します。

2019年7月1日月曜日

南里沙クロマチックハーモニカ・プチプチコンサート

私はYouTubeでクロマチックハーモニカ奏者、南里沙さんの演奏を時々聴いていました。

クロマチックハーモニカは右横にあるレバーを押すことにより半音階(chromatic)上の音が出せるので、ハーモニカ1本で全ての音階の演奏ができ、しかも、最大4オクターブの音域が出せるという優れものです。4オクターブの音域はギターより広いです。

一昨日6月29日(土)、初めて南里沙さんの生演奏を聴く機会を得ました。
場所は田園調布駅から徒歩1分の田園調布ピアノサロンNOAH」。

プチプチコンサート@田園調布ピアノサロンNOAH 6月29日>

南里沙さんは神戸女学院大学音楽部オーボエ専攻卒業ですが、大学在学中にクロマチックハーモニカの音色に魅せられて転向したそうです。

「プチプチコンサート」と称するだけあって、席数約40の小さなホールで、会場に行ったら受付を南里沙さんご本人がやっていたので、ちょっと驚きました。
プチプチコンサートは受付、器機の設定、進行まですべて一人でやっているのだそうです。

<南里沙さんのハーモニカ演奏 2019年6月29日19:52>

演奏曲目は自作曲から、ジャズのスタンダードナンバー、ディズニーソング、日本のポップス、演歌まで幅広いです。

VOICES ハーモニカ ver. 〜featuring 南 里沙>

この小さなハーモニカ1本で様々な音質、音色が出せ、こんな幅広い表現力があるのかと、脅威的な感じでした(もちろん、一流のプロだからできることなのでしょうが)。
当たり前のことですが、YouTubeで聴いているよりも迫力があり、何倍も聴きごたえがありました。

<南里沙さんの演奏 2019年6月29日19:54>

ご本人が一人で企画、運営される、少人数のコンサートだけあって、アットホームで、また、観客とのコミュニケーションもたっぷりで、その点も楽しめました。

彼女の実力に、可愛い容姿もプラスされて、最近はSONYXperia XZ1』のCMに出演(上の動画)するなどメディアへの出番も多いようです。クロマチックハーモニカ普及のための伝道師の役割も果たしているように見えます。

<私の持っているハーモニカ、HOHNER・Super64X>

実は私も思い付きで、2年程前にクロマチックハーモニカを買って、持っています。まだほとんど練習していませんので、これからクラシックギターの練習の合間に少し練習しようと思います。

私の持っているハーモニカ、ドイツのHOHNER社製「Super64X」(上の写真)は南里沙さん使っているものと同じグレードのものですが、値段は5万円位でした。今年になってモデルチェンジされて、「New Super64X」が発売され、こちらの実売価格は7万円位のようです。

トップ・プロの使うハーモニカがこの程度の金額で手に入りますから、クラシックギターと比べたら100分の1程度の値段と言え、アマチュアの趣味としては入りやすいと思えます。