2010年11月27日土曜日

今年栽培した野菜のまとめ



今日(27日)、私の畑にまだ残っていたニンジン8本を引き抜き、収穫し、鍬や一輪車などの道具を家に持ち帰り、撤収しました。これで今年の畑の作業は全て終了しました。


image from www.flickr.com<農作業が終了した畑「めぐみファーム」 ~ 右側の白い点線が私が借りていた部分(33坪)> 

今年私が栽培した野菜をリストアップすると下の通りです。全部で37種類の野菜を収穫しました。このうち、ハーブ類は主に家内が植えて、世話をしました。 *印の付いているのは今年初めて栽培したもので、10種類あります。

<今年栽培して収穫した野菜>
[果菜類]キュウリ、ナス、ズッキーニ、トウモロコシ、枝豆、ピーマン、パプリカ、シシトウ、オクラ、トマト、カボチャ、バターナッツ、エンドウ、*インゲン、*落花生、(15種類)
[根菜類]ジャガイモ、大根、ニンジン、ラディッシュ、*キクイモ、(5種類)
[葉菜類]レタス、キャベツ、ブロッコリー、*シソ、*ハンダマ(沖縄健康野菜)、*サラダ菜、(6種類)
 <ハーブ類>バジル、オレガノ、ローズマリー、ラベンダー、ペパーミント、アップルミント、タイム、*ルッコラ、*コリアンダー、*チャイブ、*イタリアンパセリ、(11種類)

今年の夏は猛暑だったため、低地の畑では悪影響が出たと聞いていましたが、私の畑ではそういうことはなく、むしろ全般に発育・収穫は良かったです。これはわたしの畑が標高1,100mの高地にあり、気温が高いくらいがむしろ野菜の生育のためにはちょうど良かったのだろうと思われます。

今年は10種類の野菜を初めて栽培してみましたが、毎年新しい野菜を試すことは、どのようなものが収穫できて、どのようなものが食べられるのか、毎回興味深く、楽しみです。これも野菜作りのもう一つの面白味だと思います。

2010年11月25日木曜日

キクイモの味噌漬け



料理が苦手な私ですが、キクイモの味噌漬けを作ってみました。


去年知り合いの方からキクイモ(菊芋)の塊根をいただいて初めて食べましたが、健康にとても良いと聞いたので、今年は自分で栽培しました。


近くのJAファームでキクイモの種芋を二つ買って、私の畑に植えたのが5月末でした。


2本のキクイモは順調に育って、9月には綺麗な花を咲かせました(下の写真)。
キクイモは北米原産のキク科の多年草ですが、この頃には草丈は2mを超えていました。 
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  <キクイモの花 2010年9月17日>

秋が深まるとキクイモの葉も枯れましたので、今月13日に全て根を掘り起こし、収穫しました。キクイモは地下の根に生姜に似たイモ状の塊根を付けますが、これが食料になります。2本のキクイモからは沢山の量のキクイモ塊根が収穫できました。下の写真はその一部で、この6倍位の量が収穫できています。
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 <収穫したキクイモの一部 2010年11月23日>


「菊芋は天然のインスリン」と呼ばれ、血糖値の改善と免疫力アップの効果などがあると言われています。

キクイモは糖質がとても多いのですが、デンプンは含まれておらず、イヌリンという多糖体がその主成分で、その他に、ポリフェノール、ミネラル、ビタミンを含んでいます。この主成分のイヌリンが特に健康機能を有しているそうです。 

健康上の具体的な効用についてはこちらをご参照ください。→http://www6.ocn.ne.jp/~kikuimo/ekisu.html
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  <キクイモの味噌漬け 2010年11月25日>

ネットで調べると色々な食べ方がありますが、私でもできそうな一番簡単な味噌漬けをまず作りました。キクイモの皮をむいて、味噌、みりん、酒を混ぜた中に入れて、2~3日漬け込みました。今日取りだして食べてみましたが、コリコリして、たくあんとも違って、ちょっと芋っぽくて、まずまず美味しかったです。
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  <キクイモ・チップ 2010年11月25日>

あとの一部は、保存食としてキクイモ・チップにしました。キクイモを洗って、薄く切って、天日で2日間干しました。このままでも食べられます。ためしに少し食べてみたら、うっすらと甘みがありました。サラダにも使えそうです。 

2010年11月23日火曜日

夕暮れ時の蓼科山



昨日午後から今朝まで蓼科高原ではずっと雨が降っていました。


夕方、ランディと散歩した道から見えた蓼科山は白く雪をかぶっていました 。


もう高原の木々は幹と枝だけになり、あとは雪景色を待つだけです。今はとても空気が澄んでいます。 

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<蓼科高原から見た夕暮れ時の蓼科山 2010年11月23日16:22>

この時期は別荘地に滞在する人はぐっと少なくなっていて、今いるのは定住の人達が中心です。

2010年11月15日月曜日

今年初の積雪



今日(15日)は朝は晴れていましたが、昼前には曇が出てきて、午後に雪が降り出しました。夕方には我が家の庭には1~2センチ積っています。先週、9日(火)に今年の新雪が少し降りましたが、その時は積りませんでした。今日が今年最初の積雪です。


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<我が家の庭の初の積雪 2010年11月15日16:32>

自分のブログの記録を調べてみると、我が家の庭でのその年の最初の積雪は去年は11月2日と、ちょっと早かったですが、一昨年とその前年は11月18日でした。 ですから、今年の積雪は平年並みかもしれません。
 image from www.flickr.com <家の前の道路の積雪 2010年11月15日16:36>

マイカーのタイヤをまだスタッドレスに交換してなかったので、明日は雪が解けるまでは出掛けないで、じっとしていることにします。

2010年11月13日土曜日

デイヴィッド・ラッセル ギターリサイタル



11月10日(水)~11日(木)は、飯田橋駅近くのトッパンホールで行われた「デイヴィッド・ラッセル ギターリサイタル」を家内と聴きに行くため、東京に帰りました。

私はデイヴィッド・ラッセル(David Russell;1953年生まれ)のCD「タレガ全集」(Francisco Tarrega - Integral de Guitarra)を持っていますが、これは私のお気に入りで、繰り返し何回も聴いています。ラッセルの透明度の高い、安定した美しい音色、精確なテクニック、上品な情感あふれる表現、これらはずば抜けていると私は思います。ラッセルが来日して、リサイタルをやる予定だと1年近く前から聞いていましたので、必ず聴きに行こうと思っていました。


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前売り券の発売初日に電話して予約したため、前から4列目の真ん中の席を取ることができました。
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 <トッパンホール内部 2010年11月10日>

トッパンホールは凸版印刷が創業100年を記念して、2000年に開設した、比較的新しいホールです。最新の技術を用いて造られているようで、綺麗で、音響が良く、客席数408と、クラシックギターのリサイタルには大き過ぎないサイズです。

 この日の演奏曲目は下記の通りでした。


<演奏曲目>
*F.ソル :  演奏会用断章Op 54
*フランソワ・クープラン :
     森の妖精 (ロンドー) 第1組曲より
     神秘的なバリケード 第6組曲より
     手品        第6組曲より
*J.S.バッハ :  3つのシンフォエア
     シンフォエア第5番   BWV791
     シンフォニア第6番   BWV792
     シンフォニア第11番 BWV797
*A. ネベス :  ショーロ / ヴァルサ / ピニェイラーダ
(休憩)
*J.S.バッハ :  ソナタ第2番 (フルートと通奏低音のための) BWV 1034
*フランシス・クレンジャンス :  カプリス形式のアラベスク (タレガ讃歌) Op 99
*イサーク・アルベニス :  キューバ / グラナダ / 入り江のざわめき
(アンコール)
*A. バリオス    :  最後のトレモロ
*  〃           :  パラグアイ舞曲 Danza Praguaya
*E. グナラドス :  スペイン舞曲第10番


 
<F.クープラン作曲「神秘のバリケード」、「手品」 ~デイヴィッド・ラッセル演奏>

私はラッセルの右手、左手の指の動き一つ一つを見逃さないよう見て、聴いていました。澄んだ、美しい、珠玉の音色、正確無比のテクニック、上品な香りが漂う演奏は私の期待にたがわないものでした。


舞台に近い、真正面の席からは指の動きがよく見えましたが、彼は弦をはじく右手の指の使い方に特徴があるように私には思えました。正面から見ていると、右手の親指が人差し指の下に隠れて、あまり見えませんでした。これは、アンドレス・セゴビアが右手の親指を横に突き出して弾いているのとは、対極にあります。また右手指の第二関節から下は、ギターに対して垂直になっているか、あるいは、もう少し丸い形になって、弾いているように見えました。手と指の動きからは、主にアルアイレで弾いているか、爪で弾いているかのような形でした。しかし、正確なことは、もっと至近距離で見るか、本人に聞いてみないと分かりません。


演奏終了後、私は会場でラッセルのCD「Music of Barrios」を買って、彼にCDにサインしてもらうため、並びました。私の前の人がラッセルに「指の爪を見せて下さい」と頼んだところ、彼は快く見せてくれました。私も後ろから覗き込んで見ましたが、彼の爪は比較的長く伸ばされていて、やや丸みがあって、ちょっと厚いように見えました。


いずれにしても、彼のこの爪と特徴のある右手・指の使い方から、あの透明度の高い、美しい音が生まれることは確かです。ただ、その具体的な因果関係は私にはまだ分かりません。



 
<E.グラナドス作曲「スペイン舞曲第10番」 ~デイヴィッド・ラッセル演奏>


下の写真はCDにサインをしてもらった後、ラッセルと握手をするところですが、デジカメを持って行くのを忘れて、携帯のカメラで撮ったため、ブレまくって、ラッセルさんの顔も私の顔もよく
分かりません。


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 <CDにサインしてもらった後、D.ラッセルと握手をするところ>

帰りの電車の中でも、感動の興奮はさめやらず、蓼科から東京まで出掛けて行って、聴いた甲斐がありました。

2010年11月9日火曜日

ランディと長門牧場で遊ぶ

今日は、昼になっても朝からあまり気温が上がらず、午後になったら雲が出てきて、白い雪がぱらぱら降り始めました。一旦雪はやみましたが、夕方またぱらぱら降っていました。これは今年の初雪です。


ところで、昨日(8日)は10月に続いてランディと長門牧場に遊びに行きました。


image from www.flickr.com     <立科町のカラマツの森、 向こうに見えるのは車山 2010年10月8日>


行く途中、女神湖に向かう少し手前のビーナスライン沿いからは、オレンジに紅葉したカラマツの森と、その向こうに車山高原が眺められました。

この日は月曜日でしたので長門牧場はがらがらだろうと思っていたら、意外と、小さな子供連れの家族や中高年の夫婦がそこそこ入っていました。

image from www.flickr.com
 <長門牧場で遊ぶランディ 2010年10月8日>


しかし、牧場の少し奥へ行くともう人はいませんでしたので、ランディのリードを放して、遊ばせてやりました。ここは天然の広々としたドッグランのようなものです。

 

草原でフリスビー遊びもしました。普段ですとランディは殆ど100%ダイレクトでフリスビーをキャッチできますが、この日は風が強くて、フリスビーの落ち方がいつもと違ったため、ランディはなかなかダイレクト・キャッチができませんでした。

しかし、広々した草原でのフリスビーは人間も犬も気持ちが良かったです。


image from www.flickr.com<フリスビーの後、草原で休憩するランディ@長門牧場> 

お昼は牧場の中の「レストラン・コリーヌ」で食べました。

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 <レストラン・コリーヌの釜@長門牧場>


「豚バラ肉の焼きカレードリア」、「ピザ・マルゲリータ」と「牧場のコロッケ」を一皿ずつ注文し、二人でシェアーしました。
image from www.flickr.com  「豚バラ肉の焼きカレードリア」は薪釜で焼き上げられ、バラ肉がたっぷり入っていて、なかなか美味しかったです(上の写真)。

薪釜で焼かれた 「ピザ・マルゲリータ」は柔らかめの生地の上に自家製チーズがたっぷり乗っていました(下の写真)。
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「牧場のコロッケ」はチーズの入ったジャガイモコロッケと肉入りコロッケでしたが、ホクホクした口当たりでした(下の写真)。
image from www.flickr.com 
観光地のレストランのため、味はたいしたことはないだろうと思って、いままでここで食べたことはありませんでしたが、予想外にどの料理も味は良かったです。
これなら又食べに来られます。

食後に「自家製デザートヨーグルト」を食べました(下の写真)。image from www.flickr.com 
生クリームを加えられたヨーグルトはクリーミーで気に入りましたので、帰りに土産に一瓶買って帰りました。


image from www.flickr.com
 <レストラン・コリーヌ内から見た長門牧場 2010年11月8日>


2010年11月4日木曜日

蓼科湖の紅葉



日、3日(水)も天気が良かったので、午後にランディと蓼科湖に散歩に行きました。
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 <蓼科湖と、向こう左に蓼科山、右に北横岳 2010年11月3日>


駐車場に車を置いて、蓼科湖畔(標高1,230m)を一周して、歩きました。

蓼科湖周辺は紅葉の見頃になっています。

image from www.flickr.com    <蓼科湖畔を散歩するランディ、向こうは北横岳 2010年11月3日>

蓼科湖畔のモミジは赤や黄色にきれいに色づいていました。

image from www.flickr.com    <蓼科湖畔のモミジ、向こうは車山 2010年11月3日14:26> 

その前夜、八ヶ岳の上の方には雪が降ったようで、山々は白く冠雪していました。

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 <蓼科湖と冠雪した八ヶ岳連峰 2010年11月3日14:45>

2010年11月2日火曜日

晩秋の蓼科高原



標高1,600mの我が家の庭のカラマツは毎日落葉し続けていて、庭に出ると、黄色い、細いカラマツの葉がパラパラと雨のように風に吹かれて頭上に舞い散ってきます。もう数日もしたら、庭の木々は幹と枝だけになってしまいそうです。

image from www.flickr.com    <蓼科高原と八子ヶ峰 2010年11月2日>

しかし、 いつもランディと歩く散歩道から下の方を眺めると、蓼科高原のカラマツの林はまだ黄金色です。

標高1,200m~1,300m辺りは紅葉が見頃のようです。

image from www.flickr.com <蓼科高原と蓼科山 2010年11月2日9:39>

今朝は気温がちょっと下がりましたので、朝、蓼科山は少し白く雪を冠っていました。

image from www.flickr.com <蓼科高原と、右上に車山 2010年11月2日9:42>

きれいに晴れていましたので、車山と車山高原のペンション村までよく見えました。

2010年11月1日月曜日

松澤結子ギターリサイタル@蔵シック館



昨日、10月31日(日)に松本市の中町・蔵シック館で行われた 松澤結子ギターリサイタル(『ギターの小箱』特別企画)を家内と聴きに行きました。


松澤結子(ゆいこ)さんは、私も参加した8月の蓼科高原ギターサマースクールに受講生として参加され、最終日の受講生発表会で最後に演奏された人です。その演奏が素晴らしかったので、私はびっくりしました。 聴いた後、同じ受講生のKさんに「この人はギターコンクールに出たら優勝するのではないかな?」と話したら、「今年の日本ギター連盟主催『ギター大好きみんな集まれギターコンペティション』青少年の部(16才~22才迄)で優勝した人だ」と言っていました。それを聞いて、私は納得しました。あとでネットで調べたら、彼女は第28回GLC学生ギターコンクール中学生の部第1位、第27回スペインギター音楽コンクール第4位など、コンクールでの優勝や上位入賞の経験が何回もありました。


その後、たまたま「アグアドの会」ホームページを見ていたら、コンサート・イベント情報に今回のコンサートの予定が書いてあり、ソロ・リサイタルなら彼女の演奏をたっぷり聴けるだろうと思って、聴きに行くことにしたものです。


image from www.flickr.com
 <松本市中町 2010年10月31日>


私は松本城には何回か行ったことがありますが、松本市の中心街を歩くのはこれが初めてでした。会場となる蔵シック館のある中町は呉服、塩、肴などの問屋や造り酒屋が昔から軒を連ねていたそうで、 今でも蔵など土蔵造りの建物がたくさん残っていて、お洒落な街でした。

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 <中町・蔵シック館 2010年10月31日>


蔵シック館の建物は明治21年に近所に建てられた造り酒屋の建物をここに移築し、平成8年にオープンしたものだそうです。太い、大きな柱や梁がむき出しになった、味のある建物です。
会場は2階の50席ほどのこじんまりとしたホールです。 

image from www.flickr.com
 <演奏前に調弦する松澤結子さん 2010年10月31日>


松澤さんはこの日が初めてのソロ・リサイタルだそうで、演奏合間のトークで、緊張して、指が硬くなっていると話していました。それでも、技術的に高度と思われる曲をずらりと揃え、弾きこなしていました。


彼女の華奢な、可愛らしい容姿から受ける印象とは違って、彼女の演奏は情熱がにじみ出てきて、時に情熱が溢れてきます。奥の深さと、広がりを感じさせる、美しい音色です。グラナドスやアルベニスの作品には彼女の良さが特によく出ているように私には感じられました。


松澤さんは桐朋学園芸術短大を卒業したばかりですが、これからが楽しみな演奏家だと思います。また機会があれば、いずれもう一度彼女のリサイタルを聴いてみたいと思わせてくれました。


<<演奏曲目>>
<第1部>
1.アンダンティーノ                      ソル作曲
2.プレリュード(BWV995より)                バッハ作曲
3.序奏とロンド                        アグアド作曲
<第2部>
4.タランテラ                          テデスコ作曲
5.「詩的ワルツ集」より、序奏、第1、3、4、8番     グラナドス作曲
6.マラゲーニャ                        アルベニス作曲
7.朱色の塔                          アルベニス作曲
<アンコール>
8.パスピエ (Passepied)                                  バカリーセ作曲 (Bacarisse) 
9.エチュード6番 「夢」                     ソル作曲

なお、アンコールの1曲目で弾いた「パスピエ」は超絶技巧を駆使する曲で、ナスシソ・イエペスが弾いていたそうです。YouTubeで探したら、イエペスの演奏がアップされていましたので、下に添付します。