2010年8月31日火曜日

蓼科高原ギター・サマースクール~第3日目/有志コンサート


第4回蓼科高原ギター・サマースクールの3日目、22日(日)は午前中の公開レッスンで、全講座が終了しました。

午後からは受講生有志によるコンサートが行われました。受講生の内、希望者が演奏するのですが、私を含めて14人が演奏しました。二重奏が1組あり、あとは全員ソロです。

この発表会は私が考える「あがりやすい3つの条件」をすべて揃えています。(私の記事、「演奏の時にあがるということ(その3) ~あがりやすい状況・条件」をご参照)。
つまり、
  (1)聴いているお客さんが多い時。特にギターについて詳しい人達、
     マニアックな人たちが多い場合は更にあがりやすい。
  (2)演奏席と客席との間隔が狭い時、近い時。
  (3)演奏席と客席が同じ高さにある時。つまり、ステージがない時。
私は5番目にF.タレガ(又は、タルレガ)作曲「前奏曲第11番」と、同「タンゴ」の2曲を弾きました(下の写真)。


相当緊張して、あがるだろうと覚悟をしていたとはいえ、矢張り、弾き始めると意識してしまい、指がうまく動かず、練習している時の3分の1位しか弾けませんでした。

しかし、発表会での他の人達の演奏を聴いていて、他の人達、上級者やセミプロ級の人まで、みんなある程度あがって、緊張しているのが分かりました。と言うのは、3日間の公開レッスンで、私は多くの受講者の人達のレッスンを見て、聴いていました。上級者であってもレッスンの時の演奏と比べると、発表会では少し硬くなって、練習の時ほど弾けてはいませんでした。しかし、実力のある人は緊張していても、それなりに音楽としてまとめられるのです。私のようにベストの状態で何とか弾けるという状況ですと、3分の1しか力が出せなかった場合には演奏がメタメタになってしまいます。ともかく、これからもっと練習するしかありません。

3日間を通じて、いろいろな講座を聴き、多くの人達の公開レッスンを見て、私としては面白く、大変充実していて、勉強になりました。

受講生にはギターを練習し始めて数年の人から、プロを目指すレベルの人までいましたが、ギターの進捗度合いとは関係なく、クラシックギターが好きだということでは皆共通し、年齢や男女の別にかかわらず、親しくお話しし、楽しくお酒を飲むことができました。趣味が共通するということは有り難いことだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿