全国的な異常な猛暑は9月に入ってもいまだ収まらない様ですが、蓼科高原でも平年よりも高い夏のような気温はまだ続いています。
それでも標高約1,600mのこの高原では朝、夕には時折、秋らしい空気が流れるようになってきました。
<散歩道に咲くトリカブト 2025年9月3日10:36>
今、山荘の周辺を散歩すると、あちこちにトリカブトが紫色の美しい花を咲かせています。
<林の中に咲くトリカブト 2025年9月3日10:42>
トリカブトは特に根には致死性の高い猛毒を持ち、更に花や葉、花粉にまで毒があるので注意が必要な植物です。
<散歩道のトリカブト 2025年9月3日10:49>
蓼科高原の増え過ぎた鹿たちは高原に自生する大概の草木を食べてしまいますが、さすがに猛毒のあるトリカブトだけは食べません。
<散歩道のトリカブト 2025年9月3日10:51>
この辺りの高原にはレンゲツツジも自生しており、数年前までは6月頃には朱色のきれいな花をたくさん咲かせていました。レンゲツツジも有毒成分を持ち、従来は鹿たちはレンゲツツジを食べるのは避けていたのです。
しかし、ここ数年、鹿の数が増え過ぎて、高原で食べる植物が足りなくなり、鹿たちはレンゲツツジの若木まで食べるようになってしまいました。
そのため、我が家の庭に自生していたレンゲツツジもここ1~2年で大方が食べられて、消えてしまいました。
この辺りの高原で咲き誇るのは、猛毒で、怪しげな美しさを持つトリカブトばかりになってしまいました。
<近所の空地と、向こうの蓼科山 2025年9月3日10:54>
ところで、散歩道や周辺の空地の草木は、9月に入ると流石に黄色っぽくなり、秋色になってきました。
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