2013年6月13日木曜日

東北旅行(4)/南三陸町

Our trip to the northeastern area of Honshu, Japan <4> / Minamisanriku-cho, Miyagi Pref.

東北旅行3日目の4月21日(日)は朝、盛岡を発って、遠野を経て、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼を通って、夕方、この日の宿泊予定地、南三陸町に着きました。

IMG_5173 南三陸町被災地 2013年4月21日17:51 by Poran111

南三陸町の市街地では被災した住宅は全て撤去され、一面は巨大な広場になり、撤去しにくい鉄筋コンクリートのビルがわずかに残っている程度でした。

IMG_5176 積み上げられた瓦礫@南三陸町 2013年4月21日17:53 by Poran111

広場の一角には瓦礫が積み上げられ、山になってまだ残っていました。

<東日本大震災被災状況>南三陸町 死者数         597人
                         行方不明者数      222人
                         合計           819人
                         家屋倒壊      3,143棟(全壊)


南三陸ホテル観洋の露天風呂「かもめ湯」 by Poran111

南三陸町の市外から2kmほど南にある南三陸ホテル観洋に6時頃着きました。
南三陸ホテル観洋は志津川湾に面した海岸沿いの断崖に立ち、10階建て客室数244と、この辺では大型のホテルです。東日本大震災の大津波はこのホテルの露天風呂のある2階まで襲いましたが、それより上の階は直接の破壊を免れました。大震災の際は周辺の避難民を受け入れたり、地域の復興の拠点として暫くは活用されたそうです。

ホテルに着いて、まず我々はその露天風呂に入りました。海に突き出たような感じで、志津川湾と太平洋を一望できる雄大な光景は、他ではちょっと味わえない気分の露天風呂でした(上の写真)。

IMG_5179 南三陸ホテル観洋の夕食 2013年4月21日19:16 by Poran111

このホテルのもう一つの魅力は海鮮料理です。夕食には食べきれないくらいの海の幸の料理が並びました。

IMG_5180 煮物・炊き合わせ 2013年4月21日19:23 by Poran111

IMG_5186 鮑踊り焼@南三陸ホテル観洋 2013年4月21日19:37 by Poran111

このホテルの名物の一品が「鮑の踊り焼」です。活きたままのアワビを陶板で焼き上げます。バターと絡められて焼かれたアワビを口の中に入れると磯の香りが広がりました。

IMG_5189 海鮮釜飯@南三陸ホテル観洋 2013年4月21日19:44 by Poran111

つみれ鍋@南三陸ホテル観洋 2013年4月21日19:45 by Poran111

このホテルの親会社、(株)阿部長商店は鮮魚仲買が本業で、これらの新鮮な魚介類はそこから毎日入荷するとの事です。

IMG_5199 南三陸復興酒「光に向かって」 2013年4月21日 by Poran111

このホテルの売店で南三陸復興酒「光に向かって」を売っていたので、部屋に戻ってこれをちびりちびり飲みました。

IMG_5203 朝日に輝く志津川湾/ホテルの部屋より 2013年4月22日05:14 by Poran111

私たちが泊まったのは最上階の10階ですが、ホテルの人からこの部屋から日の出が眺められると聞いたので、翌朝、5時頃一旦起きて、海の向こうから上ってくる日の出を見ました。志津川湾の静かな水面は朝日を受けて金色に輝き、神々しいくらいでした。
この穏やかな美しい海が、あの3月11日だけは恐ろしい怒り狂った海になるとは信じられない思いでした。自然の持つ美しさと恐ろしさの二面性をリアルに感じざるを得ません。

IMG_5208南三陸ホテル観洋 2013年4月21日08:34 by Poran111

雄大な眺望の露天風呂と新鮮な魚介類の料理を堪能し、その料金(一泊二食12,600円)を考えれば、機会があれば又来たいなと思うホテルでした。

さて、4月22日(月)朝は前日とは一転、晴れた良い天気になりました。
私たちは車で南三陸町を発って、松島に向かいました。

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