2014年8月20日水曜日

コンサート「リコーダー・アンサンブルの愉悦」

蓼科高原の各地の別荘地では、8月は別荘地内のホールや個人の別荘を使ってのホームコンサートなど、たくさんの色々なコンサートが行われています。それらの中で自分の好みのコンサートを選んで聴きに行くのは、私にとっては毎年夏の大きな楽しみです。

しかし、今年は7月下旬から雑用が続いて、全くコンサートを聴きに行くことができませんでした。そして、17日(日)にようやくこの夏、初めてコンサートを聴きに行くことができました。

<ハーモニーの家外観 2014年8月17日16:02>

聴きに行ったのは武藤哲也氏とアンサンブル東風による『リコーダー・アンサンブルの愉悦』と題するコンサートです。会場は蓼科高原三井の森別荘地内の「ハーモニーの家」です。

リコーダーのコンサートを聴きに行くのは初めてでしたので、興味津々でした。

<挨拶する武藤哲也氏 2014年8月17日15:08>

まず、第1部のプログラムは次の通りです。

第1部 イタリア・ルネッサンス <ポリフォニーの静謐>
1.オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594)作曲
   聖木曜日のための預言者エレミアの哀歌 第1曲
2.ジョバンニ・ダ・パレストリーナ(1525-1594)作曲
   5声の奉献唱集 第1部
     1)使徒らはステファノを
     2)使徒らはステファノを
3.ジョバンニ・マッテオ・アゾーラ(1532-1609)作曲
   死者のためのミサ曲(レクイエム)
     1)入祭唱  2)キリエ  3)アニュス・デイ  4)聖体拝領唱
4.アドリアーノ・バンキエリ(1568-1634)作曲
   マドリガーレ喜劇『四旬節最後の木曜日 夕べの饗宴』 Op.18
     1)導入としての当世風喜び
     2)可愛らしいナイチンゲールに寄せるマドリガーレ
     3)恋人達の仮面舞踏会
     4)動物達の対位法
5.クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)作曲
   3声のカンツォネッタ集
     1)地に花が咲き広がるように
     2)憎むべきあの面影
     3)さあ愛らしいカンツォネッタ
     4)仕えることの報いを望んだのに
     5)私の苦痛
6.カルロ・ジェズアルド(1560-1613)作曲
   マドリガーレ第6集(出版1611年)
     1)お前は泣いている、私のフィッリよ
     2)美しい人よ、心を持ち去るのなら

<リコーダーアンサンブル第1部 2014年8月17日15:56>

休憩を挟んで、第2部では演奏者の皆様は衣装を変えて、登場しました。プログラムは次の通り。

第2部 20世紀アメリカ <陽気なポリフォニーの魅力>
7.ジェームズ・ダンカン・キャリー(1950- )作曲
   リコーダー・アンサンブルの「フェアにて」
     お化け列車、 観覧車、 愛のトンネル、
8.ジェームズ・ダンカン・キャリー(1950- )作曲
   リコーダー・アンサンブルのための「カクテルズ」
     ミシシッピー・ミュール、 ブルーラグーン、 クォーターデック、 

<アンコール>
9. スティーブン・フォスター作曲   草競馬
10.作曲者不詳             アメージング・グレイス

<リコーダーアンサンブル第2部 2014年8月17日16:24>

第1部では、ルネッサンスの教会音楽の雰囲気が良く伝わって来ました。
第2部はガラッと変わって、現代の作曲家による、リコーダー・オリジナル曲で、明るいトーンです。

私はリコーダーのコンサートを聴くのは初めてでしたが、高音用の小さな縦笛から、低音用の人間の背よりも大きなものまであり、楽器自体も興味深いものでした。

リコーダーの音色は木造のホールに良く響き、心地良いひと時を過ごすことができました。

2 件のコメント:

  1. 素敵な記事とお写真を、どうもありがとうございました。(*^_^*)

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    1. 武藤さん、コメントをありがとうございます。「アンサンブルの愉悦」のコンサートを楽しませていただきました。また、機会が合えば、今度は武藤さんのソロのリサイタルを聴いてみたいと思っています。

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