2010年7月20日火曜日

献上寒晒しそば


今日は、幻のそばと言われ、7月のわずか3週間の間しか食べることができない「献上寒晒しそば」を家内と食べに行きました。場所はビーナスライン沿い、蓼科湖のちょっと上にある「そば庄 蓼科高原店 」です


 「献上寒晒しそば」(かんざらしそば)は江戸時代に諏訪の高島藩と高速藩だけが夏の土用に「暑中寒晒しそば」として将軍家に献上していたもので、かなりの高級品だったそうです。


「寒晒しそば」は、秋に収穫した玄そばを「大寒」の時期に清流に浸し、引き上げて「立春」の時期に寒風に晒し、緩慢・凍結・乾燥を燥り返し、その後、夏まで土蔵に保存した特別なそばです。諏訪地域の「凍み」を利用した伝統的な加工食品だったのですが、技術、製法が明治時代に途絶めえため幻となっていました。それを茅野市内の地元の農家、製粉企業、そば店が一体となり最近復活させた手打ち十割そばです。


image from www.flickr.com              寒晒しそば@そば庄

10割そばだと麺が普通ボソボソした感じになりますが、「寒晒しそば」はそういうことはなく、ちょっともちもちした感じで、美味しかったです。値段は一人前1,600円で、この辺りの盛そばの2倍位ですが、わずか3週間の期間しか食べることができないと思うとそれだけの価値があるような気がしました。
image from www.flickr.com               献上寒晒しそば祭チラシ 2010年7月

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