2011年7月10日日曜日

柴田杏里コンサート in しなの家

昨晩は、女神湖近くのペンション「しなの家」で行われた「柴田杏里ギター・コンサート」を聴きに行きました。

曲の説明をする柴田杏里氏 2011.7.9 by Poran111
「しなの家」では年に4回ほどプロギタリストを招いての泊まり込みのコンサートを開いています。柴田杏里氏はそこでの常連ギタリストの一人です。
柴田氏は1951年生れで、高校を卒業すると同時にスペインに留学し、第12回F.ターレガ国際ギターコンクールに日本人として初めての第1位入賞を果たすなど、実力派のギタリストですが、私は彼の演奏を聴くのは初めてでした。


しなの家でのコンサートは1泊2食付きの泊まり込みで聴くのが本来なのですが、今回私は都合で泊まりができなかったので、特別にコンサートだけ聴かせていただきました。


この日の演奏曲目は下記の通りでした。1.~3.はスペインに因む曲、4.と6.は古典、5.~7.は中南米の曲で、その内、6.と7.はショーロ。最後はビートルズと、幅広いジャンルでした。

柴田氏は流石と思わせる高度で安定したテクニックを見せ、バリバリのクラシックの大曲で、難曲でもある「シャコンヌ」を弾く一方、最後にはビートルズのナンバーで締めくくりました。


ビートルズ・ナンバーは曲名は忘れましたが、ギター1本で、まるで4人のバンドが弾いていると思わせるような表現力でした。柴田氏は14才の頃ビートルズに憧れ、エレキギターを独学で始めたのがクラシックギターの道に入るきっかけだったそうで、今年還暦になった彼にとっては相応しい締めくくりだったのかもしれません。


これだけの幅広いジャンルを弾きこなすには、独特の優れた音楽センスがなければできないことだろうと私には思われました。


<演奏曲目>
1. A.バリオス作曲      「グラナダの花」
2. E.サインス・デ・ラ・マーサ作曲  「ロートレックス賛歌」
3. E.ハルフテル作曲     「ハバネラ」
4. アントン・ディアべり作曲 「ソナタイ長調より 第1楽章アレグロ及び第4楽章ロンド」
5. M.ロドリゲス作曲     「ラ・クンパルシータ」
6.   ?  作曲        「ガロート」
7. ガロート作曲        「デスヴァイラーダ」
8. J.S.バッハ作曲      「シャコンヌ」 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より
9・ ビートルズのナンバー (曲名は忘れました。)

(プログラムが用意されていなかったため、作曲者名など聴き落とした部分があります。)

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