私は学生時代から40数年にわたって日本経済新聞を愛読しています。
しかし、2年前に退職してからは、不定期に東京の家にいたり、蓼科にいたりするため、その後、新聞の定期購読・配達をやめてしまいました。毎朝自分で新聞を買いに行きますが、東京では近くにコンビニがいくつもあるため不便はありません。山荘にいる時には別荘地内の売店まで買いに行きますが、売店までは5.2kmあります。計算してみると、往復の車のガソリン代だけでもばかになりません。
そこで、定期購読・配達を依頼しようと、先日、日経新聞購読センターに電話しました。標高1,600mの山の中にある山荘にまで果たして配達してくれるのかなあ、と思いましたが、「どこでも配達します」との返答でした。
電話した翌々日から、山荘の郵便受けには朝配達された日経新聞がしっかり入っていました。ずっと配達するということは、真冬に厚い雪が山の道路を覆い、凍りつくようになっても配達してくれるということですから、 なんか感謝したいくらいです。
山荘の郵便受け 2009.4.18, a photo by Poran111 on Flickr.
今、私の山荘にはケーブル・テレビが引いてありますから、デジタルも含め一通りのチャネルを見ることができます。またケーブル・テレビ回線を使ったブロードバンドのインターネットを使用しています。
インターネットのおかげで、山にいても買い物にあまり不便は感じません。この山荘で今使っている42インチプラズマテレビ、プリンター、スキャナー、それに製パン器などの家電製品も価格.comやムラウチドットコムで安いものを探して、ネット通販で購入したものです。家内の化粧品までネット通販です。大きな商品からクール便まで都内にいるのと殆ど変わらない料金とスピードでこの山の中まで配送してくれます。
先日は、欲しい本をAmazon.co.jpで探したところ、定価1,300円の本が中古で100円で売りに出ていました。送料は340円掛かりましたが、それでも安いので購入申し込みしました。2、3日の内に送られてきた本は殆ど新品同様でした。これだと、わざわざ本屋まで行って本を定価で買う必要はあまりありません。
情報面では蓼科にいても今は全く不便はありません。
山の中のような地理的に不便な所ほど、インターネットの進歩・普及の恩恵、効用は大きいと感じています。
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