6月1日(金)午後はマドリッド市内で昼食後、北西約95kmにあるセゴビアにバスで向かいました。1時間ちょっとで、巨大な水道橋を見上げるセゴビアのアソゲホ広場に到着しました。
セゴビアの水道橋は紀元1世紀頃にローマ人によって建造され、全長は728m、このアソゲホ広場前が最も高く、約29mに達します。
ポン・デュ・ガールの水道橋は3段アーチ形ですが、セゴビアのは2段アーチです。技術的なことは分かりませんが、川の上に架かる橋と市街地に架かる橋の違いがあるのかもしれません。
いずれにしても、2000年くらい前にこんな巨大な水道橋がフランスとスペインに建設されていたということは、当時のローマ人の土木技術の凄さはさることながら、ローマ帝国の政治的、経済的力の強さがなければできないことだと思われます。
その後セゴビアの旧市街を歩きました。
旧市街の中央、マヨール広場の前にはカテドラルがあります。セゴビアのカテドラルは、一旦破壊されたものを、カルロス1世によって再建され、1577年に完成したもの。繊細で優雅な雰囲気を持つ、後期ゴシック様式です。
更に歩いて、旧市街の西端にあるアルカサルに行きました。
セゴビアのアルカサルは二つの川が合流する地点にそびえる岩山の上に建ちます。13世紀頃から歴代の王によって増改築が繰り返されて出来上がり、王家の居城だった城です。
1474年にはイサベル女王の即位式が行われ、1570年にはフェリペ2世の結婚式もここで行われました。
その優雅な外観から、ディズニー映画『白雪姫』のお城のモデルになったと言われます。
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