2012年7月7日土曜日

スペイン旅行振り返り(5):トレド、コンスエグラ

6月2日(土)午前中、アランフェスを見た後、バスはそこから45kmほど離れたトレドに向かいました。

アランフェスからトレドへ行く途中の畑 by Poran111

スペインは市街地を少し離れると、もう畑や草原が広がります。

新アルカンタラ橋とアルカサル 2012年6月2日 by Poran111

トレドは三方を、アランフェスから流れ続くタホ川に囲まれています。

トレド旧市街遠望 2012年6月2日 by Poran111

ローマ時代には一城塞都市だったトレドは560年に西ゴート王国の首都となり、1561年に首都がマドリッドに移るまで、政治・経済の重要な拠点として繁栄しました。
その間、711年から約400年にわたってイスラム教徒の支配下におかれました。また、この地の経済をユダヤ人が握っていたため、トレドの文化はキリスト、イスラム、ユダヤの3つの文化が融合して形作られています。

ソコドベール広場とサンタ・クルス美術館 2012年6月2日 by Poran111

ソコドベール広場の一帯はカフェやバルで賑わい、トレド旧市街の中心になっています(上の写真)。

トレド旧市街の通りに入る 2012年6月2日 by Poran111

トレドの町は迷路のように細かい道が入り組んでいます。

トレドのカテドラル外観 2012年6月2日 by Poran111

トレド旧市街の中心にあるカテドラル(大聖堂)はスペインのキリスト教首座大司教座であり、スペイン・カトリックの総本山です。1227年に着工、1493年に完成し、フランス・ゴシック様式を基調にしています。

カテドラルの祭壇@トレド 2012年6月2日 by Poran111

旧市街の東側の高台には四角形のアルカサル(要塞)が建っています。これは11世に、レコンキスタの流れの中でトレドを征服したアルフォンソ6世がここに要塞を築いたのが始まりで、16世紀に今の原型ができました。

アルカサル@トレド 2012年6月2日 by Poran111

ここはスペインの古都、日本でいえば京都のような位置づけかもしれません。

トレド旧市街の通り 2012年6月2日 by Poran111

その後、旧市街の外側にあるHotel Beatrizに着きました。近代的な設備の、大きなホテルでした。この日の夕食はこのホテル内のレストランで食べました。


トレドのHotel Beatriz 2012年6月3日 by Poran111

翌日、6月3日(日)朝にトレドのホテルを発ち、約65km先のラ・マンチャ地方に向かいました。


風車と畑 2012年6月3日 by Poran111

ラ・マンチャ地方は、ご存じ『ドン・キホーテ』の舞台となった所。ブドウ畑の広がる平原の中の小高い丘の上には10基ほどの風車とアラブの古城が建っていました。


コンスエグラの風車 2012年6月3日 by Poran111

コンスエグラ(Consuegra)はこの丘の麓にある人口8,000人ほどの小さな町です。


コンスエグラの街 2012年6月3日 by Poran111


丘の上からは、コンスエグラの町の他、大平原が360度のパノラマで眺められました。

この後は、バスは更に南に280kmほど離れたコルドバに向かいます。

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