佃・月島・他
久し振りに東京の家に戻ってきて、ようやく晴れたので、11月13日(木)は家内と下町の佃・月島に行ってみました。
私は大学に入る時に静岡から東京に出て来て以来40余年になりますが、今まで築地にはよく行きましたが、佃・月島には行ったことがありませんでした。
中央線、東京メトロ南北線・有楽町線を乗り継いで、11時半頃月島駅に着きました。そこから歩いて、住吉神社方向に行きました。
佃は、天正18年(1590年)徳川家康が関東に下降の際、摂津国佃村(大阪)から漁民33人を呼び寄せ、鉄砲州向干潟を埋め立てさせ佃島と命名し住まわせたことに始まるそうです。この佃を社地とする住吉神社は、正保3年(1646年)に住吉大社の分神霊を奉遷祭祀し建立されたそうです。
住吉神社の例大祭(佃祭り)は江戸幕府に許可された由緒ある祭りで、3年に1度行われています。祭に使われる高さ20米にも及ぶ6基の大幟の柱や抱木(だき)は、空気に触れて木が腐ってしまわないように、祭が終わると3年の間、潮水の川底に埋められています(上の写真)。
お昼には月島西仲通り商店街に行って、もんじゃを食べました。 前もって「アスクユー・レストランガイド」で評判の良さそうな店を調べました。月島のもんじゃの店は夜しかやっていないところが多いので、昼も開いている店で評価の高かった「つきしま小町」に入りました。
小さな店で、いかにも下町の店という感じでした。
「豚もんじゃ」と「小町もんじゃ(海鮮MIX)」を注文しました。
食べるのは初めてだと言うと、店の主人が作って見せて、やり方を教えてくれました。
豚もんじゃも海鮮MIXもキャベツがたくさん入っていて、美味しかったです。納得しました。
佃・月島の下町の風情も、今は林立する高層マンションに囲まれて、新しい光景を作り出しています。
月島のあとは、大江戸線に乗って、両国駅前にある江戸東京博物館に行きました。ここで家内が見たいと言っていた特別展「ボストン美術館・浮世絵名品展」 を見ました。
ボストン美術館には5万点にのぼる浮世絵版画と、多くの版本・肉筆画が収蔵されているそうですが、その中から159点が厳選され、展示されています。
美術には疎い私でも見ごたえがあり、楽しめました。ただ、平日なのに、人気があるようで随分と混んでいました。
そのあと、四谷と新宿に寄り、夕方下北沢に行きました。下北沢には私の郷里の味、静岡おでんの店があると聞いていたので、一度行ってみようと思っていたのです。 その店、「しずおか屋」は下北沢駅南口から歩いて3分のところにありました。
静岡おでんの特徴としては、牛スジを煮込んでだしを取り、醤油味で、汁をかえずに煮込み続けるため、汁の色がどす黒くなります。
ここのおでんの味はまあまあでした。しかし、私の好みで言えば、もう少し醤油味を強くして、いろんなだしを効かせた方が良いと思いました。
渋谷にも静岡おでんの店があると聞いていますので、今度はそちらにも行ってみようと思います。
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