2016年2月11日木曜日

キューバ旅行振り返り(2)~ハバナ(午後)

1月25日(月)午後はレストラン「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」(La Bodeguita del Medio)で昼食をとった後、世界遺産であるハバナ旧市街と要塞を回りました。

<ハバナ大聖堂 2016年1月25日>

まず、1704年建立の、キューバ風バロックスタイルのカテドラル(大聖堂)を見ました。(このカテドラルについては別途、別の記事にて記載します。)

<ホテル・アンボス・ムンドス@オビスポ通り 2016年1月25日>

そして、オビスポ通りに行くと、ホテル・アンボス・ムンドスがあります。文豪、アーネスト・ヘミングウェイがフィンカ・ビヒア邸を購入する以前に長期滞在していたホテルです。

<市立博物館(旧総督官邸) 2016年1月25日>

近くのアルマス広場前の市立博物館は、1791年から1898年まではスペイン総督官邸として、1902年から1920年までは大統領官邸として、その後1958年までは市庁舎として使われていた建物。1776年に建てられた、スペイン・コロニアル風の外観です。

<アルマス広場とカルロス・マヌエル・デ・セスペデス像 2016年1月25日>

アルマス広場に立つ像のカルロス・マヌエル・デ・セスペデスは1868年に勃発したスペインからのキューバ第一次独立戦争の火付け役となり、独立運動のリーダーとして活躍した人物です。

<アルマス広場横に停まるクラシックカー 2016年1月25日>

キューバの観光地では、どこでもたくさんのクラシックカーのタクシーが並んで、客待ちしていました。

<第1ゲバラ邸宅(左)と白いキリスト像 2016年1月25日>

アルマス広場からは、運河の向こう側に第1ゲバラ邸宅が見えます。これは1959年の革命政権樹立後、国立銀行総裁や工業相などの要職に就いた、チェ・ゲバラの第1邸宅だった建物です。

<モロ要塞 2016年1月25日>

その後、観光バスに乗り、運河の下を横断する海底トンネルを通って、旧市街から対岸に渡り、モロ要塞に行きました。

<モロ要塞から見るハバナ新市街 2016年1月25日>

モロ要塞は16世紀後半に建築され、かつては対岸のプンタ要塞との間に太い鎖が渡され、ハバナ港に通じる運河を行き来する船を管理していたそうです。

<旧市街の通り 2016年1月25日>

そして、再び旧市街をバスで走りました。

<ハバナ旧市街と自転車タクシー 2016年1月25日>

ハバナ市内には次の4種類のタクシーが走っています。

①クラシックカーのタクシー・・・・・観光用としても人気です。
②最近の乗用車のタクシー・・・・・大部分は中国製、韓国製、及びロシア製です。
③ココタクシー・・・・・黄色い、自動三輪車、日本のかつてのダイハツ・ミゼットのような感じ。
④自転車タクシー・・・・・上の写真に写っている三輪自転車。

これらはどれもが市民の足として使われています。ハバナ市内では時代を超越したような乗り物が同時に走っていて、これはちょっと不思議な光景です。

<ピエハ広場近くの17世紀のコロニアルな建物 2016年1月25日>

旧市街のピエハ広場の周りには高い天井と木のベランダが特徴の17世紀のコロニアルな建物がたくさん建っています。

<旧国会議事堂(カピトリオ) 2016年1月25日>

旧国会議事堂(カピトリオ)は1929年に、アメリカの国会議事堂をモデルにして建築されたもので、幅208m、高さ98mの4階建て、大理石をふんだんに使用した立派な建物です。

<ガルシア・ロルカ劇場 2016年1月25日>

ガルシア・ロルカ劇場は1838年に建てられた、キューバ・クラシックバレーの本部。キューバ国立オペラ団や国立バレエ団の公演が開催されるとのこと。

<ハバナ旧市街とクラシックカー 2016年1月25日>

旧市街を走るお洒落な色のクラシック・オープンカーの様子は、まるで古い映画の一場面を見ているようです。


<内務省の壁のゲバラ肖像 2016年1月25日>

それから、新市街の中心である革命広場に行きました。メーデーなどの国家評議会議長の演説の場として知られ、多い時には数十万の人が広場を埋め尽くすそうです。
広場に面した内務省のビルの壁にはゲバラの大きな肖像が付いています。

<情報通信省のカミーロ・シエンフエゴス肖像 2016年1月25日>

その隣の情報通信省のビルの壁にはカミーロ・シエンフエゴスの肖像が付いています。シエンフエゴスはキューバ革命でカストロ、ゲバラらと重要な役目を果たしましたが、革命後に乗っていたセスナの墜落事故で死亡しました。

<旧市街の古い建物 2016年1月25日>

旧市街の世界遺産の対象になっている建物は当然ながらきれいに管理されています。しかし、旧市街でもちょっと脇道に入ったり、裏通りの方には、上の写真のように、古く、ぼろくなったままの建物がたくさん見えました。この写真の建物はまだ良い方で、ガラスが割れたままで、今にも崩れ落ちそうな古い建物もありました。キューバは経済的には貧しく、経済封鎖の影響で物資が十分に入ってこないため、修理、修復は思うようにできないようです。

ただし、ぼろくなった建物の多い通りでも、ハバナの場合は特にゴミが散らばっているわけではなく、きたないことはありません。フランス、パリのゴミだらけの通りと比べたら、ハバナの方がよほどクリーンです。

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