パリには全部で6泊しましたが、気の利いたレストランで夕食を食べたのは2回だけでした。あとは大体カフェで食べていました。
6月30日(月)は午後The American Church in Parisで長男の結婚式がありました。新郎・新婦とも日本で仕事をする日本人なのですが、なにか思い出に残る結婚式をしたいと考えたようで、パリに行って結婚式を挙げたものです。
The American Church はセーヌ川沿いにある、ステンドグラスの綺麗な教会でした。思ったよりも雰囲気の良い教会で、式が無事終わってみて、親としてはフランスまで来て結婚式を挙げた意味はあったなぁ、と感じました。
その日の晩は結婚式への参列者全員12人で、レストランLa Fermette Marbeufで夕食会を行いました。La Fermette Marbeufはシャンゼリゼ大通りからアルマ橋の方に少し入った所にある、アールヌーボーの装飾が奇麗なレストランでした。
La Fermette Marbeuでは、私はメインにビーフのタルタルステーキを食べました。美味しくて、ボリュームたっぷりでした。
デザートにはシャーベットを食べましたが、3種類のシャーベットが出て、日本で言ったらファミリー・サイズでした。
7月5日(土)には、カルチェ・ラタンのすぐ西、サンジェルマン・デ・プレにあるレストランLe Petit Zincに行って、夕食を食べました。Le Petit Zincは、去年イタリア・ツアー旅行に行った時にご一緒だったMさんから紹介いただいたものです。Mさんのお嬢さんは結婚してフランス在住ですが、パリに住んでいた時にお気に入りの店だったそうです。Le Petit Zincはかなりの席数のある、アールヌーボー調の洒落たレストランです。夜9時頃になったら殆ど満席で、地元では人気のある店であることが窺えました。
私は前菜では野菜のテリーヌ(上の写真)を、メインではここでもタルタルステーキを食べました。
上の写真は家内の食べたメイン。鴨かアヒルだったと思います。このレストランは前菜もメインもどれも美味しく、フランス料理を堪能できました。
上の二つのレストラン以外は、パリ滞在中はほとんどCafeで食事をしていました。カフェの食事はメニューもいろいろあり、ヴォリュームもあって、十分おいしかったです。我々が滞在したモンパルナスは、20世紀前半には世界中から大勢の作家や芸術家が集まった場所というだけあり、適度な賑わいがあって、落ち着いていて、比較的きれいなエリアでした。モンパルナスには芸術家達が通ったという伝統のあるカフェが今でもいくつも営業しています。
我々が泊まったモンパルナスのHotel Odessaの建物の1階にはCafe Odessa(上の写真)があり、6月29日(日)の夜食と30日(月)の朝食はここで食べました。
7月4日(金)の朝食はカフェ・ロトンドLa Rotonde(上の写真)で食べました。La Rotondeのある建物の上階でボーヴォワールは生まれたそうです。ここの朝食もおいしかったです。
ここでは私はシーフードを食べました。サーモンと白身魚でしたが、美味しかったです。
パリ最後の晩である7月6日(日)には再びモンパルナスのカフェで食べました。この晩はル・ドームLe Domeです。ル・ドームは1905年開店で、亡命中のレーニンがよく来ていて、画家ではモジリアーニやピカソが常連だったそうです。
この店は魚介料理が評判だそうですが、我々夫婦はパリのヴォリュームのある食事に食べ疲れていたため、二人ともサンドイッチを食べました。
しかし、フランスのサンドイッチは上の写真の通り大きくて、これだけで十分おなかが一杯になります。また、味もいいです。