7月2日(水)朝、モン・サン・ミッシェル9:30発の路線バスに乗り、レンヌ駅に着き、レンヌ駅発11:05の特急TGVに乗りました。
ル・マン駅でTGVを降り、在来線terに乗り換え、13:40にトゥール駅に到着しました。駅から歩いて7、8分の予約してあったホテル・ヴァンドームVendomeにチェックインしました。
チェックイン後、早速トゥール市内の見物に出掛けました。近くのパン屋でサンドイッチを買って、食べた後、サン・ガシアン大聖堂、旧市街などを歩いて見て回りました。トゥールは落ち着いた、静かな町で、見どころもあり、我々の最も気に入った町の一つです。
晩は家内はあまり食欲がないから、買ってきたパンをホテルの部屋で食べればいいと言うので、次男と私の二人が外に食べに行くことになりました。
「地球の歩き方」に載っていた、旧市街にある「フゥアース」が名物の昔ながらのビストロという「コム・オートルフェ」Comme AutreFouee に行ってみました。
フゥアース(Fouace)はpita bread(パン種の入らない平たい中近東のパン)の一種で、 客の注文が入ってから店の窯で焼きます。
この辺の農民は昔からこのフゥアースを地元の産物と一緒に食べたのだそうです。当然、このフゥアースのコース料理を注文しましたが、一人€16と割安です。
オニオンとベーコンのタルトの前菜を食べた後、店の窯で焼かれたパン(フゥアース)が出てきました。パンはギュッと詰まった感じで、焼き立てで熱いくらいで、美味しいです。
塩入りバター、豚肉のミンチ、白インゲンと山羊のチーズの煮込み、野菜が続いて出てきました。
このビストロは家族で経営しているようで、店の娘さんが来て、食べ方をフランス語でいろいろ説明してくれました。しかし、私も息子もフランス語が分からないので、具体的なことが分かりません。仕方がないので、テキトウにフゥアースをちぎって、おかずを乗っけて食べました。
暫くすると、地元の人達と思われる若者男女7、8人のグループが入ってきて、同じものを注文して食べ始めました。見ていると、彼らはフゥアースをナイフで半分に切って、その間におかずを、ハンバーガーのように挟んで食べました。ああ、あのように食べるのか、と漸く分りましたが、その時は我々は食べ終わって、もうデザートに入っていました。
食べ方はちょっと違っていても、美味しかったです。
ホテル・ヴァンドームVendomeは静かな住宅街の中にある部屋数11の小さなホテルでした。我々がフランスで泊まったホテルの中では一番cost performanceが良いと思いました。
このホテルの朝食は、オーナーの自分の家庭と同じようなものを出してくれる感じで、ジュース、パン、コーヒー共においしかったです。
7月3日(木)は、日本からネットで予約してあったトゥレーヌ・エヴァジオン社Touraine Evasionのロワール河岸古城巡りミニバン一日ツアーに参加しました。
トゥール駅前を9:30に出発し、下の写真の順番に、シュノンソー城Chenonceau→アンボワーズ城Amboise→シャンボール城Chambord→シュヴェルニー城Chevernyの4つを見学しました。また、途中、車窓からショーモン・シュル・ロワール城とブロワ城を見ました。
ミニバンの運転手から車中で簡単な英語での説明はありました。午前の部の乗客は我々3人の他に、日本人の若者男女一人ずつと韓国人の若い男性一人、それに韓国人の母娘二人でした。
午後の部の乗客は一部入れ替わって、我々の他には、午前と同じ日本人の若者男性一人と韓国人の母娘二人、それにオーストラリア人の母娘二人が加わりました。
ロワール河岸の古城は、ヴェルサイユ宮殿やパリの観光地のようにごちゃごちゃしておらず、また、それほど俗化していません。それぞれの城にはフランスの歴史が感じられ、また、それぞれの個性があり、ここは一日かけて回って良かったと思いました。
ミニバンは予定通り夕方7時頃トゥール駅に戻りました。
その日の晩は、泊っているホテルのオーナーの奥さんに、この町のいいレストランを紹介してもらっていましたので、そこに食べに行きました。トゥールの旧市街に続くColbert通りにある、La Rucheという小さなレストランでした。
前菜のあとのメインには私と次男はcanette(小鴨)のフィレを食べました
家内は、この地の名産物である、ロワール川で獲れたsandre(スズキの一種)のフィレを食べました。
ここの料理は前菜もメインも美味しかったです。
トゥールのレストランやビストロの値段はパリと比べて半分近い安さでした。
翌日、7月4日(金)朝7:58トゥール駅発の特急TGVに乗り、1時間10分でパリに戻りました。
(我が家の次男は今回約1週間、我々親と一緒にフランスを旅行しましたが、翌々日、5日(土)にパリ・シャルルドゴール空港発のエールフランス便に乗り、仕事があるため一足先に帰国しました。)