2008年8月5日火曜日

フランス旅行振り返り/モン・サン・ミッシェル



7月1日(火)朝9:05、パリ・モンパルナス駅発の特急TGVに乗り、11:08にレンヌ駅に着きました。


レンヌ駅からはクーリエ・ブルトン社の定期路線バスに乗り、1時ちょっと前にほぼ予定通りにモン・サン・ミッシェルに着きました。モン・サン・ミッシェル往きのバスは普通の路線バスなのに、乗客の大半は日本人でした。




バスを降りて、島内のGrande Rue(大通り)を5分くらい歩き、予約してあったホテル、ル・ムートン・ブランLe Mouton Blancにチェックインしました。





昼食には、日本の旅行ガイドブックには必ず載っている、島名物オムレツの元祖と言われるレストラン、ラ・メール・プラール La Mere Poulard に行ってみました。




ここのオムレツの値段は、単品で約€40、前菜・デザートなどの付いたコースで€45です。オムレツ料理が約7,650円(=€45×170円)というのは考えてしまいましたが、これも観光記念だし、我々夫婦が生きている内にここに来ることは二度とないだろうと思い、オムレツ・コースを食べることにしました。


こんなにフワフワして柔らかいオムレツは他にはないし、美味しいことは美味しかったです。しかし、これがこの値段の価値があるかと言えば、それはその人の考え方次第でしょうね・・・。 

一泊したホテル・ル・ムートン・ブランLe Mouton Blancは14世紀の建物で、その頃から営業している老舗だそうです。ただ、小さなホテルで、3階建なのにエレベーターはありません。しかし、いかにもモン・サン・ミッシェルという感じで、味がありました。



ここでは夕食&朝食付きのhalf-board で予約してありましたので、夕食はこのホテル併設のレストラン(上の写真の建物の右側)で食べました。夕食はコース料理で、メニューの中から好きなものを選べます。


まず、ドリンクにはこの地の名物だと言う、リンゴのビールなるシードルCidreを飲んでみました(上の写真)。これはもう一度飲みたいというものではありませんでした。




前菜にはこの地の名産品である、ムール貝のノルマンディー風を食べました。美味しかったですが、日本だったらこれだけでメインという位の量がありました。




モン・サン・ミッシェルの対岸では羊が放牧されていて、帰りのバスからも羊の群れを眺めることができました。メインは、その特産品の子羊のローストを注文しました。しかし、私はこの子羊のローストとその後のデザートは全く食べていないのです。残念!


というのは、前菜のムール貝を平らげたところで、急に体調が悪くなり、気分が悪くなって、椅子に座っているのもつらくなりました。それで、次男と家内をレストランに残して、私だけホテルの部屋に帰って、持ってきていた胃薬を飲んで、そのまま朝までぐっすり眠ってしまいました。翌朝になったら、食欲も戻り、普通に旅行が続けられるようになりました。どうも、この時はそれまでの疲れが出たようでした。




モンサンミッシェルでは、午後遅くなると潮が満ち始め、5時過ぎには早い川を流れる水のように海水がどんどん島と陸を目指して流れ込んできました。海水の迫ってくる様子はなかなか迫力がありました。上の写真は着いた日の5時半頃、海水が満ちてくる様子を眺める島内の観光客ですが、私もこの中にいました。


(フランスの美術関係に興味のおありの方はこちらをご覧下さい。charanのブログ)